状態異常

Last-modified: 2018-05-20 (日) 16:01:46
健康管理は冒険者ならずとも大切なことです。
~熟練の魔術師~

状態異常とは

キャラクターが受ける体調の変化です。受けると体が動けなくなったり攻撃ができなくなったりします。

状態異常の種類

ここでは状態異常の種類、回復方法を説明します。治癒判定に関しては戦闘のルールを参照してください

重荷、超過、潰れ中

所持可能重量を超えるとその動きが遅くなり、また最終的に動けなくなります。また戦闘中や激しい運動を行う時にダメージを受けてしまいます。
キャラクターの所持可能重量を超えると重荷状態になります。また所持可能重量の2倍を超えると超過、所持可能重量の3倍を超えると潰れ中となります。

重荷状態の場合速度が5下がり(最低1)それにともないイニシアチブと移動力も下がります。(最低1)
超過状態の場合速度が10下がり(最低1)それにともないイニシアチブと移動力も下がります。(最低1)また、戦闘時は行動終了時に1D10点の無属性のダメージを受けます。これはいかなる方法でも軽減できません。
潰れ中の場合速度が0となり、それにともない移動力が0となります。イニシアチブは10が下がった状態のままです、さらに荷物を降ろさない場合、荷物を取り出す、所持アイテムを足元に置く以外の通常アクション、レイハンド以外の割り込みアクションを行えません。
また、戦闘時は行動終了時に1D10点の無属性のダメージを受けます。これはいかなる方法でも軽減できません。
重荷、超過、潰れ中は所持アイテムを消費、もしくは足元に置くことで解消されます。所持アイテムを足元に置くのは通常アクションが必要です。

重力

敵の中には他者に重力をかける者がいます、その状態異常を受けると空を飛べなくなり身動きがとりにくくなります。
重力状態だと浮遊が無効化され、移動力が3m下がります。(最低1)
また、重力状態のキャラクターが落下した場合落下のダメージが2倍になります。これは最初のダメージを2倍にした後軽減を行います。
重力は経過時間によって解消されます。

空腹、飢餓、餓死中

冒険者は食糧がなく手に入れることができない場合、下手をすると死に至る場合があります。キャラクターは丸1日食糧を食べられない場合空腹となります、空腹時からまた丸1日食糧を食べられないと飢餓になります。飢餓状態になると速度が3下がり(最低1)、それにともないイニシアチブと移動力が3下がります(最低1)。また、あらゆる方法でHP、MPが回復を行うことができなくなります。
飢餓状態から丸1日食糧を食べられないと餓死中になります。餓死中になると飢餓に加えて速度が5下がり合計8下がります(最低1)。それにともないイニシアチブと移動力も合計8下がります(最低1)。また、1時間経過毎に1D6点の無属性ダメージを受けます。これはあらゆる方法で軽減できません。
ジューアはこの進行を2分の1まで遅くできます。つまりジューアは何も食べなかった場合、2日後に空腹となり4日後に飢餓、6日後に餓死中となります。
また呪われた食べ物(生もの製の装備品)を食べたり酔っ払い状態で嘔吐した場合空腹度が1段階進みます。(空腹なら飢餓に、飢餓なら餓死中に)
餓死中の際に嘔吐するとそのキャラクターは餓死します。
食料を1日分食べた場合この状態は1段階ずつ改善されます。(飢餓状態時に食料を食べると空腹になります)

窒息

水の中にいるときや稀にもちを食べたときに呼吸ができない状況に陥ります。
その場合、[【耐久】/5]ラウンドまでの時間は息を止めることができますがその時間を超えると毎ラウンド50点の無属性のダメージを受けます。これはいかなる方法でも減少できません。
空気がある場所に移動したり、呼吸できるような場所に移動するとこれは解消されます。もちを食べたときに起きる窒息は体当たりすることによってこれを解消できます。ただしもちによる窒息状態を解消する場合のみ体当たりを受けたキャラクターは[体当たりをしたキャラクターの筋力x2]点の無属性のダメージを受けます。これはいかなる方法で軽減できません。

軽疲労、疲労、過労

スタミナ(SP)を使いすぎると技能やスキルを使う際にうまくできないことがあります。
キャラクターの残りSPが4~6の時に軽疲労0~3の時は疲労-1以下となった時は過労となります。
軽疲労状態の場合、その状態で技能を使う場合の難易度に-10のを修正を受け速度が2下がります。(最低1)
疲労状態の場合、その状態で技能を使う場合の難易度に-20の修正を受け速度が3下がります。(最低1)
過労状態の場合、その状態で技能を使う場合の難易度に-50の修正を受け速度が8下がります。(最低1)
速度の低下に伴い、イニシアチブと移動力も下がります。
軽疲労、疲労、過労は一部のポーションやイベントしか解消方法はありません。

