【風来のシレン】

Last-modified: 2026-02-06 (金) 22:02:38

概要

【トルネコの大冒険 不思議のダンジョン】に始まる、【不思議のダンジョン】シリーズを語る際にしばしば引き合いに出されるゲームシリーズ。
このWikiでも度々見られる名前である。略称は『シレン』。
 
元々は【チュンソフト】がトルネコ1に続いて発売したオリジナル作品。
最初の作品のタイトル名は「不思議のダンジョン2 風来のシレン」。
「不思議のダンジョン2」と表記されており、トルネコ1に次ぐ不思議のダンジョンシリーズの続編という立ち位置が見て取れる。
ちなみにシレンとは主人公の名前(変更可)で、『風来人(ふうらいにん)』と呼ばれる旅人としてダンジョンに挑む。
世界観は一見和風でDQとは似ても似つかないが、チュンソフトは初期のドラクエの開発を担当したスタジオであり、プロデュースがドラクエ初期にプログラムとディレクターを担当していた、ドラクエ産みの親の一人とも言える【中村光一】、音楽に至っては同じ【すぎやまこういち】なので根底の匂いは似ている。
 
なお、SFC版シレンのみ「不思議のダンジョン2」と冠されているが、SFC時代のトルネコとシレンにて途切れたようであり、『シレン6』発売現在「不思議のダンジョン3」は存在しない。
『風来のシレンGB』(チュンソフトの不思議のダンジョンシリーズの3作目)や、『ファイナルファンタジーシリーズ』の【チョコボ】が主人公の『チョコボの不思議ダンジョン』(中村光一監修)や、『ポケットモンスターシリーズ』のポケモンが主人公の『ポケモン不思議のダンジョン』(トルネコ・シレンに次ぐ、第三のチュンソフト制作の不思議のダンジョンブランド)といった、「不思議のダンジョン3」と呼ぶにふさわしい作品がいくつか存在するが、これらはカウントされていない。
 
トルネコはトルネコでシリーズを作っているのに対し、シレンもシレンシリーズとして続編が出ている。
これら二つのシリーズは相互に影響を及ぼし合っており、システムや発想の輸出入が頻繁に行われている。

トルネコ1→シレン1→シレンGB1→PS版トルネコ2→シレン2→シレンGB2→GBA版トルネコ2→シレン外伝→PS2版トルネコ3GBA版トルネコ3(→少年ヤンガス)→シレンDS1→……

ちなみに『シレン外伝』は、サブタイトルである『女剣士アスカ見参!』や主人公の名前にあやかって『アスカ見参』や『アスカ』と呼ばれることもあり、DQ大辞典においても表記にはブレが見られる。
 
【壺】の存在や【合成】【印】、ダンジョン内の【店】【ワナ】【アイテム】を落として起動といった要素はシレンシリーズが初出。
【ハラヘリー】や「おにぎり(トルネコシリーズにおける【パン】系のアイテム)を一度にたくさん食べると最大【満腹度】を増やせる」と言った【モンスター】の能力やアイテムの効果もシレンシリーズが初出のものが多数ある。
また、シレンシリーズには「モンスターがレベルアップすると【上位種】のモンスターに変化する」という仕様があるのだが、その影響かDQの不思議のダンジョンシリーズでもトルネコ2以降は色違いモンスターが多くなっている。
もちろんトルネコ初出の概念もあり、トルネコ2の【試練の館】のような『アイテム持ち込み前提の高レベルダンジョン』は後にシレンシリーズへ逆輸入されたり、同じくトルネコ2で【白紙の巻物】が「一度読んだ巻物しか書き込めない」という仕様を後のシレン2以降から適応させる等がこれに該当する。
【スライム】→マムル、【ゆうれい】→パコレプキン、【ばくだんいわ】→ばくだんウニ、【ゾンビマスター】→ギャドン、【イエティ】→フワッティー、【メガザルロック】→将軍ゾンビ、【モシャスナイト】→悪魔だんしゃく、【ダースドラゴン】→アークドラゴンなど、トルネコ→シレンで作中の立ち位置的に置き換え可能なモンスターなども散見される。
 
シレン初出の要素をトルネコに持ってくるにあたり「ドラクエらしくする」ことはあまりやっておらず(【やいばの盾】【オーガシールド】等例外はあるが)、【見切りの盾】【スパークソード】等、シレンそのままの名前になっているアイテムも多い。なのでシレンをプレイしないドラクエファンにとっては、トルネコの世界観は奇妙に映るかもしれない。
一方、【へた投げの指輪】【ハラヘラズの指輪】といったトルネコシリーズ初出のアイテムが、そのままの名前でシレンシリーズに登場することもある(指輪から腕輪に変更されてはいるが)。
【消え去り草】は、トルネコシリーズに出たことが無いにも関わらず、シレンシリーズには登場しているという珍しいアイテムである。
 
トルネコシリーズに比べると実験的な要素が多く、ローグライクゲームの本質にはこちらの方が近いか。
トルネコはあくまでDQシリーズの外伝なのに対し、シレンはオリジナルなので自由に作れる影響が大きいのだろう。
DQシリーズの不思議のダンジョンは2006年のヤンガスを最後に、シレンも程なくして2010年のシレン5を最後に新作が途絶えていたが、2024年になんと14年越しでシレン6が発売された。トルネコやヤンガス、はたまた他のDQキャラが再びダンジョンに潜る日はやってくるのだろうか。
 
キャラクターがお互いにゲスト参戦することもあった。文字だけの存在から版権ギリギリのキャラデザまで千差万別である。
シレン1には、トルネコが痩せたような風貌のキッパが目印の「倉庫の番人」や、【スララ】というキャラクターや、【ポポロ】【ルル】【城の兵士】の名前をもじったキャラが登場する。
シレン2には、「ダン」というキャラクターが幼いシレンの未来を占ってくれる(過去作をネタバレしてくれる)のだが、間違えて「縦縞の服装の太っていて子供にはパパと呼ばれている男」の現在を見てしまうという展開が存在する。また、「ものまね仮面」というモンスターに【ものしりの杖】を振ると、伏せ字の【マネマネ】とのエピソードが見られる。
逆にトルネコ2には、シレンシリーズのキャラクターである「ガイバラ」・「サルヤマ」の名前をもじった【ガイバーラ】【サルヤーマ】が登場する。
トルネコ3には、どちらかというとDQ7の【ビッグモアイ】というよりは『シレンGB2』の「ビッグモアイ様」に近しいデザインの【ビッグモアイの石像】が登場する。
 
なお、SFC版シレン1は内部データをトルネコ1からそのまま流用している為、【パルプンテの巻物】【しあわせの箱】などのデータが(効果や名前だけ)そのまま残っていたりする。
ただし内部にデータにあるからと言って、あちら側の【白紙の巻物】に「パルプンテ」などのトルネコ1にのみ存在する巻物の名前を書き込んでも基本的には何も起きないので注意(例外は【聖域の巻物】くらい)。
逆にトルネコ3には、シレン2に没データとして存在していた「アイテム効果の土偶」が【投げ効果の石像】として登場していたり、同じくシレンGB2に没データとして存在していた【万能の杖】が正式に登場していたりと、シレンシリーズで没になった要素がいくつか復活している。