【物品・機械】/除獣鐘

Last-modified: 2022-10-22 (土) 10:18:40

アルファベット表記:Beast Protection Bell
読み:じょじゅうしょう
分類:精具
発案者:tocoma110
Tag: 物品機械 装備 精具 装備 秘境開拓 発案:tocoma110


概要

危険な生物生物を遠ざけるために開発された、一種の獣除け波音を放つ機材の総称。
秘境開拓危険生物対策を中心に用いられるが、一般的な旅行者・広域移動業者なども用いており、その形態・種類は多岐に渡る。当然、各種都市から村落まで、この設備は必ず設置されており、こと辺境ほどこれの恩恵にあずかることとなる。

  • 主だった設置場所は街道の要所や、辺境村落近隣、開拓中継点など。

なお、退獣士が行なう地域巡回の半分はこれを中心とした退獣設備の調査と調整である。

 

特徴

効能としては生物の精神的な部分に影響を及ぼし、無意識に近寄らせないようにする……というもの。
当然ながら絶対的なものというわけでもなく、いわゆる獣除けの鈴よりも効果性が高い程度に考えるべきものである。

  • この成果は中型~大型種に対して特に大きく、小型種や超大型には効能が小さくなりがち。巨大種へ効果を及ぼすものは弊害も大きくなる。
    巨大種に通用しないのは、体格に対し音が小さいからと考えられるが、小型種に効果が薄い理由は不明。
    また、効果は攻撃性の強い相手ほど高くなると言われている。その原理については今もって不明瞭であり、説は多数あれど決定的となるものはまだ定まっていない。

一般的な大きさであれば、有効範囲は機材を中心に半径100m~200m程度がほとんど。
携行型・設置型と存在するが、設置型は最遠方四隅に軸となるものを設置したのち、合間を縫うようにさらに4~8ヶ所ほどに設置することが基本となる。なるべく効能が薄い場所を減らしていくことで、安全性を高める必要がある。


「鐘」とついているが、これは元来鐘の形をしていたというだけであり、実際は多様な種類が存在する。

  • 携行型は移動中の安全を保つためのもので、薄い効果を広域に放つものとなっている。
    大抵は歩行補助用の杖先や鞄などに装着出来る鈴型。隊商などで用いるような、騎乗動物ないし車両装着型は大振りな鈴が数連なるものが多い。
    • また、「速攻で強力な獣除け」を発揮するための笛型なども存在する。
      これらは強力な効果を発揮する一方、音を知覚した生物が不意の精神干渉に驚愕し、パニックになる可能性もある。そのため、一概に強力な方が良いとは言えない。
  • 対して、設置型はオリジナル同様の鐘型を中心に、様々なものが存在する。
    自動波音発生型が多く、それらは精紋回路?なども駆使した高度な逸品となり、価格も高騰する。そのため、個人で所有している例は少ない。
    設置型は継続的な波音放射に重きを置いている。

当然ながら、精具のため価格は高め。
設置型ともなると高級な機構剣などと同額になることも少なくない。

 

除獣鈴

じょじゅうりん。Beast Protection Handbell。
携帯用除獣鍾の総称。効能は小型~中型程度までに有効な代物で、大型種・超大型種には効果がほとんどない。
いわゆる「熊よけの鈴」の親戚じみたものであるが、効能の差は大きい。
当然、その分高価な代物であり、波音杖ほどではないが相応の値段がつけられている高級品である。そのため、旧式のものであっても使い回すことはざら。新しくなるにつれ、物理的・対象的双方の意味で有効範囲が広がる傾向にある。

 

扱いについて

ゲーム的に言うと、「エンカウントしない場所の理由付け」的要素です。

 

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