睡眠可、要睡眠

睡眠をとることができないと大きく行動を阻害されることがあります。
キャラクターは1日あたりに6時間程度の落ち着く状態での睡眠をとらないと睡眠可要睡眠状態になることがあります。
丸1日睡眠をとることができないと睡眠可状態になります。睡眠可状態になるとHP、MPがあらゆる方法で回復できなくなります。また睡眠可の状態で1時間以上の休息をとると眠り落ちるときがあります。技能:忍耐の判定に成功しないとキャラクターは耐え切れずに1D10時間程度の睡眠をとってしまいます。
睡眠可から丸1日十分な睡眠をとらないと要睡眠になります。要睡眠状態になると睡眠可のHP、MP回復ができない効果に加えて1時間ごとに1D10点のSPを失います。また要睡眠の状態で1時間以上の休息をとると眠り落ちることがあります。難易度修正-20%の技能:忍耐の判定に成功しないとキャラクターは耐え切れずに2D10時間程度の睡眠をとってしまいます。
睡眠可、要睡眠状態は一日当たり6時間以上の睡眠をとると回復します。

毒、猛毒

毒は冒険者にとって一般的な状態異常です。毒はサソリやクモなどのモンスターの能力、毒薬や染料、はたまた井戸の中にも含まれることがあります。
毒、猛毒となったキャラクターは行動終了時に体力を失われます。
状態になったキャラクターは手番毎に1D10点の毒属性のダメージを受けます。戦闘中の場合は手番の終了毎にダメージを受けます。毒状態からもう一度毒の効果を受けると猛毒の状態異常となります。猛毒状態となったキャラクターは手番毎に2D10点の毒属性のダメージを受けます。戦闘中の場合は手番の終了時にダメージを受けます。毒、猛毒のダメージは毒ダメージの軽減効果で軽減することができます。非戦闘時は治癒判定に失敗した時にダメージを受けます。
毒、猛毒はその状態異常を受けた時点から2+1D3ラウンドまで持続し、難易度修正±0-20%の治癒判定にて解消できます。

麻痺

目による視線やクモの攻撃、もしくは神経や、電撃によって体が一時的に動けなくなります。
麻痺状態となったキャラクターはいかなるアクションも行うことができなくなります。
麻痺はその状態異常を受けた時点から最大2+1D3ラウンドまで持続し難易度修正±0%の治癒判定にて解消できます。

睡眠、爆睡

眠りの手や睡眠薬などの効果や睡眠の効果がある罠の効果を受けた場合、キャラクターは眠ってしまいます。
睡眠状態となったキャラクターはいかなるアクションも行うことができなくなります。また睡眠状態からもう一度睡眠の効果を受けると爆睡の状態異常となり、爆睡状態となったキャラクターは深い眠りとなり目覚めにくくなります。
睡眠爆睡はその状態異常を受けた時点から2+1D3ラウンドまで持続し難易度修正-20%の治癒判定にて一段階状態が改善できます。またHPを減少する効果を受けた場合や体当たりされた場合も一段階ずつ状態が改善されます。
自ら自発的に行う睡眠も持続時間以外は状態異常の睡眠と同じ状態として扱います。

盲目

盲目のポーションの効果を受けたり明かりがない状態で暗闇の中にいる状態のときに目が見えなくなります。
盲目状態となったキャラクターは文字を読めなくなり、巻物を読むことができなくなります。また射撃攻撃が行えなくなり、魔法やスキル、魔道具のうち対象が自身の魔法やボール形状の魔法以外は使用できなくなります。
盲目はその状態異常を受けた時点から最大2+1D3ラウンドまで持続し難易度修正-20%の治癒判定にて解消できます。

朦朧、気絶中

巨大な音をいきなり受けたり、盾バッシュを受けたとき体が思うように動かなくなります。
朦朧状態のキャラクターは混乱時の効果に加え、朦朧となったキャラクターに対する【戦術】に+20%の修正を受けます。朦朧状態からもう一度朦朧の効果を受けると気絶中の状態異常となります。気絶中状態となったキャラクターは意識を失いいかなる行動も行えません。
朦朧、気絶中はその状態異常を受けた時点から最大2+1D3ラウンドまで持続し難易度修正±0の治癒判定にて一段階ずつ状態が改善できます。

