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【メドローア】

Last-modified: 2019-09-26 (木) 06:38:16

概要 Edit

【ダイの大冒険】が初出の攻撃呪文。のちにゲーム作品にも逆輸入された。
漫画作品からナンバリング作品へ逆輸入された呪文としてはDQ10の【ベタン】に続いて2度目。
 
名前の由来は、メラの「メ」+ヒャドの「ド」+矢の英語「アロー」のアナグラム「ローア」
 
【ヒャド系】のエネルギーと【メラ系】のエネルギーを合わせ、対消滅を起こす。
冷気と熱気の合成というロマン溢れる奥義であり、ゲーム中で登場した時もこの設定を活かした仕様になっていることが多い。
ただし、炎+氷の複合属性だったり、光属性だったり、無属性だったりと属性設定は作品によって安定しない。
 

DQ8(没) Edit

データ上にのみ名前と効果の説明文のみ載っている。 無理矢理使おうとするとフリーズする。

DQ11 Edit

本編作品に初登場。
【主人公】【メラゾーマ】【ベロニカ】【マヒャド】を合体させた【れんけい】技。
 
原典を忠実にメラゾーマとマヒャドの連携なのは、主人公が【メラガイアー】、ベロニカが【マヒャデドス】を習得できないこともあるだろう。
ベロニカとロウでメラガイアーとマヒャデドスを組み合わせたらどうなるのか、気になるところである。
主人公はベロニカの魔力と全く互角の力で合成したことになり、本人のステータス差から考えると称賛すべきものである(ベロニカの方が圧倒的に魔力が上)。ベロニカも他の系統ほどヒャド系が得意でないため調整しやすいのかも。
 
理論上は異変前からでも使用可能だが、主人公がメラゾーマを覚えるのがLv56と遅い為、相当量の【メタル狩り】でもしない限り、使用できるのは大体は過ぎ去りし時を求めた後となるだろう。世界に異変が起きた後にメラゾーマを覚えても、ベロニカ不在で使えないのである(参考までに主人公をLv56にするには1433847の経験値が必要になる)。
 
本作では無属性全体攻撃となっている。
主人公とベロニカの攻撃魔力の合計でダメージが決まり、合計900での平均764(誤差±60)が最大。
ベロニカの攻撃魔力がかなりの数値なので、使えるようになってから最大に達するのに時間は然程かからない。
 
主人公とベロニカが手をかざした先に炎と氷の融合した球体が出現し、二人が力を解き放つとそこから矢のような光が放たれ敵へ向かっていく描写となっている。下記の命名の由来にも忠実な描写といえるが、原典における弓を引き絞るかのようなあのポーズまでは再現されなかった。

DQM2 Edit

【連携特技】の一つとして登場。
【メラゾーマ】【マヒャド】の組み合わせで発動する。
敵1体に700~900ものダメージを与える。

DQMJ2 Edit

敵一体にメラ系+ヒャド系の複合属性ダメージを与える。消費MPは脅威の80。
与えるダメージはSサイズのモンスターで280~500台とモンスターズ2よりは低いが強力。
【魔界】に登場する【オムド・ロレス】、及びGJとのマスター戦で【スライダーヒーロー】がたまにこれを使用してくるので注意。
なお、【メガンテ】【マダンテ】などと同様、AIはこの呪文を使用する事が無い。
プロフェッショナル版ではAIが使用するようになった。

テリワン3D・イルルカ Edit

DQMJ2より続投。テリワン3Dでは習得にデメリット特性が必須だった。行動不能系が嫌なら【ジェノダーク(スキル)】【神鳥レティス(スキル)】の2択だが、前者はアンラッキー、後者はウトウト+MPバブルの賢さ半分で必然的に威力がダウンしてしまうので使うなら間違いなくジェノダークでの習得になるだろう。
 
必ず【ヘロヘロ】【強者のよゆう】を押し付けられる獣王げきれつしょうよりはアンラッキーはだいぶマシではあるが…
ちなみにイルルカではメラゾーマの消費MPが10、メドローアが100なので、
後述する原典どおり「メラゾーマの10倍の魔法力の消費」となっている。

