【フューレ】

Last-modified: 2024-12-14 (土) 10:59:32

勇者アバンと獄炎の魔王

勇者と魔王の復活編に登場した【ヘルゴースト】の変異種で、【幽霊騎士団】の一員。
諜報能力に長けており、【凍れる時間の秘法】で固まった【アバン】の所在、および秘法が解けそうなことを知り、その瞬間を狙って不意打ちで殺そうと襲撃してきた。
 
一見すると人間のような体型であるが、本体はその頭部のみで、胴体部はただの鎧に自身の霊体を根のように張り巡らせることで操っている。さらに、鎧の上から服を着込んで正体を悟らせないようにしている。
よく見れば顔はゴースト系列そのままなのだが、ぱっと見が完全な人間体型であるため、初見で種族を見破れた読者はなかなか勘が鋭いと言えよう。
ヘルゴースト本来の体では扱えなさそうな大型のフランベルジュ型の剣を巧みに操り、さらにそれに毒を仕込んでおり標的を確実に仕留める、手練れの暗殺者。
また、あらゆる呪文を反射するという【暗黒のマント】を羽織っている。
 
上述のように凍れる時間の秘法が解除された直後のアバンを狙うが、【無刀陣】の要領で反撃され撤退。
団長【ドルディウス】にアバンの恐ろしさを伝えるも聞き入れてもらえず、騎士団総出でアバンと再戦することとなる。
アバンとの対戦中、呪文で援護してきた【マトリフ】を抑え込むためにタイマンを挑むが、頼みの綱の暗黒のマントを【バギ】で舞い上げられてしまい【メラ】を受けて胴体部が炎上する。
たまらず鎧を脱ぎ捨てて離脱したところに【メドローア】を放たれ、咄嗟にドルディウスに逃げるよう呼びかけるも自分自身はもはや避けきれず、アバン一行は手を出してはいけない相手だったと痛感しながら他の多くの幽霊騎士団の構成員たちと共に消滅した。