【マホトーン】

Last-modified: 2024-04-24 (水) 21:43:32

概要

【ラリホー】と並んで本編ではDQ1から皆勤の補助【呪文】で、【マホトーン系】呪文の元祖。
敵1グループを【呪文封じ状態】にする。
敵のマホトーンでプレイヤーキャラクターが呪文を封じられることもあるが、戦闘が終わればこの状態は解除される。また【死亡】した際にも呪文封じ状態は解除される。
呪文封じの呪文なので、おもに【戦士】等の呪文が使えない者に対しては基本的に効力は薄い。
 
他に【まふうじのつえ】【せいじゃくのたま】などを使用してもこの効果が得られる。
マホトーン系呪文は長らくこれのみだったが、DQ1発売から20年後に世に出たジョーカーで【マホトム】という下位呪文が登場。
 
なお、魔法=呪文詠唱のイメージからか、他のRPG作品では何らかの理由で声が出せなくなる「沈黙」の状態異常が魔封じの役割を担っていることが多いが、DQシリーズのゲーム作品や関連作品では「いわゆる沈黙状態のように声そのものが封じられる」とも「声は出せるが呪文を唱えても発動しない」ともされている。
PS版DQ7やDQ11S(戦闘中の仲間会話においてマホトーンを喰らった仲間が平然と喋っている)、アニメ「アベル伝説」、漫画「ダイの大冒険」「ロトの紋章」は後者に当たり、どちらかというと後者の解釈を取っている作品の方が多い。
もっとも、会話シーンの描写を重視したり、マホトーンされても封じられない歌や叫び声などの特技との辻褄合わせを考えれば、声そのものを封印してしまうと都合が悪いのだが…。
一方、【せいじゃくのたま】【ちんもくのひつじ】といった沈黙による魔封じを連想させるアイテム名やモンスター名もある。
ともあれ、本シリーズではこのあたりの解釈は統一されていない。ゲーム・漫画・アニメという媒体ごとの特性や、得意とする表現手段の違いと考えてみると興味深い。
 
多くの場合、習得するのは僧侶系呪文の使い手が多いが、一部作品では魔法使い系の呪文となっている場合も。
DQ11では魔法使い系と僧侶系の両者が習得するという非常に珍しいケースとなった。

DQ1

Lv10(経験値2000)で習得する(ガラケー版ではLv13)。
消費MPは2。
本作はタイマン勝負なので、先攻で呪文を封じる場面は結構多い。
特にラリホーの使い手はマホトーン耐性が低いことが多いので、これを使うかどうかが勝負の分かれ目となる重要な呪文となっている。
FC版では全ての敵がMP無限、かつマホトーンが効いても呪文を唱えることをやめないので特に有用。
【まどうし】【メイジキメラ】相手あたりが使い所だろう。また、ボスの【あくまのきし】にはこれがほぼ必須。
 
敵での使用者もそれなりに多いが、基本的に打撃で戦うことが多い主人公にとっては、そこまで致命的な事態に陥ることは少ない。
FC版では【りゅうおう】も唱えてくるが、【ロトのよろい】があれば敵のマホトーンは必ず失敗する。

DQ2

【サマルトリアの王子】がLv8で習得。
消費MPは3、対象は1グループで固定。
この呪文か【ムーンブルクの王女】【ラリホー】のどちらかが、プレーヤー側にとってシリーズ初の複数対象呪文となる。
 
FC版では【なかまをよぶ】も封じることができる(ただし1キャラのみだが…)。
【グール】のように闇雲にマホトーンをかけると逆に危険なケースが登場。
終盤は耐性持ちばかりであまり出番がなくなるが、【デビルロード】【メガンテ】を封じるというとても重要な任務が残っている。
また、意外なことにボスである【ハーゴン】にも通用する。
FC版ではロンダルキアにしか出ない敵の中ではこれら以外にはマホトーンは効かない。
リメイク版ではマホトーンが有効な敵が増え、より活用できるようになった。
 
敵では【ガーゴイル】【ガスト】などが使用してくる。
本作の主力は脳筋の【ローレシアの王子】なので、後列2人が無力化されると苦労はするがどうにもならないという程でもないことが多い。
また、【まよけのすず】で効きにくくすることもできる。
移動中の回復すら封じてくる【ふしぎなおどり】に比べれば、致命的な脅威とは言えないだろう。
 