切り傷、出血、大出血

手裏剣による攻撃を受けたり、出血効果を受ける攻撃によって体力が消耗し続けます。
切り傷状態のキャラクターは手番毎に1D10点の無属性のダメージを受けます。戦闘中の場合は手番終了時にダメージを受けます。
切り傷状態でさらに切り傷になる効果を受けたキャラクターが出血します。出血状態のキャラクターは手番毎に2D10点の無属性のダメージを受けます。出血状態で切り傷になる効果を受けたキャラクターは大出血します。大出血状態のキャラクターは手番毎に3D10点の無属性のダメージを受けます。
切り傷、出血、大出血はその状態異常を受けた時点から最大2+1D3ラウンドまで持続し難易度修正±0-20-40%の治癒判定にて一段階ずつ状態が改善できます。

濡れ

ポーションや雨をを浴びたり、全身や半身以上が液体につかるときに体が濡れた状態と扱います。
濡れ状態のキャラクターは電撃属性のダメージを受けた場合そのダメージが3点増加します。また火炎属性のダメージを受けた場合そのダメージが3点減少します。
また透明の特殊能力を持っている敵は濡れ状態になるとそれを失います。
濡れはその状態異常を受けた時点から1D3ラウンド後に自動的に回復します。

混乱

幻惑属性の攻撃を受けたり、混乱のポーションの効果を受けるとまともに会話できなくなります。
混乱状態のキャラクターは巻物や文字を読めなくなり、他人と会話できなくり、【詠唱】に-20%の修正を受けます。
また混乱状態のキャラクターは移動する際に立ちくらみを起こすことがある、1D6で1を出すと逆の方向に2m進むだけでその移動は終了します。
混乱はその状態異常を受けた時点から最大2+1D3ラウンドまで持続し難易度-20%の治癒判定にて解消できます。

恐怖

HPが一定以下まで減らされたり、恐怖状態になるスキルを受けた場合、恐怖にとらわれることがあります。
HPが20%以下になるような効果を受けた場合、キャラクターは技能:【忍耐】で判定を行う、失敗した場合キャラクターは恐怖状態になる。
恐怖状態のキャラクターは他人を攻撃する行動を全く行えなくなる。
恐怖はその状態異常を受けた時点から最大2+1D3ラウンドまで持続し難易度修正-20%の治癒回復判定、もしくは聖なる盾や英雄の効果を受けた場合解消できます。

病気、重病

気持ちいいことや夜伽を行ったり、呪われたポーションを浴びると病気になる場合があります。
病気状態のキャラクターはすべての主能力値(戦術、射撃、詠唱、筋力、耐久、器用、感覚、魔力、魅力)が10低いものとして扱います(最低1)。
病気状態のときにさらに病気状態になる効果を受けたとき重病状態となります。
重病状態のキャラクターはすべての主能力値が20低いものとして扱います(最低1)。
上記の効果によってHP、MP、SP、速度、所持可能重量などの副能力値が下がることはありません。ただし技能判定やその効果、ダメージが変わることは気を付けてください。
病気、重病のみは治癒判定の期間が長く6時間の睡眠をとった際に-30%の治癒判定が行え、それに成功したとき回復できます。回復効果を受けた際の治癒判定は通常通り行えます。

酔い

アルコールを飲むと酔っぱらう時があります。
酔っ払い状態のキャラクターは移動する際に立ちくらみを起こすことがある、1D6で1を出すと逆の方向に2m進むだけでその移動は終了する。
また酔い状態でアルコールを飲むとその場で吐くことがある。忍耐で難易度修正+20%の判定に失敗するとそのキャラクターは空腹になり(空腹のときは飢餓、飢餓のときは餓死中)足元にげろげろがおかれる。
酔っ払いはその状態異常を受けた時点から最大2+1D3ラウンドまで持続し難易度修正±0治癒判定にて解消できます。

呪い

一部のモンスターには呪いをかける敵がいます。呪いには2種類ありそれによって治す方法が異なります。
キャラクター本人に呪いをかける場合はその呪いに書かれている効果を受けることがあります。それを治す方法はフィート祈祷師浄化の巻物や魔法、全浄化の巻物や魔法などがあります。
装備品に呪いをかけるモンスターがいます。呪いの装備品を装備しているキャラクターはその装備を外せなくなり6時間毎に切り傷状態になります。
呪いの装備品から逃れる方法は解呪の効果を受けるかもしくはその装備品をなまものにして食べる、フィート祈祷師などがあります。