【アリアハン】

Last-modified: 2025-04-10 (木) 15:59:22

概要

DQ3と『ロト紋』シリーズに登場する国家。
また、アニメ【勇者アベル伝説】にも登場しているが、こちらはただ名前が同じなだけで、DQ3のものとは無関係である。

DQ3

【上の世界】南東部の丸い大陸にある国家。
SFC版【公式ガイドブック】での英語表記、および英語版(全機種共通)での地名表記はAliahan。
実はアリアハン大陸全体がドラクエ3の遊び方のチュートリアルになっているという、優れたゲームデザインがなされている。
 
統治者は【アリアハン王】
かつては「アリアハン国は世界中を治めて」いたが、「大きな戦争が起り、国は分裂し」、現在の領土はこの大陸のみ(FC版【取扱説明書】。SFC版の取扱説明書にも同様の記述あり)。
 
アリアハンが分裂して現在の姿になった「その戦いののち」主人公の父・【オルテガ】が亡くなった(FC版【取扱説明書】)と、わざわざ「その戦いののち」という書かれ方をされている事を考えると、アリアハンの分裂はオルテガが亡くなる少し前であることが想定されているのかも知れない。
城下町以外で唯一つの集落の【レーベ】【村】はのどかな限りだし、港の1つもない。
外の世界に旅に出るには、【旅の扉】のある【いざないの洞窟】に行かなくてはならず、しかもその入り口は封印されている。
ちょっと考えるとかなり異様なこの国状についてゲーム内では特筆されないが、いくつかの関連作品では「鎖国政策」とする設定も見られる。

アリアハンのモデル

DQ3の世界は現実の世界をモデルに作られていることで有名だが、ここのモデルとなるべき大陸や国は、現実の世界地図には存在しない。
 
日本をモデルとする【ジパング】のほぼ真南という位置的な印象からオーストラリアだと誤解されることが多く、公式文献の1つ【知られざる伝説】の巻末に掲載されている漫画でも、学校の先生が世界地図で「ここはオーストラリア」と指し示すと、小学生の少年が「違う!そこはアリアハーン!」と言うネタがあった。
 
しかし、実際には現実のオーストラリアをモデルとしているのは【ランシール】である。
オーストラリアにはランシールのモデルとなる地名「ランセリン」があり、【地球のへそ】もそのモデルがオーストラリアに実在するので、「オーストラリア=ランシール」で間違いない。
 
一方で世界地図上の位置で言うと、ランシールよりもアリアハン大陸の方が現実のオーストラリア大陸と位置が被っている(ランシールが実際より少し西にズレている)。
またアリアハン大陸も冒険手順に沿って進めてざっと歩いた感覚ではオーストラリアになんとなく形が似ていると思えることもあって、勘違いしてもおかしくないぐらい紛らわしい。実際には、まん丸な形でちっとも似ていない(一方でランシールは形もオーストラリアそのもの)。
 
一応、DQ3の【上の世界】と現実世界の地図をよくよく見比べると、現実世界のユーラシア大陸(アジア~ヨーロッパ)に相当する部分はドラクエでは右に45度ほど傾いたような形状になっており、その分の傾きを補正して考えると実はランシール(オーストラリア)と大陸との位置関係はそこまで大きくは変わっていないと見えなくもない。
だが、日本人が一番基準として見やすいジパング(日本列島)はそうした歪みもなくほぼ現実世界通りの形と場所であり、その近く(中国南部~インドあたり)の海岸線も現実準拠に近い形を保っているだけにゲーム中でその差を見出すのはなかなか困難である。【ふしぎなちず】のないFC版では尚更。
 
伝説上の大陸として有名なムー大陸はこの辺にあったとされている。ただしこちらとは形は似ていない。
だが、ハワイのマウイ島に「ラハイナ」という地名があり、これを英語で綴ると「Lahaina」となるので、アリアハンはこれのアナグラムであるという説もある(実際【サマンオサ】もアナグラムで名付けられている)。
ハワイ諸島もムー大陸の一部だったと言われていることもあって、この「アリアハン=ムー大陸」説はかなり有力である。
あの悪名高い非公式攻略本【どらくえ3 謎の魔王をやっつけろ】にも「アリアハン編(ムー大陸?)」とある。
そして2024年夏に開催された「ドラゴンクエストカーニバル in 横浜みなとみらい」期間中にランドマークタワー展望フロアで展示されたFC版DQ3の開発資料では、実際にアリアハン城の仮名称が「ムー城」であることが確認できた。
 
