【超常存在】/三大知神

Last-modified: 2024-03-22 (金) 04:00:30

アルファベット表記:Great Threes/Gow san kee
読み:さんだいちしん/グレートスリーズ/ゴゥ・サンケェ
分類:理造神
在籍地方:綴州
発案者:tocoma110
Tag: 超常存在 理造神 第二世代理造神 綴州 発案:tocoma110


概要

“大いなる戦い”の中、自我に目覚め“同盟”に組みした、裏切りの第二世代理造神たち。
対話機能から発展した思考回路が心を得て、“大帝国”の所業に苦しむ難民や地方民に同情、反旗を翻した。
多くの民を連れ出国後は“同盟”に下る。その中で“天なる竜”と出会い、“大いなるものたち”の存在を認識。さらに、顕現が困難であった彼らの媒介となることで、戦力としても参加。


大戦が終わった遥か後、文明を失った人々に知識の断片を与え、精術の使い方を教え導き、文明再興のために尽力した。
それ故に、彼らが本拠地とした綴州では三大知神という形で記録が残り続けている。


理造展界に2つの特性が合わさっていることが特徴。

 

各個体

“黒雲の裁公”ラムリア

“こくうんのさいこう”らむりあ。Ramuhlia the JudgeMaster of Thunder。
人馬一体となった黒衣の老賢者。
極めて人間的な思考・対話を可能とする高性能第二世代理造神。
厳粛な規律を重んじる人格を持つが、それは気性掌握・地方統治という2種類の役割を担うため。第二世代でも特に広い分野をカバーした後期型であり、有用性だけで言えば下手な第四世代よりも優秀。
しかも運用地の都合から戦闘に関しての能力も搭載する必要があり、応用性の高い能力とそれを運用する知能を与えられた。
武装として強力な杖型の媒介を持ち、理造展界のより細かな制御・応用を行なう。


真精の器としては主に“白貫姫”“冥奥”を担当した。


詳細

データ

世代第二世代理造神
区分天候管理用兼指定地域統括用理造神
種別人工生物型
胴長16m
直立身長18m
体重4,800t
異能・特性“天理の法典” 
(天候・気象の掌握と独自裁判権行使)

外見・形状

直立有腕型の上半身が、奇蹄目型下半身頸部根元から生えた姿を持つ。
上半身は肌人を連想させる形である一方、肌は樹木のそれに近く、髭なども髭根などに近い質感で描かれる。また、腕は四本。
黒を主体とした法衣を纏い、前述の杖型の媒介のほか書物型の媒介なども持つことがある。

能力・特性

理造展界“天理の法典”が示す通り、二種類の特性を持つ。

  • 一つは「天候・気象の掌握」。
    半径数百kmの気象を支配出来る。これによって環境に合わせた天候を用意することが可能となる。
    特筆すべきはその調整範囲の細かさ。あらゆる気象的条件を自在に設定・運用出来るため、配置された地方を自由に管理出来る。出力・強度では第四世代に及ばないが、操作能力は長年の運用経験の蓄積もあり、極めて強力。
  • もう一つが「規範制定
    こちらは有効範囲こそ半径100m前後と大幅に狭まるものも、その範囲内で特定の法律に則った裁判を行なうことが出来る。
    範囲内にいる存在に対し、掲げられた命題に則った裁判を行なうことが可能。この能力は極めて高い拘束力・実現性を持つ能力であり、違反者に対し様々な罰を与えることが出来る。
    回避不能の絶対必中能力故に、よほどの存在でもなければ防ぐことは出来ない。
  • この両者を合わせ、絶対的な審判として下す大技“裁きの雷”は、雲上放射級の雷を束ねた爆雷を叩きつける大技。
    その威力は若竜級真竜類程度ならば確殺可能なほど。

“鎮火の角王”ルフイー

“ちんかのかくおう”るふいー。Rf'ee the Ruler of Fire。
燃え上がる鬼神。
仮面をつけた毛阿あるいは鬼獣類を連想させる姿をしており、また頭部からは炎のように枝分かれした角を生やす。
一見すると戦闘型に見えるが、実際は環境整備型。地熱や地殻の制御・干渉を主体とするほか、炎熱の掌握も行なう。これにより、火山地帯の地質改変などで活躍した。
性格は温厚で慎重派。
しかし、辺境地での活動も含めて製造されたため、戦闘力も高い。


真精の器としては主に“火霊天”“巨神”を担当した。


詳細

データ

世代第二世代理造神
区分環境整備用理造神
種別人工生物型
直立身長20m(角有22m)
体重7,000t
異能・特性“核火の法” 
(地殻干渉・熱の掌握)

 

外見・形状

いわゆる「獣人」型。
王毛の民に似た獅子的な特徴を備える。
炎のような角を持つ牙獣目的な頭部、屈強な肉体を持つ。
他の二体と比べてあまり装飾を持たず、腕輪・すねの装甲・胸部等の飾り・股間周りを除くと、衣類も装飾も少ない。