なお敵に唱えられるとローレシアの王子には効いたとも効かなかったとも表示されなかったのだが、SFC版以降はDQ3等と同様普通に表示されるようになった。

小説版

サマルトリア王子コナンが習得し、【ようじゅつし】などに使用した。
後に【ガルド】がハーゴンに使用、勝機を作った。

DQ3

【勇者】がLv18、【僧侶】【賢者】がLv13で習得する。
消費MPは3。
また、本作の【あまぐものつえ】は道具使用でマホトーンの効果がある。
本作では特に、【ホロゴースト】のザラキを封じるのに非常に重要な呪文となっている。
他にも、厄介な呪文使いにマホトーン耐性が低いキャラが多く、プレイヤーの知識次第で戦況が大きく変わる場面は少なくない。
 
前作のハーゴンと同じく、【バラモス】にも通用するのが有名。
効いてしまうと致命的な事態になるバシルーラやメダパニを封じられるのは大きい。
ただし、【一人旅】だとむしろ攻撃が激しくなって逆効果になるので注意。判断力が高いから封じられればローテーションをスキップするからだ。
 
敵側では、マホトーン使いの【キャットフライ】【あばれザル】【じごくのハサミ】と組んで地獄を見せてくれる。

リメイク版

マホトーン効果のある【まふうじのつえ】が追加された。
 
一方、新登場のモンスターでは【デビルウィザード】が使用する。

小説版

【バラモス四天王】【エビルマージ】が、魔法使いのリザに使用した。
これによって呪文を封じられると、悪寒が走り抜ける。
 
後にリザ自身もライオンヘッドに対し使用している。
前述の通り、リザは魔法使いなので本来僧侶の呪文であるマホトーンは使えないはずなのだが……

DQ4

【クリフト】がLv12で習得する。
消費MPは3。
第二章の終盤で習得するが、その後の第五章では強制AIになり、あまり思い通りに使ってくれなくなる。
【せいじゃくのたま】【まふうじのつえ】が登場するので、マホトーンが必要なときは【勇者】に持たせて道具使用するのが基本。
特に【とうぞくバコタ】戦は、せいじゃくのたまで封じると非常に楽になる。
また、第四章の【バルザック】はせいじゃくのたまでべホマを封じないとまず勝てない仕様になっている。
 
実はクリフトがザキ系を連発することで有名な作戦【ガンガンいこうぜ】でも、ザキ系に完全耐性を持ち、かつ時期的に強力な攻撃呪文を使う【ベレス】系や【ブルデビル】などに対してはよく使用する。
上記のモンスターがノーダメージでフルHPの場合は特にこれを好んで使用する傾向がある。
なお、ザキ系が有効な敵が相手でも、【いのちだいじに】などザキ系の優先度が低い作戦で、他の味方の火力が十分ならクリフトはこちらをよく唱える。3人パーティだとパーティが火力不足だと判断するのかザキ系の優先度が上がるようだ。
 
敵側では【さえずりの塔】にでる【はえおとこ】のマホトーンが地味に厄介。
また、中ボスの【ピサロナイト】がせいじゃくのたまを使用してくる。
それ以外の場面では、そもそも前衛キャラの打撃で力押しすることが多いので、マホトーンが危機を招くことはほぼない。

DQ5

【男の子】【まほうつかい】【おどるほうせき】【メッサーラ】が最初から習得済みで、【クックルー】がLv15、【パペットマン】がLv19で習得する。
リメイク版では、【ミステリドール】もLv17で習得する。
消費MPは3。
 
SFC版ではAIが優秀になったおかげで、随所でマホトーンや魔封じの杖を効果的に使用してくれる。
一方でリメイク版AIはあまり有効に使ってくれないので、手動で使う必要がある。
 
敵側の使い手は序盤~中盤に集中している。
仲間モンスターの中には完全耐性のキャラもいる反面、無耐性の呪文使いキャラもちらほらいる。
とは言え、本作では呪文がメインのキャラを主力で使うことが非常に少なく、警戒する必要は少ない。
ただし、【わらいぶくろ】【ガスミンク】【すなけむり】)の組合せでマホトーンを喰らうと低レベルのうちはかなりキツい。
【オーガヘッド】は単独でマホトーンとマヌーサのコンビネーションを使えるが、放っておくと勝手に自爆して死ぬ。
また、わらいぶくろは【ニセたいこう】とのボス戦でも呼ばれてくるため、回復役がマホトーンを受けるケースには要注意。

DQ6

【チャモロ】がLv11で習得する他、僧侶★3でも習得できる。
仲間モンスターの【ダークホーン】は最初から習得している。
消費MPは3。
 
チャモロ加入直後に訪れる【ムドーの島】で、【マッドロン】のザキを封じるのに早速活躍する。
また、終盤ボスの【アクバー】は、これで大幅に弱体化できるなど、活躍の場が多い。
しかし、【しれんその1】だけは、封じるとやばいことになるので注意。