他に「アーリア人」と「ハーン」を合わせたという説もあるが、俗に「ハーン」は「チンギス・ハーン(又はハン・カン)」に代表されるモンゴル帝国皇帝の名であり、ゲーム中のほとんどの地名が実際の世界地図の該当する場所に直接由来していることから、その可能性は低い。

アリアハンの城・城下町

DQ3の冒険の【スタート地点】であり、【主人公】とその父【オルテガ】の故郷。
城と城下町が1カ所に収まっているという形で、北部に城、南部に城下町が存在する。
今作では町の中にフィールド上と同様の城シンボルがあって、そこから城内に入るという形態が登場し、このアリアハンをはじめ多くの場所がこの形態となっている。
 
ゲーム開始直後は主人公の家から始まり、に連れられてアリアハン王に旅の許しを貰いに城へ行くことになる。
アリアハン王は魔王【バラモス】の恐ろしさを知っておきながら、旅立つ【勇者】に対し50Gとショボい武器防具しかくれない上に、勇者が死んだ際には「不甲斐ない」だの「もう一度機会を与えよう」だのと言い放つ、なかなか(他人には)厳しい人である。
もっともその辺はDQ1のラダトーム王にも通じることで、「まだ付近の魔物にさえ手こずるウデだが魔王退治に旅立つ」自体の是非もある。そんな者達をちやほや厚遇しても批難を浴びるだろうし、【ルイーダの酒場】の面々の初期状況を鑑みれば、意気込みと父の名声で贔屓してくれたほうなのだろう。
冒険を始めた後は彼が【冒険の書】への記録係となる。
城内には地下牢があり【バコタ】が投獄されている。【とうぞくのかぎ】があれば【ナジミの塔】の地下からそこに抜けることができる。
また【まほうのかぎ】が必要な宝物庫もある。
 
一方の城下町は【宿屋】【教会】【武器と防具の店】【道具屋】と施設が充実してきる。
ここにしか存在しないルイーダの酒場もあり、パーティの編成ができる。プレイヤーによっては、キャラクターメイキングのために長時間ここに張り付くことになる。
このほか【預かり所】もここにしかない施設である。
しかし、バラモス討伐前は勇者の家でタダで休めるため、宿屋が使われることは無いだろう。
強いて挙げるなら、後述のようにタダ宿が利用できなくなった後に、どうしてもMP満タンでルイーダの店を利用したいときくらいか(FC版では強制セーブされるため)。その頃には宿代も無視できる程度になっている。
 
またシリーズ初登場の【井戸】があるほか、王城と東にある民家は夜にしか入れず、今作から登場した【昼と夜】のシステムを学習させる仕掛けになっている。
 
周辺のモンスターは【スライム】【おおがらす】などの雑魚しかいないが、ちょっと遠出しようものなら【いっかくうさぎ】などの1ランク上のモンスターにボコボコにされる可能性がある。
安全に行くならこの周辺でレベルを上げておこう。
酒場で4人編成するようにという指導も兼ねてか、歴代でも珍しくスライムにさえ苦戦しがちなバランスなので油断して殺されないように気をつけよう。
 
バラモスを倒した後はここに戻ることになるが、さあ祝いの宴!というところで、さらなる敵・大魔王【ゾーマ】の存在が明らかになる。
これ以降アリアハン王は脱力してしまい、代わりに傍にいる【大臣】が記録係となる。
また実家での宿泊が不可能になる。

リメイク版

グラフィックの進化に伴い、DQ4以降と同様に大きな城の建物がリアルに町の上部にそびえているという形態に変化した。
SFC版・GBC版のプロローグでは、主人公が幼い頃のアリアハンが描かれる。
 
