【青き珠】

アベル伝説

青き珠　竜を封印させり

【赤き珠】と並ぶ本作のキーアイテムの一つ。なお直訳すると同じ意味の【ブルーオーブ】とは別物である。
　
竜を封印させることができる宝玉。
元来は善良な神が暴れ狂った【伝説の竜】を鎮めるために赤き珠とともに創りだしたもので、善良な神の子孫で勇者の血筋でもあるグロウ族によって守られてきた。
【ザナック】の話ではもともとこの珠は【エスターク】の都にあり、【死せる水】によってその文明が滅びた後にグロウ族が守り継ぐようになったという。
「青銅の年　赤の月　竜の日」に生まれた者が珠の継承者となり、【アベル】はその末裔として「青き珠の勇者」の使命を持ち、【パブロ】よりこの珠を授かって【竜伝説】を追う旅に出る。
　
珠は普段はアベルが身につけている「青き珠の冠」に嵌め込まれており、必要な時に外すことができる。
青き珠の冠はDQ3の勇者が身に着けている冠に鳥の翼が付いた形になっている。
　
25話では【ティアラ】が呼び出してしまった【水竜】をこの珠のチカラで封印することに成功したが、使用者本人もこれを使うことで激しく消耗し、生死の境を彷徨う状態になってしまった。
第二部10話（配信等では41話）では怒り狂った伝説の竜を封印しようとしたが、チカラが足りず失敗している。
　
竜を封印する用途のほか、赤き珠と同じくさまざまな不思議なチカラで奇跡を起こすことができる。後のDQ作品で言えばDQ11の【勇者のチカラ】と似たようなものといえる。
例えば31話では【オルテガ】を操っていた呪いの兜を破壊し、【コナンベリー】で海中の【イエローオーブ】を手に入れる際には海の上を歩いて渡れるようになった。
　
なお、【青き珠の島】での戦いではティアラを人質にとった【ジキド】に青き珠を奪われて【竜の天秤】を発動させられてしまい、その後は【ドドンガ】によって拾われアベルに返される。
またアリアハンでの決戦で怒り狂った伝説の竜に歯が立たないと判断した【バラモス】は、アベルからこの珠を奪って自ら竜を封印しようと企てたが、青き珠の勇者以外でもこの珠で竜の封印ができるということなのか、それとも単なるバラモスの思い込みなのかは疑問が残るところである。
　
最終決戦ではティアラの赤き珠と合わさることで伝説の竜がアベルの体内に取り込まれ、【大勇者装備】が生まれた。