【風の翼】

Last-modified: 2024-04-26 (金) 16:26:55

アベル伝説

作中に登場する【ティアラ】の発明品の代表作(?)。
無数の鳥の羽を集めてそれを大きな翼状に編んだもので、【不死鳥ラーミア】をイメージして作ったもの。我々の世界でいうハンググライダーのようなものである。
 
しかしティアラは過去にこれの失敗作を15回も作っており、その度に【アベル】【モコモコ】が酷い目にあっていたようだ。
作中1話で15歳の誕生日に16台目の風の翼を完成させていたティアラは、風が吹いていて好都合だと知り、大切な使命を両親や【ヨギ】から聞かずにこれを持って飛び出し、アベルのところへ駆けつける。
アベルは渋々とこれを試してみたところ、強風が味方して見事飛翔に成功…と思われたがやはり羽が抜け落ち、竜神湖に墜落してしまう。
その直後にティアラは【バラモス】に攫われてしまうが、アベルは風の翼から抜け落ちた羽の一片を大切に持って旅に出る。
なおアベルが飛翔する時には鳥の顔のマスクもつけていたが、すぐに外れてしまった。
 
そんな失敗作ばかりの発明品だが、ティアラが【浮遊要塞ガイム】に囚われている中、やがてそれが役立つ時が訪れる。
彼女と仲の良くなった【ドドンガ】たち見張りのモンスターたちを利用して集めさせたモンスターの羽や骨を利用して風の翼を作り、そしてそれを使ってガイムから脱出することに成功した。
彼女を追ってガイムから飛び降りたドドンガもティアラに助けられて一緒に飛ぶことになったが、結局は壊れて真実の湖に墜落。そして聖なる光によって二人は【ストークの神殿】へと導かれ、旅の泉で【赤き珠の島】へとワープする。
風の翼の残骸は神殿内に残され、それを見たアベルたちは後を追うことになる。
 
打ち切り時の第一部最終回でも老婆の家の天井にこれが飾られている。このことからこの老婆はティアラの老いた姿ではないかと言われている。