DQ7

僧侶★4、【のろいのランプ】★1で習得できる。
消費MPは3。
特技全盛の作品なので、敵味方ともにマホトーンの影がかなり薄い。
また、本作からターンで効果が切れるようになった。
 
敵側は【ヘルバオム】【メディルの使い】といった中盤のボスが使ってくるので、呪文以外の回復手段を用意しておく必要がある。

DQ8

【主人公(DQ8)】【ゆうき】に40ポイント、【ククール】【杖スキル】に6ポイント振ると習得できる。
消費MPは3。
敵ボスでは【白銀の巨竜】が使用。
ちなみにマホトーン状態はなぜか敵の【いてつくはどう】で解除される。これは公式ガイドブックでも触れられている。
実は今までもマホトーン状態はいてつくはどうで解除されていたのだが、マホトーンといてつくはどうを両方使う敵はいなかったため、あまり知られていなかった。

3DS版

【追憶のマルチェロ】も使用する。
ザラキーマや痛恨で戦力を削いだところに、この呪文を使って【ザオリク】を阻止してくるためとにかく厄介。
耐性を上げる装備を身につけるかゲルダの精霊の舞を用意しておかないと、ジリ貧に追い込まれて全滅してしまう。

DQ9

【魔法戦士】がLv14で習得できる。
消費MPは3。
【こうげき魔力】の値によって75%から100%まで上昇する。
攻撃魔力499以上あれば耐性の無い相手には成功率100%となる。

DQ10オフライン

習得条件は【魔法使い】Lv18、【フウラ】Lv14(習得済み)、【ラグアス】Lv22(習得済み)。
【ゲストキャラクター】では【ヒメア】【キュウスケ】が使用する。
敵単体を呪文封印状態にする。オフ版ではグループの概念があるものの対象はオン版と同じ単体のまま。
 
マホトーン状態を直接解除する【マホリー】もオン版から継承された。

DQ10オンライン

【魔法使い】がLv10、【天地雷鳴士】がLv59で習得する。
敵にグループという概念がないので、対象が敵1体になっている。
詳しくはこちらを参照。
【マホトゾーン】という上位技も登場。

DQ11

【ベロニカ】がレベル13、【セーニャ】がレベル15で習得。
この姉妹が両方とも覚えるという非常に珍しい呪文。消費MPは3。
 
だが他の補助呪文とは異なり重ね掛けによる持続ターン延長ができない上、本作ではやたら効果が切れるのが早いのであまり使われない。
なお本作では【ホメロス】【フールフール】といったボスが使ってくるが、前者なら【ラムダの祈り】、後者なら【いやしの雨】を使うと良い。なお、フールフールは戦闘中の他にも戦闘前に唱えてきてこちらを呪文封じ状態にしてから戦いに入ってくる。これはいくら耐性をつけても確実に効いてしまう。

モンスターズシリーズ

DQM1・2

敵にグループという概念がないので、対象が敵全体になっている。消費MPは3。
【ダークホーン】【グレムリン】【じんめんじゅ】などがLv9で習得する。
DQM2及びPS版ではマホトーン、【おどりふうじ】【くちをふさぐ】を習得していると【ふういんのいのり】【思いつく】

キャラバンハート

こちらではグループの概念があるので、対象は1グループ。消費MPは3。
【ダークスライム】、ダークホーン、じんめんじゅなどがLv10で習得する。

ジョーカー1・2、テリワン3D、イルルカ

【ふういん】【ようじゅつ】【MPかいふく】などのスキルで習得できる。消費MPは3。
また、J2Pにのみ【いきなりマホトーン】【ときどきマホトーン】という特性もある(いきなりマホトーンはテリワンSPでフールフールの特性として復活した)。
 
前述の通り、本編皆勤の呪文だが、DQMJ3では封印系の特技と耐性が廃止され、まさかのリストラ。

不思議のダンジョンシリーズ

【封印の杖】といった特殊能力全般を封じる効果は初代からあったが、魔法限定の効果であるマホトーンはトルネコ2と3にのみ登場している。

トルネコ2

使用してくる敵モンスターは【メイジキメラ】のみで、この効果を受けると20ターンの間魔法及び【巻物】【杖】が使用できなくなる。
トルネコ3と違い【聖域の巻物】【転ばぬ先の杖】はマホトーン中でも効果を発揮する。
そして【魔法使い】【転職】している【トルネコ】がこの効果を受けてしまうと当然ながら死活問題。

