必殺技について
特定のコマンド入力によって発生する隠し技。
いずれもMPを消費する。依存するステータスはINT。
必殺技の習得(メニュー画面の「必殺技」に表示する)方法は2つある。
- 図書館の主のところで売られる「まどうのしょ」を購入する。
- 自分でコマンド入力して必殺技を発動する。
それぞれの条件を満たした順に必殺技リストに登録されていく。
ただし、MP不足で発動できなかった場合は登録されない。特に消費MPが多いソウルスチールで発生しやすい。
必殺技一覧
並び順は「まどうのしょ」の順。
コマンドはアルカードが右向きの場合。
必殺技名 | 消費MP | コマンド | 効果 |
---|---|---|---|
ダークメタモルフォーゼ | 10 | ←↖↑↗→+攻撃 | 敵の返り血を浴びるとHPを8回復。 |
サモンスピリット | 5 | ←→↑↓+攻撃 | 敵を追尾するスピリットを召喚。敵に当たるとダメージ。 |
ヘルファイア | 15 | ↑↓↘→+攻撃 | ワープしてから炎で攻撃。 |
テトラスピリット | 20 | ↑溜め↗→↘↓+攻撃 | サモンスピリットを同時に4体召喚する。 |
ソウルスチール | 50 | ←→↘↓↙←→+攻撃 | 画面全体の敵に攻撃し、ヒット数分HPを8ずつ回復。 |
アクセルチャージ | 10 | ↓↘→+攻撃 | オオカミ変身時、前方に鋭く突進する。 |
ウィングスマッシュ | 8 | ジャンプを押しながら ↑↖←↙↓↘→+ジャンプを離す | コウモリ変身時、前方に高速で突進しながら攻撃。 |
百なる一の剣 | 30 | ↓↘→↗↑溜め↓+攻撃 | 剣魔召喚時、画面全体に攻撃。 |
ボタン表記(いずれもデフォルトの場合)
- 「攻撃」=右手・左手ボタン
PS:○・□ボタン SS:A・Cボタン Xbox:X・Bボタン - 「ジャンプ」=ジャンプボタン
PS:×ボタン SS:Bボタン Xbox:Aボタン
コマンド入力にはやや癖がある。
斜めにちゃんと入力すること、コマンド完成後十字キーをニュートラルに戻さないと出にくい技があること、ボタンを押す猶予時間は意外と長いことを覚えておきたい。
また、盾が装備されている側の手の攻撃ボタンでは発動しないことにも要注意。
いずれの必殺技も発動中は無敵である。
必殺技を強化する手段
必殺技の威力は全てステータスの「INT」に依存する。
一見物理攻撃に見えるものや、実際に物理・切断属性のものであっても同様にINT依存。
入手時期が早いものでは蔵書庫で拾える「おう玉石のサークレット」がINT+10というかなり大きな効果を持っている。
また、「やみのむねあて」は必殺技の威力を約1.5倍に強化する。
説明文では「魔術」とされているが全ての必殺技が強化対象。
禁書保管庫に登場する「ティンマン」のレアドロップ品となっている。
「百なる一の剣」のみ、剣魔の使い魔レベルにも依存することも覚えておこう。
各必殺技詳細
ダークメタモルフォーゼ
- 消費MP:10
- コマンド:←↖↑↗→+攻撃
「ダークメタモルフォーゼ!」と言いながらアルカードが赤く光る。効果時間はINTの値により変動する模様?
