【世界観】/超古代文明

Last-modified: 2023-09-01 (金) 19:17:58

アルファベット表記:Gran Ancient Civilization
読み:ちょうこだいぶんめい
発案者:tocoma110
Tag: 世界観 超古代文明 発案:tocoma110


概要

大陸歴より数万年以上前に栄えたとされる、無数の文明の総称。
その多くは微かな名残のみを残すのみであり、実態のほとんどは不明瞭であるが、現代をはるかに上回る高度な文明が栄えていたことで知られている。

 

大まかな種類

一口に超古代文明と言っても、いくつかの分類が存在する。
多くは推定年代・出土品などからの特徴・発見地域から区分されている。
以下はその中でも特に有名なものである。

精核文明時代

一般的に「超古代文明」と言えばこの時代・文明を指す。
大陸歴よりおよそ100万年以上前に栄えていたとされ、精核機関が技術として成立した時代。
精核機関を用いた発明品が数々世に送られ──大きな戦争へとつながったとされる。


その技術力の高さはすさまじく、現代でも各種遺跡が発見されるも、まるで解析不能な構造をしているものが珍しくない。
辛うじて解析が進んでいる物品からは、非常に高度な文明ゆえに高い生活水準が保たれていたことがうかがえる(戦争期は除く)。
精素の扱いも非常に巧みであり、これらを元に精術や工業技術の研究が進むことは多い。そのため、この時代の出土品は非常に高額で取引されやすく、また遺跡そのものの研究も非常に盛んである。


主だったものとしては、後述の二種に大別される。

超古代大戦

精核文明時代、二大文明が衝突し、数十年にわたる長期的な戦争となった時代。
理造神と巨人機を中心としたさまざまな兵器がぶつかり合い、双方以外の土地・領域さえ巻き込みながら戦火を拡大していった。実際、今でもその爪痕が秘境として残るほどである。

  • これは真竜類たちすらも脅威を覚えたほどの戦いであり、さ中でかの七竜の代替わりすら起きている。
    大陸歴制定以後も生き続けられたこの時代の竜はごくわずかで、エルネセトア大陸では真竜類10玉に満たないという。

この大戦の終息の詳細は知られていないが、この文明期の収束と共に一度文明は崩壊し、再び大きな文明が取り戻されるまでに数千年の時間を要した。

理造神型文明

別名、大帝国大帝国文明
精核文明時代の最大勢力とされる、巨大な帝国型国家及びその文明の総称。
理造神を発明し、それによる領土の安定と拡大を図っていたとされる。機工学的なものよりも純粋波音術の利用や生体利用技術を中心とした文明であったと推測され、出土されるものの多くは波音詠唱が必須なものが目立つ。極稀に見つかる情報媒体などは波音での情報再生が可能なことがあるため、超古代文明期の情報を知るに大いに役立っている。


選民的な思想が強かったのか、都市部や市民階級と目される者たちと、それ以外の住民とで大きな格差があった模様。
そのためか、多くの文明にとっては脅威であったようで、彼らの用いた理造神は各地で横暴な神々、魔物や邪神の類として伝説に残っている。

  • 同時に理造神側からも離反があったようで、地方の小さな信仰として残る神々の中には、離反した理造神の面影が残っていることもある。

一方で、文明の中では一定の秩序があったことも事実。
各差こそあれ、被支配民にもある程度の保証がなされていたらしい。
政治参入などのいくつかの基本的権利に階級別差異があったものも、逆に言えばそれ以外の面では一定の自由と平等な社会的立場が認められていた。加えて、大連合が台頭し始めると大連合の独善ぶりに対抗するため、支持する国家・文明も少なくなかったことが判明している。


