【やいばの盾】

Last-modified: 2023-04-16 (日) 23:36:16

概要

トルネコ2以降の不思議のダンジョンシリーズに登場する盾。
直接攻撃で受けたダメージの一部を敵に反射する特殊効果をもつ。
不思議のダンジョンシリーズは基本的に一人旅であり、多くのモンスターが直接攻撃主体なので、本編シリーズの刃の鎧と比べて大幅な火力向上が望めるだろう。
守備力の低さが与ダメージと相関するので、鍛えるほどに本来の機能を発揮しにくくなるというジレンマをもつ。
逆に、持ち込み不可で盾を満足に鍛え上げる事が困難なダンジョンでは効果が高い。
 
本編シリーズの【やいばのよろい】を盾にしたもの、或いはSFC版【風来のシレン】等に登場する「バトルカウンター」をDQシリーズ風に改名したもの。
バトルカウンターの方は並レベルの守備力はあったが、特殊効果を実感しやすくするためか、ドラクエの不思議のダンジョンではいずれも素の守備力が低い。

トルネコ2

反射ダメージは被ダメージの1/3。盾の強さは4。
【迷いの森】以降のダンジョンで入手可能である。
ただし、ラスボス【邪悪な箱】に戦い挑む際はこの能力が仇となる。
邪悪な箱はダメージを受けるとモンスターを召喚してワープする能力を持つため、相性が最悪なのだ。
他にも反射ダメージで分裂する【ベロベロ】や、【試練の館】でも邪悪な箱が登場するので、メインの盾には合成しない方が良いだろう。
どのみち守備力が上がれば反射ダメージも少なくなり本来の意義が失われていくので、繋ぎの能力と考えよう。
戦士の技【やいばうけ】の習得に必要。
合成しないにしても、習得用に一つは倉庫に確保しておこう。

トルネコ3

【見切りの盾】【盗みよけの盾】など、前作に登場した大半の特殊能力付き盾がリストラされる中、爆発よけの盾と共に生き残った。
赤く錆びついたような色合いをしており、表面にいくつもの棘を突き出した凶悪な様相を呈した盾。
買値4000G、売値1000G。
盾の強さ3、空き印数5。直接攻撃の被ダメージの一部を敵に返還する「返」の印をもつ。
被ダメージに対する反射ダメージの割合は、印1個で35%、2個で50%、3個で60%、4個で75%となる。
直接攻撃でも、固定ダメージ攻撃は反射できないので注意が必要である。
 
PS2版では【スモールグール】系が反射ダメージで分裂しないため、特筆すべきデメリットは無い。
むしろ、【タマゴロン】系の殻割れを起こすことなく反射ダメージを与えられたり、【はりせんもぐら】系を早いターンで倒せたりと、前作に比べて格段に有用な盾となった。
ほかにも、透明だが低HPの【シャドー】系の始末などカウンターの出番は多い。
 
相変わらず元々の防御力が低いので、合成して使うのが無難である。
印を重ねると反射ダメージも大きくなるが、盾を鍛えるほどに効果は薄れていくので一つあれば大体は事足りる。
印数は有限なので、空いたスロットには【爆発よけの盾】の印を入れた方が無駄が少ないだろう。

GBA版

反射ダメージでスモールグール系が分裂したり、タマゴロン系の殻割れを起こすようになってしまい、デメリットが目立つようになった。
とは言っても、メリットの方が大きいので基本的には合成した方が良い。

少年ヤンガス

【カンダタ遺跡・夜の間】から登場するが、他の盾に印を移すことが出来なくなってしまった。
反射ダメージも1/10に減っており、実用性は極めて低い。
分裂狙いで使うにも、強さ2、空きスロット数4、上限値+15と性能が低すぎる。