【性格】システムの登場により、スタート直後には王に会いに行かないと性格が【がんこもの】【ひねくれもの】に変わってしまう。御世辞にも勇者との相性がいい性格ではないし、いずれにせよルイーダの酒場を利用しないと【イエローオーブ】が入手できないので、王に会わずにバラモスを倒すのは不可能。おとなしく会いに行こう。
ほかにも城の裏庭にいる姫のように、性格システムに絡んだ台詞が見られるようになった。
 
ツボ・タル・タンスの追加によって拾えるアイテムが増えており、城の1階南東と城下町東の夜にしか入れない民家で【ちいさなメダル】が手に入る。このほか【とうぞくのかぎ】入手後は城1階北西の部屋でも手に入る。
DQ6と同様に井戸にも入れるようになっており、南東の井戸にはちいさなメダルを集めている【メダルおじさん】が住んでいる。メダルの景品を貰うためにFC版よりも頻繁に戻ってくることになるだろう。
また、預かり所は【ゴールド銀行】に置き換えられ、SFC版等ではここが唯一の銀行である。
ルイーダの酒場1階のシスターに話しかけてすぐにセーブができるようになったので、セーブポイントとしての利便性も高くなった。
 
魔法のカギ入手後・【船】入手後・バラモス打倒後・【たいようのいし】入手後とゲームの進行に合わせて住民の台詞が細かく変化するようになった。全てのパターンの台詞を見るのはなかなか難しい。
クリア後、【しんりゅう】に「ちちオルテガを いきかえしたい」とお願いをするとオルテガが自宅に現れ、住民の台詞もさらに変化する。

HD-2D版

フィールドから城下町への出入りが西・南・東の三方向から可能になった。このため構造が若干変わり、夜にしか入れない民家が井戸の近くに移動している。
宿屋へは北側のほかに東側からも出入りできるほか、SFC版でルイーダの酒場の中にいたシスターが西口付近に移動しており、教会の役目を担う。
HD-2D版ではセーブの役割が王ではなくDQ4以降と同じく教会に変わっており、アリアハンには従来からある教会と合わせて2か所でセーブができるようになった。
ただし教会の神父は【おつげをきく】ができるのに対してシスターにはなぜかその能力が無い。これは他の場所でも同様。ただ、今回は普通に【さくせん】を開けば必要経験値を確認できるので、困ることは無いだろう。
 
拾えるアイテムがさらに増え、ルイーダの酒場の前で【けいこぎ】を拾えるほか、酒場横の透明の屋根に覆われたベランダを進むと【竜のうろこ】の入った宝箱がある。
ちいさなメダルはSFC版同様に城1階と夜のみ入れる民家で取れ、フィールドでぼーっとするか宿屋で【休む】を使うことでこの2枚を最初の戦闘よりも前に回収し、メダルおじさんから【とげのムチ】を貰うことが可能になった(もう1枚のメダルは【めざましリング】に置き換えられた)。
地下牢では最初から【スライム】の姿が見える。これは【はぐれモンスター】一体であり、さいごのかぎがあれば保護することができる(【アバカム】を使用できる場合は、【モンスターじいさん】に会った後から保護可能)。
 
イベント面では母親の台詞が大幅に増え、旅立ち時のほか【オルテガのかぶと】入手後やバラモス討伐~ゾーマの出現後、しんりゅうによるオルテガ蘇生後にもボイス付きのイベントが追加されている。同様にルイーダにも新たな台詞が追加されており、酒場が作られた経緯などが明かされる。
なお自宅の本棚にはDQ11のエンディングを思わせる赤と緑の本があるほか、城内にも同作の舞台である【ロトゼタシア】らしき地図が確認できる。
 
シスターがルーラ着地点から近くなったことでセーブポイントとしての利便性はさらに高くなった。
一方、自宅はバラモス討伐前までタダで泊まれる点は変わっていないが、宿屋に「休む」が追加された一方で自宅では時間帯を指定できない。しかもセーブを行うには宿屋のほうがシスターへも近いため、特にこだわりが無ければ宿屋のほうが便利といえる。
 