覚えている【呪文】を1つ忘れる上に全ての魔法が使えないので、逃げるか【草】系アイテムで糊口を凌ぐしか選択肢が無くなってしまうのだ。
魔法の範疇に含まれるのは敵の魔法系特技の他には、巻物と杖、トルネコ2の魔法使いの呪文。
自分が封印された時に生じる【くちなし状態】と違い、マホトーン状態では草を飲んだり【パン】を食べることはできるので、それが唯一の救いだろうか。
対策として【鉄化のたね】【ルーラ草】あたりを非常用にストックしておきたい。
 
ちなみに実は【トルネコ】も魔法使いに転職すれば覚えることができる呪文として存在する。
ただし、メイジキメラが使用するマホトーンとは異なり、トルネコのマホトーンはモンスターを封印状態にする。
メイジキメラが正面の単体だったのに対し、こちらの効果はなんと部屋全体で、消費HPも10と非常に少ない。
特に【開幕大部屋モンスターハウス】では最初の1ターン目に使用できれば、安定した戦いができるだろう。
【ザラキーマ】を使うまでも無い状況、あるいはHPに余裕が無い時にこれを使っておくと安心できる。
【ふこうのたね】を使ってでも早めに覚えておきたい呪文の候補手に挙がるだろう。
一定ターンで戻る【メダパニ】と違い、いつまでも封印できるというのも大きい。

トルネコ3

ポポロが【メイジキメラ】を仲間にできるので、厄介な特技をこれで封印することもできる。
一方で仲間モンスターもマホトーンで封印されるので注意したい。
前作と違って杖を投げる、転ばぬ先の杖の転倒しない効果、貼りつけたり投げたりして使うタイプの巻物など封印される物が増えたので凶悪化した。
 
GBA版ではモンスターがくらってもマホトーン状態になる使用に変わっている。
【魔法系】特技なので封じる術はある。
 
なお、【マホトーンの石像】もあるが、これは部屋内の全員がマホトーン状態になる。

ヒーローズ1

ガーゴイルなどが使ってくる、食らうと呪文・特技が使えなくなってしまう。
解除方法はないので、効果が切れるまで基本アクションで凌ぐしかない。
 
味方サイドは【モンスターコイン】のガーゴイルで利用でき、敵の呪文を封じるのみと差異がある。

ヒーローズ2

今回も基本敵専用。ガーゴイル以外にもホークマンやサイレス、なげきの亡霊といった使い手が増えている。
【はくあいのゆびわ】を装備しておけば封印時間を短縮できるので使い手がいる場所では装備させておこう。
 
味方サイドは相変わらずモンスターコイン頼み。これらの使い手がいずれもサポートタイプなので使い勝手が僅かに向上した。

バトルロードシリーズ

モンスターでは【サイレス】【おどるほうせき】、武器では【まふうじのつえ】で使用可能。
本作では2つの技が両方とも呪文のモンスターも珍しくないため、もし封じることができれば威力の低い【とまどいながらこうげき】にできるため儲けものである。
使用者のすばやさも大抵高く使いやすいのもポイント。

ビルダーズ1

【りゅうおうの影】最後の強敵が使う呪文。赤黒い波動を放ち、それに触れたものに影響を与える。
【主人公(ビルダーズ1)】はそもそも呪文を使わない【ビルダー】だが、なんとマホトーンを食らうとアイテム使用が一切封じられてしまう。一定時間経過すると解除される。
 
厄介な効果だが、順当に冒険を進めていれば、戦いの際には伝説の防具【ひかりのよろい】【ゆうしゃのたて】が手に入っており無効化できる。やり込み要素として「伝説の防具を装備せず倒す」というミッションがあるため、この達成を狙う際の壁になる。
すでに使用中のアイテムは影響を受けないため、高い攻撃能力を併せ持つ【超げきとつマシン】に発動前から乗り続けるという対策も考案されている。
 
メインシリーズでは呪文封じの作用を持つマホトーンがアイテム使用に影響を与えるのも妙な話だが、今作の「物作り」とは人間の持つ力だと表現されており、主人公が全人類から失われたはずの物作りの力を宿しているのは【ルビス】の与えた加護のお陰でもあるため、魔力封じが妨害手段として作用するといった感じか。

トレジャーズ

Lv25以上の【メイジドラキー】【アイスバルチャー】が覚えている可能性がある。
マホトムを覚えているメイジドラキー、アイスバルチャーがLv25になると自動的にマホトーンに進化する。
 