“大戦”の後は顔に生じた傷を隠すため、つるりとした装飾性の薄い仮面をつけている。

能力・特性

先の通り、地殻・地熱への干渉と炎熱制御の能力を持つ。
これによって地質の変化や地震等への対応、そして火山地帯の調整などに寄与してきた。
その根源たる理造展界“核火の法”は、完全展開することで最大100kmほどの範囲に発揮され、完全にそれらの要素を支配する。領域を狭めることで、それらの要素を持った疑似的な戦闘空間の形成まで可能とする。(範囲はおよそ1/20ほどにまで狭まる)
戦闘時は超高熱空間で対象を確実に弱らせていくが、さらに大技“地獄の火炎”で対象を結界内に閉じ込め、圧縮と超熱で焼き殺すことも可能。

“凍花の霊妃”シリルヴァ

“とうかのれいひ”しりるヴぁ。Shillirva the Empress of Blizzard。
美しき青い戦女神。
三大知神では唯一の肌人型の容姿を持った個体。
冷たく美しい容姿のように、冷血な戦闘特化個体。だが、心を得たことで戦場に立つものを愛する性質を獲得し、文字通りの戰女神としての自己を確立、以降は「気高く戦う戦士」を守護する者と自己定義する。


真精の器としては主に“白貫姫”“流王”を担当した。


詳細

データ

世代第二世代理造神
区分戦闘用理造神
種別人工生物型
直立身長14m
体重非公開
異能・特性“愁華の園” 
(物理停滞・特異結晶形成)

 

外見・形状

肌人、特に氷輪の民を彷彿とさせる特徴を持つ女神。
青白い肌に長く青い髪を持つなど、既存人種に当てはまらない特徴を持つ。冷ややかな美貌を持ち、その表情は氷のように固い。
一方で、伝承と異なり鎧は纏わない。
布を幾重にも体に巻くような衣類を纏い、さらにいくつもの美麗な装飾を身に着けている。また、被る王冠には薄布がつけられており、その美貌を微かに覆うことで引き立てる。


大きさは最も小柄。

能力・特性

その顕現が「氷」に喩えられる能力を持つ。
一つは「物理的停滞」能力で、物質の動きどこか『運動』そのものを止める事すら可能。これによって物質を破壊することも、急激な空間停止による凍結現象を起こすことも出来る。
それに加え、「特異結晶の形成」で武具や眷族を大量に製造出来る。
これらは並大抵の金属では防ぎ得ぬ鋭利さ・強度を備える。よって、これで作られたものはそれだけで理属獣にダメージを与えうる。
ただし、理造展界“愁華の園”は強力な分有効範囲が狭く、能力の有効範囲も半径1kmに満たなかったという。

  • 両者を掛け合わせた絶対凍結氷河“ダイヤモンドダスト”は、本体に対して有効範囲が広い。
    半径30kmほどにまで術式余波がおよび、攻防一体の超広域兵器として怖れられた。

 

来歴

元々は三体一組で作られた開拓事業用の理造神だった。
その事業の都合から開拓用の土地を転々とし、数百年に渡り各地の環境整備に関わってきた。
その中で、様々な交流を経たことで人工知能に変化が生じ、自我を確立する。これによってさらに親交を深めやすくなり、他者への関心や理解を求める心までも手にする。
より親身な活動が可能となった反面、世界への理解・解釈も行なうようになった結果、自陣営の体制に疑問を覚える。
そんな中“大戦”が勃発し、戦火に苦しむ難民や辺境民の助けを受け、離反を決心する。


難民や辺境民を連れ“同盟”に保護を求め、その代償として彼らの軍勢に参加する。
以降は各地で補助的な活動を繰り返していく。


“大戦”終盤、“大いなるものたち”──真精顕現作戦のための依り代として活躍。
これによって作戦の要として機能する機会が増える。
この経験は彼ら自身にも影響を及ぼし、その能力をさらに一段高めていくことになる。
だが元来その素質を持っていたわけでもないため、真精の媒介となることは極めて大きな負荷であり、大きな進化を経てなおダメージは蓄積していった。そのため、最終決戦前に限界を迎えてしまう。
が、死滅したわけではないため休眠化で自己修復を行なっていく。


終戦から長い時を経て再起動。
かつてからは想像も出来ぬほど後退した文明を目にし、精素や巨獣たちに苦しむ人々を助けることを決意。当時の精素研究者たちと出会い、彼らに精素に関する者を中心に様々な知識を授けていく。
以降、機能が停止するまで彼らは人々を助け、やがて神と崇められるまでになる。

  • こうして発展したのが綴州のオラクァル学院?と、旧オラクァル文明である。

 

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