一部の敵に切断属性の攻撃を当てると血が飛び散るが、この返り血を浴びることでHPを回復できる。
回復量は1回につき8ポイント。アクセサリ「ブラッドストーン」を装備していると回復量が16ポイントに増加する。
性質上、骨や鎧の敵ばかりが登場するエリアではあまり機能しないが、生身の敵が多く出るエリアでは活躍する。
特に無限出現するメディウサヘッドが血を出すので無限回復のソースにできることは覚えておこう。
武器「ようとうむらまさ」を装備していると常時この状態になる。
更にこの状態の時に血を浴びるとようとうむらまさの攻撃力が徐々に上昇していく。
サモンスピリット
- 消費MP:5
- コマンド:←→↑↓+攻撃
敵を追尾する白いスピリットを召喚して攻撃する。ぱっと見ではわかりにくいが物理属性の攻撃。
スピリットは敵を追尾して数発ヒットすることがあるが、狙った敵に都合良く追尾してくれるとは限らない。
アルカードの直接攻撃が頼りない序盤では遠距離・壁抜けで攻撃できるため破格の強さ。
特に物理属性弱点のアックスアーマーは大抵一撃で倒せるため、ショートソードなどの武器攻撃とは比較にならない威力を実感できるはず。
中盤以降はやや威力不足だが、それでも遠距離追尾・地形抜けの攻撃手段としてはお手頃。
INTを増強すれば十分使い物になるが、その頃のレベルになると後述のテトラスピリットに交代だろうか。
ヘルファイア
- 消費MP:15
- コマンド:↑↓↘→+攻撃
コマンドを入力するとアルカードが光と共にワープし、出現後マントから3発の炎を発射する。
本作のOP「FINAL STAGE ~血の輪廻~」でドラキュラが使用する技と言えばわかりやすいだろう。
ワープ時は左右に移動可能で、ワープからの出現時に何も入力してないまたは左右のみ入力している場合は通常の三連炎を発射する。
また、出現時に下を入力していると発動をキャンセルして即座に行動可能になる。逆に上を押していると貫通する大型の火炎弾を2発発射する攻撃に変わる。
後者は他の作品で「ダークインフェルノ」と呼ばれる技だが、本作ではどちらも炎属性。
2種の炎はそれぞれ用途が異なる。追加入力なしの方は弾速が速く、瞬時に2~3ヒットするためこれで倒しきれるならこちらの方が強い。
一方、追加入力あり(ダークインフェルノ)の場合は初速が遅いため、ワープ出現位置で密着して発生させると多段ヒットして一気にダメージを取ることができる。
なお、1ヒットごとの威力はどちらもあまり変わらない。
ただし、発動時のワープの演出が非常に長いこともあり、時間当たりのダメージ効率はかなり悪い技となっている。
便利な用途自体は多々あるものの、メイン攻撃手段とするにはいささか厳しい性能ではある。使い込むなら愛が必要だろう。
また、後述のソウルスチールのコマンド失敗時に暴発しやすい技でもある。ワープで逃げたあとに下キー入力でキャンセルすると良い。
テトラスピリット
- 消費MP:20
- コマンド:↑溜め↗→↘↓+攻撃
サモンスピリットと同じ効果のスピリットを4体同時に召喚する技。
威力も性能も同じだが、4体同時に召喚するだけあって瞬間火力もほぼ4倍でありかなり強力。
代わりにコマンドに溜めが必要になったため、とっさの入力では出せなくなった。
常時上キーをホールドしておき、チャンスが来たらさっと十字キーを下へ半回転入力して攻撃すると出しやすい。
ただし、上キーを押したまま通常攻撃しようとするとサブウェポンが出てしまうというので要注意。
瞬間的な火力では必殺技の中でも屈指のものがある。
消費MPもその割には良心的であり、ゲーム後半でも十分活用できる。
やみのむねあてなどで特化すれば、終盤のボスも容易に撃破できるだろう。
ソウルスチール
- 消費MP:50
- コマンド:←→↘↓↙←→+攻撃
画面全体のターゲットに複数段攻撃し、ヒットした分だけHPを8回復する。
「ヒットした分だけ」なので、ターゲットの数が多ければ多いほどHPを大量に回復できる大技。
なお、あえて「ターゲット」という書き方をしたが、これは敵だけでなく燭台や撃破できないスピンヘッドにヒットしても回復できるため。
「魂を奪う」という名前だが、実際は魂がなくても回復できるというわけである。