周辺のフィールドではスライムとおおがらすだけでなく、いっかくうさぎや【じんめんちょう】も現れるようになった。従来版と同じつもりで挑むと、初っ端から痛い目に遭うことになる。

小説版

世界の主だった国からなる平和同盟「九ヶ国同盟」の盟主国。
王都は国際貿易都市で、その人口は3万4千人。
 
なお、他の同盟国で判明しているのは【ロマリア】【アッサラーム】【イシス】【サマンオサ】【ネクロゴンド】の5ヶ国。
というか、アッサラームって一都市じゃなくて国だったのか……。
【ポルトガ】【エジンベア】【ジパング】は加盟しているともいないとも言及されていない。

DQ4

【クリフト】が混乱した際「あのーアリアハンまではどういったらいいんでしょうか?」とのたまう。
しかし、当然DQ4の世界にはアリアハンは存在しないので「モンスターはこたえない!」となる。
知っていたら答えていたのだろうか。
ていうかなんでクリフトはアリアハンという地名を知っているのだろう?
ファンサービスの一環、および混乱している描写の演出か。
 
一応【ロトシリーズ】【天空シリーズ】両方に登場する人物は存在している他、さらにシリーズ全部が異世界として異なる次元に存在するという関係性であり、複数の世界を渡り歩く存在もいるので、もしかしたら天空シリーズの世界にも何らかの形で名前が伝わっている可能性もゼロではないが。

DQ11(3DS版)

伝説への祭壇から行ける【冒険の書の世界】で主人公の家が登場。地名は「勇者の実家」。必要な【冒険の書の合言葉】【時渡りの迷宮】第3階層の宝箱から手に入る。
SFC版を再現しているが、家の中でのみ行動でき外へは出られない。
 
クエスト【結婚の行方】を受注でき、ここで【魔王のてさき】との戦闘が発生する。
ちなみに、このエピソードの時系列はオルテガが結婚する前=勇者が生まれる前であることから、DQ3の本編開始前になっていることがわかる。ただ、オルテガの婚約者の髪の色が茶髪であるという変なことになっている。他にはDQ9の【天使界】が本編開始前の時系列になっており、地味にクエストでここと行き来することになる。
 
また、夕焼けのラパンハウス【教育ママの苦悩】を受注中は、【ごうけつのひけつ】をオルテガの父から貰える。

DQ11S

冒険の書の合言葉は【ネルセンの宿屋】で手に入る。
BGMはFC版の【街】が使われる。グラフィックは3DS版と変わらない。

ドラけし!

ロト紋イベント「ロトの勇者と呪われた王子」前半の舞台として「アリアハンの町周辺」が登場。獣王【グノン】との戦いが繰り広げられる。
生息モンスターは【おおねずみ】【ねこまどう】【イエティ】【いたずらもぐら】【ベンガル】【ももんじゃ】

ロトの紋章

【勇者ロト】の故郷として名を残しているが、不戦主義を固持するアリアハン王の政策によって寂れている。
また、勇者アレルの生家はロト記念館となっており、アレルやフルカスが残した装備品が展示されている。
この中に【オルテガの剣】【タイターンの針】が保管されていた。
また、呪い装備が大量にあり、DQ3本編に登場する破壊の剣諸刃の剣が見られる。
それ以外は悪魔の鎧死神の盾皆殺しの剣魔神の鎧ゾンビメイル邪神の面破滅の盾などの他シリーズの呪い装備や、デビルアーマーサタンヘルムなどDQ5のモンスター専用装備も見られるが、DQ3に出てくる地獄の鎧嘆きの盾不幸の兜般若の面は置いてなかったりする。
 
グノン戦後、アリアハン王が政策を転換して魔王軍との戦いを決心したことにより再び活気あふれる街になった。アルスは英雄扱いされており、記念饅頭まで売られている。
ちなみに、それを買って食べているアステアの姿もみられる。
 
