【トビー(アベル伝説)】

Last-modified: 2022-03-05 (土) 07:22:30

アベル伝説

【デイジィ】の弟。
デイジィが幼かった頃、妹の【ルナ】と共に人買いに連れ去られた。
その際に人間の醜い部分を見せ付けられ、ゴミのように扱われて衰弱したルナとの死別を余儀なくされた。これを機に人間不信に陥り、紆余曲折を経て【ジキド】に育てられ、彼の手下になる。
 
存在が初めて判明するのは13話、【ナジミの塔】【ポポタ】の姿を見たデイジィが、彼を幼い頃のトビーと重ね合わせ、連れ去られた場面を回想していた。
16話から訪れた【ドランの都】では、デイジィはここにトビーがいるに違いないと確信し聞き込みをしていたが、手がかりは得られなかった。ここでデイジィは初めて【アベル】に弟の事実を打ち明けた。
22話では【ミネア】の占いにより、トビーが【エスターク】のあるゾイック大陸にいることが明かされた。
 
そして実際に登場したのは第二部1話(配信等では32話最後の差し替え部分)。声は堀川亮(現:堀川りょう。後にCDシアター【主人公(DQ5)】も演じる)。なお第一部でも末期のエンディングに姿が映っている。
彼はジキドのスパイとして、隙を見て【聖杯】?を奪おうと企んでいた。
聖杯を求めてアベルたちと別行動をとっていた【ティアラ】【モコモコ】【ドドンガ】のパーティの前に現れ、【ムーア】が引き連れていた【ようじゅつし】を剣で一掃。剣士としての腕はかなりのものだ。
これ以降、正体を隠して「【アリアハン王】の命で赤き珠の聖女をお守りする」と言いティアラに同行する。名前を聞かれるが本当の名前は隠し、目の前にあった花から咄嗟に「アドニス」と名乗った。
モコモコやドドンガはこの時から胡散臭さを感じていたようであるが、ティアラは彼を信用しきってしまっていた。
彼は不審に思われないようにティアラたちを助けながら旅に同行。最初は丁寧語でティアラと接していたが、彼女から呼び捨てでいいと言われた後はタメ口で会話するようになった。戦力面でもティアラ一行の強力な助っ人となり、戦いの中でティアラに【赤き珠】?のチカラを使うことを勧めたりもした。
やがて聖杯を入手して以降、道中でそれを奪おうと試みるがドドンガに拒否され失敗に終わる。ムーアに再度遭遇した際はティアラの考えに従って共に【エスターク】に囚われ、ボロンガとガガンボの協力により脱獄する。
そして【カカ】?の活躍で【バラモス】の手中にあった聖杯をティアラが取り戻したが、ジキドの出現とともにトビーは正体を明かし、ティアラやモコモコたちに襲いかかった。
 
ジキドが聖杯を奪った後、【聖剣】?【青き珠】?を奪うために、ティアラを人質にとってジキドと共にアベル一行の前に現れる。そしてそこで、アベルとともに戦ってきたデイジィと再会する。
過去を捨てた彼はあくまでジキドの部下としてアベルたちと敵対し、刃を交える。しかし、アベルの必死の説得や、「私は一日とてお前を忘れた事はなかった…」と剣を捨てたデイジィの涙を目の当たりにする事で人の心を取り戻し、「もはや利用する価値も無い」と言い放ったジキドに見限られる。
その後、ジキドの【メラゾーマ】を防ごうと仲間の前に立ちはだかったデイジィを庇い、致命傷を負う。その際に一度だけ彼女を「姉さん」と呼ぶが、その後は「幼い頃に別れたあんたの弟がもし生きていたら、ジキドの手下になどなってはいない…」と、悪に染まった自分が弟であることを否定しながらも実の姉の腕の中で息を引き取った。
その最期の瞬間までルナを守れなかったことを悔やみ続けていた。
ジキドが去った後、戦場には先に【メガンテ】で散っていった【ザナック】と並ぶ形で、トビーの愛用していた剣による墓標が建てられた。
 
ルナは人買いに連れ去られた後の衰弱死で、ジキドやバラモスは全く関係ない。これらの悲劇の間接的な原因である人買いはある意味ジキドやバラモスより邪悪な存在と言える。
さしずめダイの大冒険でも言われていた「人間は時に魔物以上に残酷となり得る」という描写か。

余談 

死にはしないし、人買いに攫われたのが逆なのだが、敵側についたりする点や容姿なども含め、DQ6の【テリー】は彼と似た設定が多い。なお同作に登場する仲間モンスターの【ボストロール】の名前【トビー】との関連は不明。
幼少時は黒髪であったのだが、【鳥山明】の原案では髪が銀色であったため、徐々に髪の色が抜けていき、青年時代に登場した時は銀髪になったという設定。服装がファンタジー世界の旅人風であり、容姿もテリーとよく似ている。