二刀流時のWhirlwindの挙動についてはバージョンアップに伴う変更もあり、あまり正確な情報が無かったため自前で調査しました。
調査は1.13dクライアントで行いました。*1
D2XにおけるWhirlwindの攻撃処理
D2XのWWの攻撃処理は以下のように実装されている。
WWの開始フレームを1フレーム目とすると、この処理は4フレーム目に初めて実行され、それ以降は処理内で決定されたフレームで実行される。
また、「現在の武器」は速度判定に使用される武器で、WW開始時は右手武器となっている。
1. このフレームの攻撃回数と次の攻撃フレームを決定する。
1-A. 最初の攻撃処理の場合は攻撃回数は1回、次の攻撃フレームは現在の武器によらず4フレーム後とし2へ移行。
1-B. そうでない場合は攻撃回数は武器の数とし*2、次の攻撃フレームは現在の武器の速度によって決まる。
2. 周囲の敵を捜索する。*3
2-A. 敵がいなければ攻撃回数を0にし3へ移行。
2-B. 敵がいれば現在の武器で攻撃し攻撃回数を1減らす。
3. 現在の武器を持ち替える。*4
4. 攻撃回数が1以上なら2へ戻る。
以上から分かることは
- 4フレーム目と8フレーム目では武器によらず攻撃判定が実行される。
- 二刀流の場合は攻撃範囲内の敵が1体であっても左右の武器で1回ずつ、計2回攻撃が実行される。
- 最初の攻撃判定(4フレーム目)は敵の有無によらず武器を持ち替えるため、2回目の攻撃判定(8フレーム目)では現在の武器は必ず左手武器となる。
- 2回目とそれ以降の攻撃判定では周囲に敵がいれば2回武器を持ち替えるため、速度判定に用いられる武器は変わらないが、敵がいない場合は武器を持ち替えてしまう。
よって右手に遅い武器+左手に速い武器の構成でWWをする場合は2回目とそれ以降の攻撃フレームで常に敵の近くに居ることで速度判定に使用される武器を常に左手武器にすることができる。
参照
https://www.theamazonbasin.com/wiki/index.php?title=Whirlwind