【ノアのはこぶね】

DQ7

【僧侶】×【船乗り】の【職歴技】で覚える。
光の船に乗って浮上し、1ターンの間あらゆる攻撃をシャットアウトできる。しかし、こちらも行動できない。
　
【アストロン】と同じ効果なのだが、アストロンの消費MPが2なのに対してこちらは10も消費する。
持続ターン数や対象範囲を変える等をすれば、アストロンとの差別化・使い分けが出来たかも知れないのに。
特技であるため【マホトーン】がかかった状態や【あやしいきり】状態でも使える点はアストロンより優れている。
それ以外でメリットがあるとすれば、アストロンと違って敵の攻撃を受ける度に音がしないところぐらいか。
アストロン自体、【スーパースター】★2や【ドラゴスライム（職業）】★4など早い段階から習得できるため、これらの違いを考慮しなければわざわざ職歴技で覚えるほどのものではない。
数あるDQ7の重複特技の代表的なものであると言える。
真っ先に取りに行けばアストロンよりは早く覚えられるが、僧侶と船乗り両方が必要な上級職はないので、上級職に就くのが遅くなるデメリットの方が大きい。そもそも転職可能になった直後程度のタイミングでは活用できる技ではないので早期取得する意味も薄い。
　
最大限活用したいなら、【魔法使い】→船乗りの順で転職して【いなずま】を覚えた後に僧侶でノアのはこぶねを修得してから【賢者】に、というルートで覚えるといい。
船乗りを挟む分だけ賢者になるのが遅れるものの、いなずまがとても役に立つ技なのでそれだけのリターンはある。
そのついでにノアのはこぶねを覚えておけば、有効活用できる場面も多少はあるだろう。
　
元ネタはもちろん旧約聖書の「ノアの方舟」だろう。元ネタ同様あらゆる災禍を防いでくれるのだが、既存の技のほぼ完全下位互換というのは…
とはいえ、DQ7が旧約聖書をモチーフにしているのでなかなか洒落た技である。

リメイク版

職歴廃止に伴い、なんと【海賊】★5で覚えるようになった。
しかも人間上級職で覚えた呪文・特技は転職すると忘れるという仕様になったことで海賊専用に。
海賊がノアの方舟とはこれまた意味深である。
　
一方でアストロンとは【ドラゴスライム】・【プラチナキング】で覚えた場合を除き、習得職業で差別化が出来るようになった。
ドラゴスライムはプラチナキングにしか派生せず後回しにされる事が多いため、アストロンの代用として使われる機会は以前よりも増えた。
　
また【にじのしずく】を道具として使うことで、何度でも発動するようになっている。
この場合は消費MP0で、職業に関係無く使用出来る。