DQMJ3・DQMJ3P Edit

属性設定の変更に伴い氷結の複合属性となったが元メラ系と元ヒャド系なので実際はあまり変わっていない。
今回はダメージ最低値が380、最大ダメージは1260と言う尋常ではない程の強化が施された。
(実際は【超ギガボディ】以外は999でカンストしてしまうが)
これに今回の【かしこさ】の仕様が加わると、脳筋レベルなら一撃で蒸発させてしまうレベルの威力が出る。
 
加えてMP消費が80に低下(DQMJ2の仕様に戻った)。コストパフォーマンスも良くなった。
 
習得できるスキルは非常に少なく、無印版では【大魔道士】【闘神レオソード(スキル)】【DQ30周年SP】の3つだけ。
プロフェッショナル版では上記に加え、【女帝フレイシャ(スキル)】【邪眼皇帝アウルート(スキル)】【ジュヒョウの戦士】でも習得出来るようになった。
 
ちなみにプロフェッショナル版では本家であるダイの大冒険からコラボキャラクター達が参戦したため、彼らにメドローアを撃たせる芸当も可能。
特に【大魔王バーン】はかしこさが高く【火ブレイク】を持つため、相性がいい。

DQS Edit

ソードでは主人公と【ディーン】の合体必殺剣として登場。
ディーンが投げた炎と氷を、リモコンを∞字に振って融合させ、突くことで敵全員にダメージを与える。
消滅よりは火と氷の融合剣といった具合。

DQMB Edit

【光属性】の究極必殺技扱い。
原典とは違い、炎と氷の魔力が上空で渦巻き、光となって降り注ぐという演出になっている。

また、賢者のマジックダブルスキャンで使える合体呪文「【メヒャド】」も炎と氷を融合させた呪文で、そちらの方が原典のメドローアの演出に近い。

どこでもモンスターパレード Edit

とくぎセレクションで実装された【ミルドラース】の目玉とくぎとして初登場した。
敵全体に【メラ系】【ヒャド系】の特大ダメージを与える攻撃呪文。消費MPは160と歴代でも随一。
威力は使用者のかしこさに影響を受ける。

ダイの大冒険 Edit

漢字表記は「極大消滅呪文」。
大魔道士【マトリフ】が、魔王ハドラーとの最終決戦用に開発した攻撃呪文で、
命中した物体を問答無用で消滅させるという、他の攻撃呪文に類を見ない効果を持つ。
 
両手にまったく同じパワーのメラ系(プラスの熱エネルギー)魔法力とヒャド系(マイナスの熱エネルギー)魔法力を同時に作り出し、双方をスパークさせることで完成する呪文。
二つの魔法力が合体したら両手で引き伸ばして弓のように構え、敵に向かって巨大な光の矢として発射する。
 
この呪文の効果は「爆発で跡形もなく吹き飛ばす」や「高熱で灰も残さず焼き尽くす」などではなく、文字通り光の矢が当たった周辺の物質をなんの過程も踏まず完全な無へと消し去る。
効果範囲は調整できるのか場面によってまちまちで、サババでの集団戦では幅20m近くを地形ごと抉り、バーンパレスでのシグマ戦では直径80cmほどの空間に作用している。
 
本作のメラ系とヒャド系は「熱エネルギーを制御する同じ呪文」の派生であり、魔法力をプラスに作用させるかマイナスに作用させるかが違うだけとされている。
だからこそ、一見すると逆の効果を持つ二つの呪文の魔力は合成する事ができ、イオ系やギラ系の最上位呪文が「極大」の名を冠しているのに対し、メラゾーマとマヒャドを極大呪文と呼ばない理由はここにあるらしい。
メラ系とヒャド系の合成には、一人の術者が両手に2種の魔力を全く同じパワーで発生させなければならず、難度は非常に高い。マトリフ曰く「センスのないやつには絶対成功しない」とのこと。
片方のエネルギーが強すぎるともう片方の腕に魔法が流れ込むようで、元々メラ系が得意だった【ポップ】は修行や習得直後の段階では氷の魔法力を放出している右腕を焦がしていた。
ちなみに発生する合体魔力の見た目はギラ系にも似ているらしく、ポップは敵の油断を誘う「偽メドローア」としてベギラマを利用したことがある。
 
