DQ5(リメイク版)
【ラインハット】の【名産品】。
【ヘンリー】と【マリア】の結婚式の記念品。
【ルーラ】修得後(ヘンリーとマリアの結婚後)に、ラインハットのヘンリーを訪ねるともらえる。
オルゴールの上にでっかい二人の人形がついており、音楽を鳴らすとその人形も動くというからくりオルゴール。
【こうはくまんじゅう】も一応夫婦をモチーフにしているが、この世界のこの時代は新郎新婦をモチーフにした引き出物が流行なのだろうか。しかし【名産博物館】で閲覧できる解説によると「ちょっとはずかしいオルゴール」とのことなので、やはり一般的ではないらしい。ラインハットと【サラボナ】の住民のセンスが他国よりズレているだけなのかも知れない(なお、ラインハットと同じ大陸出身であるビアンカは「ステキな記念品ね。それにくらべて私たちの記念品っていったい…」とルドマンのセンスを訝しむような感想をもらしている)。
しかも王族とはいえかなり金の掛かった引き出物でもある。親友にしてラインハットの救い主でもある主人公に渡すために特別に作らせたのならまだわかるが、参列者全員に配っていたのなら財政はどうなるんだろうか。
本来は豪華な宝石をはめ込む予定だったらしいが、腕の立つ宝石職人が見つからず、台座部分に宝石を埋め込む穴が開いたままになっている。そこに【せいなるほうせき】をはめ込むことで完成品になり、低かった名産品レベルは全体で2番目の高さに跳ね上がる。
サンチョも会話で漏らすが、かつて戦争をした【サンタローズ】とラインハットの名産品が一つになるというのは、2つの町の明るい未来を象徴していると言えるだろう。
なお、この記念品を貰うイベントではヘンリーから「子分のしるし」の入っていた宝箱を調べてきてくれと言われる。
そして、その宝箱はヘンリーの子供時代の部屋の奥、つまりこの時点での【ラインハット太后】の部屋を通過する必要がある。
いくら大きな貸しがあるとはいえ、継母が使用している部屋に勝手にずかずかと上がらせるのは礼儀としてどうなんだ…。
もしかしたら、ついでに儀礼的にでも継母にも挨拶していってほしいという意図があったのかも知れないが。
青年時代前半に入手しなかった場合は、後半になるとヘンリーから直接手渡される。この時ヘンリーからは今までラインハットに来なかったことで文句を言われるが、10年以上音沙汰なしなんて薄情なことをする方が悪いので甘んじて受けよう。
なお【オープントレイ技】を使ってイベントを飛ばしていると青年時代前半で入手できなくなる(宝箱を調べてからヘンリーに話しかけても渡してもらえなくなる)ことがあるが、その場合でも後半になればヘンリーからちゃんともらえるのでご安心を。
ちなみに、博物館でこのオルゴールを調べると、【結婚ワルツ】のオルゴールアレンジ版が流れる。
劇中でここでしか聞けない、貴重なBGMである。
博物館の金持ち親父からは、初期状態では「宝石を入れるお金がなかったのかな?」と露骨に見下してくる。一応王家の記念品なのだが…。
しかし宝石を嵌め込んだ後は「悔しいがあれだけのものはうちにもない」と称賛しつつ対抗意識を燃やす。
ちなみに彼の家の時計も同じ職人の手によるものらしい。