【赤き珠】

Last-modified: 2024-04-27 (土) 13:23:46

アベル伝説

赤き珠 竜を蘇らせり

【青き珠】と並ぶ本作のキーアイテムの一つ。なお直訳すると同じ意味の【レッドオーブ】とは別物である。
 
竜を蘇らせる(召喚する)ことができる宝玉。
元来は善良な神が暴れ狂った【伝説の竜】を鎮めるために青き珠とともに創りだしたもの。
「青銅の年 赤の月 竜の日」に生まれた者が珠の継承者となり、【赤き珠の島】でその継承者によって代々守られてきたが、【ソフィア】の代の後の継承者が長らく現れなかったため、【アリアハン】に住むボーン族の手に渡っている。
 
そして新たな継承者である【ティアラ】が15歳を迎えた日、ボーン族の長である【ヨギ】から首飾りとして授けられる。
しかしその時ティアラは完成させた【風の翼】を試そうと話を聞かず家を飛び出し、そのまま【バラモス】に攫われたため、珠の用途を知ったのはかなり後に【ルイーダの村】を訪れたときとなった。
 
やがて【ソフィア】によって能力を開花された彼女だが、未熟な能力によってこの珠で【水竜】を出現させてしまう。
竜を召喚する用途のほか、青き珠と同様にさまざまな不思議なチカラで奇跡を起こす能力も備えており、例えば30話では【ドドンガ】を操っていた宝石を体外に摘出している。
しかしティアラの場合、自分の意思ではなく強い感情によって意図せずに珠の能力が発動してしまうケースが多く、自分の意思で用いたのは第二部2話(配信等では33話)のガイア海峡で【アドニス】に促されて使用したのが初である。この時は珠のチカラで目の前のモンスターを追い払っている。
 
やがて愛と知性を成長させたティアラはこの珠を用い、伝説の竜を蘇らせることに成功する。
最終決戦ではアベルの青き珠と合わさることで伝説の竜がアベルの体内に取り込まれ、【大勇者装備】が生まれた。
ティアラはその反動で昏睡状態に陥るが、赤き珠のチカラによって、バラモスの残した「すべてを吸い込む黒い宝石」に飲まれようとしていたアベルの心に語りかける。おかげでアベルは生還し、ティアラも2つの珠のチカラにより回復した。
 
なお2話では【ムーア】がこの珠に触ろうとすると手に火傷を負っており、邪悪な者には触れない設定になっていたようであるが、一方第二部で【ジキド】が奪って【竜の天秤】に乗せる際には普通に触ることができており、一貫していない。