スリングショット用の【マホトーン弾】も登場。

ウォーズ

ホイミスライムの特技3。周囲3マスまでのモンスターが唱えた呪文を1度だけ無効化する。

タクト

Bランクとくぎとして登場。前方横3マス・消費MP16
「範囲内の敵全ての呪文をときどき封じる」
最大強化で 成功率+20%まで強化可能。
【ドルイド】【サイレス】【ベンガルクーン】【ヘルゴースト】が使用可能。

ダイの大冒険

呪文の効果範囲を示すらしい音の波を思わせる連続したリングが描写され、これを避けることで呪文の効果から逃れられるようだ。
持続する呪文への影響は不明だが【トベルーラ】は無効化して墜落させられる。
【ハドラー】の親衛隊のモンスターであり偵察隊として登場した【ガーゴイル】【ポップ】に使用。魔法を封じられなにもできなくなってしまった。この際のリアクションのせいか言葉自体が封じられると誤解されがちだが、このシーン以降のポップは普通にセリフを喋っているので、あくまで呪文のみが封じられている。
この時の失敗もあってか、【鬼岩城】戦では【ガスト】が使ったこれをトベルーラ使用中のポップが必死に避けていた。
 
新アニメでは第41話のオリジナルシーンとして、ガストがパプニカ三賢者に対して不意打ちで使用し呪文を封じている。
わざわざこのシーンが追加されているあたり、原作での「【アポロ】【マリン】がルーラを使えれば各国の王たちを鬼岩城が襲ってくる【パプニカ大礼拝堂】から逃がせたのでは?」というツッコミ回避のためと思われる(【エイミ】は終盤に至ってもルーラが使えないことが確定している)。

アベル伝説

地味ながらも随所随所に出てきては戦局を変えている呪文。
 
【ヤナック】【あくまのきし】【ホイミ】を封じるために使ったのが初。
斬っても叩いてもすぐにホイミで回復するあくまのきしに使用。この時は呪文を唱えられなくする効果ではなく、呪文の発動を阻害する効果となっており、相手のホイミに合わせて連発している。
本戦闘は作中屈指の爆笑シーンとして有名な戦闘であり、敵のホイミと味方のマホトーンが拮抗してマホトーンが勝利することで敵が【アベル】【ふぶきのつるぎ】の効果で氷漬けになるという絵面のインパクトは二度とお目にかかる機会のない映像とみて間違いない。
登場人物全員が大真面目である所も間違いなく笑いどころである。
また【バラモス】戦では【ザナック】がバラモスの【ザラキ】からアベルを守るために使用するも、ゾーマの力を借りた死の呪文ゆえか封じるにいたらなかった。
 
敵では【ジキド】【ヤナック】に対して使用。
このせいで【メラゾーマ】を撃たれた時に対処法がなく、【トビー】がその身を犠牲にして【アベル】達を守ることになった。
後にヤナックがこの時の逆襲としてジキド将軍が【イオナズン】を使おうとした時にマホトーンで呪文を封じた。

ロトの紋章

賢者【カダル】【レッドドラゴン】に化けて【アルス】達を腕試しで襲いかかった際、魔法を駆使する【タルキン】に使用。
呪文を封じ込められたタルキンはひたすら「ザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキ」と、お前はクリフトかと言わんばかりにひたすら連呼したが、なにも起こらなかった。
 
また、アリアハン編で獣王グノン配下、金羊将軍ミナトンとの一騎打ちでアルスも使用。
【バークート】が放ったマジックアローを拾ってこの呪文を宿し、【ミナトン】の灼煌猛撃衝(エナジーダッシャ)の魔力(原料はギラ)を完全に封殺した。

DQM+

【ムーンブルクの王女】ルーナが【エビルシドー】との戦いで使用。
この際に本作オリジナルの詠唱文が唱えられられている。

「デウズ・ユーディキゥム・ペルフェクティ・プラキドゥム・ドヌームン」

(神の 裁決は 完全なる 沈黙を 下す)

蒼天のソウラ

唱える呪文としては未登場。
【死霊博士ゾフィーヌ】が作成した「マホトン錠」というアイテムが登場。
虜囚にはめるもので、【ジャング幽霊船長】が捕まえた【アズリア】【マルチナ】、そして製作者であるゾフィーヌ本人につけられ、呪文の発動を完全に封じていた。
外すには鍵を使うか【盗賊】によるピッキングが必要で、盗賊である【ギブ】が取り外した。