尚、外伝作品等ではメラゾーマとマヒャドの合体呪文であることが多いが、ダイ大におけるメドローアはあくまでメラ系とヒャド系の魔法力の合成呪文と説明されていて、メラゾーマとマヒャドの合成とは明言されていない
ほぼすべての魔法を網羅しているマトリフはともかく、ポップは【ヒャダイン】までしか習得していない状態でメドローアの魔力合成を会得しているので、上位呪文とは関係なく、炎と氷の同時使用とバランスが取れれば発動可能なようだ。
 
魔力合成に成功し、弓矢状に引き伸ばした段階で消滅エネルギーは形成されていると思われるが、手に掴んだままのエネルギー体で斬りかかったり、エネルギーを保持したまま構えを解いて他の行動に移るシーンは無い。
サババの戦いではシグマに跳ね返されたマヒャドで体勢を崩した際にメドローアの魔法力が消失しているので、弓矢のような構えを続けないと合体魔力も維持できないようだ。
また、この時のポップは然程魔法力を消耗した様子がないことから、本格的に消費するのは発射の時で、呪文を合成した段階ではあまり魔法力を使わないのだろうか。
 
こうした難易度や構えなどの条件をクリアできるなら、その威力は凄まじく、メドローアの前に装甲や耐久性などの物理的な防御力は全く意味が無い
通常の攻撃呪文を全く受け付けない【オリハルコン】だろうが、【アストロン】がかかっている者だろうが、当たれば問答無用で消滅させる。
また、【凍れる時間の秘法】で時間が止まっていて物理的な干渉が一切できない物体さえも消滅させられる。
 
ただし、あくまでも「呪文」であるため、明確な対処法や弱点もいくつか存在している。
まず挙げられるのが呪文の反射効果による防御。【マホカンタ】をはじめシャハルの鏡、フェニックスウイングのような手段なら、呪文であるメドローアをはじき返すことができる。
強力無比かつ防御手段が少ない事が術者自身にも仇となり、もしメドローアが跳ね返ってくれば自分達も防げず全滅に繋がりかねない。
また、通常の攻撃呪文と同じく、同じ属性の呪文、つまりメドローアをぶつけることで相殺できる。
マトリフがポップに伝授する際の修行も「お互いにメドローアを向け合って緊張感で追い込み、生き残るには相殺させるしかない」というものだった。
マトリフは「数えるほどしか使っていない」と言及しているが、相殺可能である事には確信を持っていたようだ。
どういった経緯で判断したのかは不明だが、もともとマトリフ一人のオリジナル呪文だったメドローアを「二人でぶつけ合って相殺する」テストはできないはずである。
魔法使いは常に戦況を見極めるパーティーの頭脳という信念をもつマトリフだけに、呪文であるメドローアがマホカンタなどで対策される危険性は予想できただろうし、仮に反射されるなら逆にパーティーが全滅してしまいかねないので処理法を考えておかないと実戦では危険すぎて使えない。
適当な魔物にでもマホカンタを使わせ、「マホカンタで防がれるか」をチェックするついでに、もし反射された場合の保険として相殺出来るかも検証済みだったのかもしれない。
この他に「魔法力を吸収・無効化してしまうもの」にも効果が無いようだ。
作中ではバーンパレス心臓部の材質がこれに該当し、接触前に魔力を奪われ効果を失ってしまっておりメドローアでの破壊に失敗している。
実例では無いが、ザボエラの【マホプラウス】も「呪文を吸収してから纏めて撃ち出す」設定になっていて、ミストバーンの闇の衣も、呪文を呑み込んで増幅し撃ち返せる。マホプラウスは使い手も同じ呪文を習得していないと吸収できないようだが、この辺りの術や特性にメドローアを撃つとどうなるかはハッキリしていない。
本編には登場していないが、原理的に言えば【マホステ】【あやしいきり】などでも防げる事になる。
 
熱や衝撃も加えず消滅させるという性質から、【黒の核晶】を爆発させずに処理する手段として名前が上がることもある。
黒の核晶は魔力を吸って爆発するという性質があるものの、ヒャド系で凍結して起爆不能にできているため、同じく呪文のメドローアも吸われないだろうという理屈である。
残念ながら劇中でこの処理法は試みられる事なく終わっている。これについても、ポップやマトリフが念のため莫大な魔力を吸って誘爆のリスクを避けたといった解釈が加わる事も多い。
 