攻撃手段としては物理属性で単体の敵に最大7ヒット。
1発当たりの攻撃力は意外と低く、単体の敵への火力ではテトラスピリットに大きく劣る。
代わりに文字通り画面全体に攻撃するため、対集団においては非常に強力。
コマンドが非常に複雑なうえ、コマンド入力後に十字キーをニュートラルに戻さないと非常に出にくいという特徴がある。
特に十字キーを回している間に上要素が入ってしまった場合、ニュートラルに戻さずに攻撃ボタンを押すとほぼ上記のヘルファイアが暴発してしまう。
ニュートラルに戻す癖を付けると意外なほどあっさり出せるようになるので、要練習。
武器「モーンブレード」や使い魔「ゴースト」(Lv70以上)の吸収回復もソウルスチールと同じものになっている。
アクセルチャージ
- 消費MP:10
- コマンド:↓↘→+攻撃
- 発動条件:オオカミ変身時、かつ魔導器「スキルオブウルフ」がONになっている
前方に鋭く突進しながら噛みつく攻撃。発動中は無敵。物理属性。
更に魔導器「パワーオブウルフ」がONになっている場合、発動後に十字キーを前に入れっぱなしにしておくとそのまま高速でダッシュしながら攻撃し続ける。ただし敵に攻撃がヒットするたびにMPを消耗していく。
威力はあまり高くない上、高速でダッシュできるとはいえど敵にヒットするたびにMPを消費してしまうので見かけ以上に燃費が悪いのが欠点。
攻撃要員としても移動要員としても後述のウィングスマッシュにお株を奪われている哀しい技。
ウィングスマッシュ
- 消費MP:8
- コマンド:ジャンプを押しながら↑↖←↙↓↘→+ジャンプを離す
- 発動条件:コウモリ変身時
凄まじい速度で突進しながら攻撃する技。移動においてアルカードを支える頼もしい技である。
突進中も上下移動が有効なのも移動面での利便性を高めている利点。
2段ジャンプ→斜め急降下キック→コウモリ変身→ウィングスマッシュの入力をマスターしておくと横方向の移動速度がグッと上がり、探索がし易くなる。
字面で見ると複雑なコマンドだが、コウモリ変身時にジャンプボタンを押すとブレーキするので、その状態で十字キーを上~後ろ~下~前と4分の3回転したらジャンプボタンを離す、というもの。
いざ使ってみると意外と直感的で覚えやすいだろう。
このウィングスマッシュは機種・バージョンによって挙動が異なる。
- PS初期版・PSP版以降・スマホ版(日本語のみ)
一定距離を突進したら必ず変身が解除される。そのため長距離の高速移動はできない。 - PS中期版以降・Xbox360版・スマホ版(日本語以外)
初期版同様に一定距離を突進すると変身が解除されるが、突進中に再度ウィングスマッシュのコマンドを入力すると突進が継続する。コマンドが成立するごとにMPを消費する。
入力のコツはジャンプボタンを十字キーを上からぐるりと回転するように入力し、前を押した直後にジャンプボタンを離してまた押して十字キーを回転して……と入力していく。意外と簡単。
入力の都合上どうしても上下に突進がブレていくのが欠点。 - SS版
突進が発動したら、手動で変身を解除するか壁に激突するまで突進が継続する。MP消費は発動した瞬間のみ。
他機種版と比べても異様なほど利便性が高くなっている。上下の軌道調整も非常にやりやすい。
百なる一の剣
- 消費MP:30
- コマンド:↓↘→↗↑溜め↓+攻撃
- 発動条件:使い魔「剣魔」召喚中
剣魔の力を発揮し全画面攻撃する技。切断属性。
「百にして一なる者よ、ここに集え!」
この技は特殊で、威力にINTだけでなく使い魔「剣魔」のレベルも大きく影響してくる。
よく宝石詐欺専用だの、弱いだの散々に言われがちなこの技だが、実はちゃんと剣魔を育成して、特化装備で使えば画面全体に500~600ダメージくらいは容易に出るので弱くはない技である。
が、そこまで剣魔が育っているならそもそも自由行動させても十分強く、なにより全画面攻撃としてはソウルスチールが、単体攻撃としてはテトラスピリットの方が強いため、結局有効活用するのは趣味の領域にはならざるを得ない技。
発動エフェクトはカッコいいので、剣魔が好きなプレイヤーは活用してあげたいところだ。