戦争においては優勢であり続けたようだが、同時に理造神製造の素体集めもかなり熱心に行なっており、彼らの手で滅んだ国などは多かった様子。


関連タグ:理造神

巨人機型文明

別名、大連合大連合文明
前述の理造神型文明に対抗していたとされる、巨大な連合国家と目される文明。
巨人機と呼ばれる大型の人型兵器を製造していたとされる文明であり、機工技術に優れていた。波音詠唱ではなく機械式の波音や精合術系統での精素結晶消費型の装置が数多く見つかっている。

  • 実は軍備においては大帝国よりも注力していたようで、見つかる遺産も軍用と思われるものが目立つ。

性質としてはいくつもの国家が集まっているものとされるが、実質的には一つの大国となっていたことが判明している。
地域ごとに代表は存在するが、それらを統括する大統領が存在し、大統領府と州政府の連携により運営されていた模様。こちらもその規模からして非常に大きな影響力を持っていたようで、大帝国発足以前は覇権を握っていた国家だった。そのためか、大帝国との折り合いはかなり悪かったようで、戦争となったのも当然の帰結であった。
そのほか、他国に対してもかなり高圧的な面があったようで、大帝国と並んで敵視する文明・国家は多かったこともいくつかの記録から知られている。


元来は対巨大生物と戦うために巨人機を製造していたこともあり、世界的な防衛機構の役割を担っていた様子。
そうした点から、精核文明初期より大きな影響力を持っていたとされる。

  • 巨人機製造のための資源も枯渇しやすかったのか、大帝国から庇護する代わりに傘下国に無理を強いてもいた様子。
    そのため、後に同盟が擁立される下地を作ってしまった。

関連タグ:巨人機

同盟軍

厳密には文明ではないが、超古代大戦期に存在した第三勢力。
大帝国・大連合が戦争の中、資源獲得などのために他国への侵略を行ったことに対し、それ以外の勢力の多くが結びついて生じたとされる同盟。
前述の二つと異なり、本来は全く異なる国・勢力の集まりであり、なんと真竜類すらも加盟していたことが判明している。
真竜類の存在によりどうにか二大勢力に抵抗していたが、後にその真竜類の筆頭が理造神に改造されるという不測の事態が発生、一気に劣勢に陥ったと思われる。
しかし、それに折れることなく戦い続けたようで、ここに属していた国々の名残が、大陸歴前の文明の一部に見出すことが出来るという。


また、上述の2文明と異なり、多数の種族が所属していたことが語り継がれている。
このことから、第二次魔北大戦以降の社会に近い光景が広がっていたのではないか、とする説が根強い。実際、同盟軍関連の遺跡は同戦争以後の建築物・街作りに近いものがあり、様々な生態・形態の種族が同居することを考慮した構造をしている。


関連タグ:同盟種

その他文明

上記二点以外の文明も多数存在していた。

 

超古代巨獣対抗文明

精核文明よりさらに古代にあったとされる文明の一つ。
年代はほとんど不明。少なくとも数百万年以上は前とされ、前述の巨人機型文明にとってはその祖先と当たるものと考えられているが、詳細は不明。
 
ほとんど文献・遺跡は確認されていないが、辛うじて確認されていることは

  • 超巨大生物が大量発生していたないし生息していた。
  • 最初の七竜はその頃に成立した。
  • 当時の文明種は各種巨大生物に対抗するため、様々な対策を講じていた。
  • それ以外にも多数の脅威が存在していた。

以上の点のみ。あまり出土品もなく、未だに詳しいことは判明していない。


この文明の名残はエルネセトアよりもアルニアの方で観測され、そちらでは主にこの時代にが関わっていたことが判明している。

超古代神話時代?

上記文明と同時期かと目される、謎の文明。
光の国信仰における崇拝対象光の巨人が活躍したのはこの時代ではないかと考えられている。

  • ほとんど記録はなく神話や伝承に名残を見出すことしか出来ず、詳細不明な脅威が世界各地に出没し、それに対抗するため星辰の彼方より輝ける巨人たちが来訪、人々と手を取り合い立ち向かった……とされる以外は不明。

 

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