なお、メドローアの具体的な消費MPについては明らかになっていない。
作中の描写から、メドローアを1発にはメラゾーマの10倍以上の魔法力が必要という推測もある。
これでDQ3のメラゾーマ(消費MP12)を基準に単純計算すると消MP120以上となり、
歴代のナンバリングシリーズでも消費MPが3桁を超えるのは【マダンテ】を除けばDQ9の【ベホマズン】(消費MP128)くらいしかない。
メドローア習得前ではあるが14巻で確認できるポップの最大MPは153しかなく、最低でも2発は撃てることから考えて、レベルアップによる最大MP上昇を考慮しても消費MPは80~90程度という推測もあり、ゲームシリーズの単体技初出であるDQMJ2でも80だった。
いずれにしろ大きなMP消費は術者に負担をかけるので、既に肉体の消耗が激しかったマトリフが使うと、吐血や体力切れなどだいぶ辛そうな状況になっており、ポップも終盤ではメドローアの連発で立ちくらみを起こしている。
 
ちなみに、マトリフがメドローアを開発した動機は、ハドラーを封じようとした【凍れる時間の秘法】の失敗により自らも時間停止に巻き込まれた【アバン】を救えなかった事を悔やんでというもの。
ミストバーン戦後のアバンは、マァムがポップ達の生存を知った際、「メドローアから2人を助けてたんですよ」と呪文名を口にしているので、実戦で目撃したか、少なくともマトリフから存在を知らされていたようだ。
アバンがアバンストラッシュを完成させてハドラーを倒したのは凍れる時間の秘法が解けた後なので、マトリフのメドローア会得は秘法の解除には間に合わなかったようである。また、ハドラーは後に蘇生しているため、少なくとも全身を消滅させるレベルのメドローアは食らっていない事になる。
 
強力すぎて当たればその場で勝負が決まってしまうので、作中でまともに敵に命中した場面は意外と少ない。
ゲーム本編での攻撃呪文はシステム的に必中だが、ポップはメドローアを命中させるために知恵を絞ることとなる。
実戦ではポップとマトリフ合わせ9回使っているが、決定打になったのは策のぶつけ合いとなったポップ対【シグマ】戦の大詰めと、マトリフが不意打ち気味に【ジャミラス】を撃破した時の2回だけである。
他に明確なダメージと戦果になったのは【ハドラー親衛騎団】との初戦。騎団の全滅を狙って使ったが【ブロック】がメンバーを土中に押し込んで回避されるも、ブロックのオリハルコンの巨体を大きく抉って戦闘不能にし、騎団がひとまず引き上げるのに繋がっている。
【老バーン】との戦いでは1発目を反射され、相殺するためにもう1発を使用。
【キルバーン】【◇の9(ダイヤ・ナイン)】から脱出する際には、罠の発する地獄の猛火に撃ち込んで穴を開けている。
ダメージ源にはならなかったが、その決定力で【天地魔闘の構え】を誘い、技の弱点を見切るための布石としても使われている。
「直撃を狙ったが当てられなかった」のは、老バーンとの初戦時にマホカンタで反射された時、ミストバーンの【フェニックスウィング】に弾かれた時、【バーンパレス】心臓部からの脱出時に壁の破壊を試み吸収された時の3回だけである。
 
修行による試し撃ちでは、「最初にマトリフがポップに向かって撃ったもの」「ポップがそれを相殺するため見様見真似で放ったもの」「後にポップがもう一度岩壁に向かい試し撃ちしたもの」の3発が描写されている。
また、直接の描写はないが、強化版【ミナカトール】発動に必要な【アバンのしるし】が光らず悩んだポップがどうして良いか判らず自分を追い込んでいた際、背景にメドローアを当てたと思しき丸く削られた岩壁が描かれていた。
 
ダイ大の『技の人気投票』では栄光の1位に輝くという偉業を成し遂げている。
実は総合得票数では【アバンストラッシュ】がトップだったのだが、主人公である「【ダイ】のアバンストラッシュ」と、技の開祖「【アバン】のアバンストラッシュ」が別集計になった事で個別票1位をゲットした。
発表コーナーには、喜ぶポップに「元々はオレの技(呪文)じゃぁねーか!!」とマトリフが突っ込みを入れ、ポップも渋々マトリフに感謝するという遣り取りも掲載されている。