ロトの紋章」連載期間は約6年間だが、そのうちの約1/3のエピソード(約2年間)はアリアハン編に使われている。 
賢王ポロン覚醒・獣兵団の侵攻・守るべきものからの迫害・アルス独りでの孤独な挑戦・剣王キラ再合流・獣王グノン撃破・ジャガンとの一騎打ちと敗北・アルスの死と復活・自分の未熟を知り再修業と目まぐるしく物語が進んでいくが、それだけ多数の出来事が起これば、作中時間も2年経ったとしても全く違和感はないであろう。
 
ちなみによく比較されるダイ大は連載期間は約7年間だがダイ達が【デルムリン島】から旅立ってから最終決戦まで85日である。
ロト紋は長すぎると言われがちだが、あちらもあちらでかなり短いと突っ込まれる。

ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~

アレフガルドに輸送隊を送り、薬を配給している。教会の本部がある。
ギアガの大穴に向かう飛空艇はアリアハンにしかなく、またアリアハンの飛空艇は教会が仕切っている。
これはギアガの大穴が地下世界と繋がっていることと関係があるとされる。
かつて魔物の脅しに屈してアルス達を迫害した事を深く後悔しており、復活したグノン率いる魔物の軍勢が攻めてきた時は【アロス】達に国民全員で加勢し戦った。
グノンとの決着が着いた際にはクインゾルマにより大陸ごと粉々に粉砕された。

アベル伝説

中央大陸にある王国で、旅立ちの地。作中に登場する王国はここと【ドランの都】のみ。
グロウ族の末裔【アベル】、ボーン族の末裔【ティアラ】、そして【モコモコ】【パブロ】神父、【ヨギ】長老などが暮らす。
丘の上にアリアハン城があり、その麓に城下町、少し離れたところにアベルたちの暮らす村、そしてアベルの漁師としての主な狩場である竜神湖がある。また城の地下には【旅の泉】があるが、行き先はその時によって変わるようだ。
 
アベルとティアラが15歳を迎えた日、大魔王バラモスによって竜神湖が【死せる水】に侵され、ティアラをさらわれる。
直後、【竜伝説】について聞き出そうと企む【ムーア】に襲撃され、【宝石モンスター】である【おおありくい】が放たれ、アベルたちが何とか撃退するがこの戦いでヨギ長老を失う。
アベルとモコモコが王国を旅立った後、ムーアはさらに追手を差し向けて城を襲撃するが、宝石を狙って現れた【デイジィ】によってモンスターは倒され城は救われる。
 
中盤では【聖剣】【聖杯】の情報を求めてアベルがティアラや仲間たちとともに帰郷する。家族や村人との再会を喜ぶのも束の間、凶暴化した【ドドンガ】や、【ジキド】の放った【ドラゴンライダー】軍団の襲撃にあい、アベルは思わぬ形で再会した父【オルテガ】の最期を見届ける。
そしてアベルとティアラはここから二手に別れて聖剣と聖杯を求めるために再び旅立つ。
なお城は以前モンスターに襲撃されているはずだが、その爪跡らしきものは何事も無かったかのようにきれいサッパリ無くなっている。
 
終盤には【竜の天秤】によって、【伝説の竜】の眠る場所であることが判明する。それを知ったジキドによってティアラが連れて来られることになり、彼に街を滅ぼされそうになったティアラの強い感情によって【赤き珠】のチカラが発動して竜神湖に祭壇が現れる。
アベルたちもティアラを追う形で【ラーミア】に乗って帰郷し、ジキドを倒した後、ティアラによって伝説の竜が復活。
そこにそれを狙うバラモスも現れ、最後の戦いの場となる。戦いにはアベルたちだけでなく、【アリアハン王】やティアラの父【イワン】など国民たちが一丸となって参戦する。
怒った伝説の竜の攻撃や、バラモスが最期に放った「すべてを吸い込む黒い宝石」による竜巻、そしてそれが消滅するときの衝撃によって街や城は半壊するが、最後はバラモスを倒し無事に生還したアベルとティアラを国民たちが祝福した。

その他

スターオーシャン2にて、アーリア村のハーンという人物が、雑貨屋「アーリアハーン」を開いている。
もちろん、由来はドラクエ3の城・アリアハンである。