その他/【リンクの墓】

Last-modified: 2023-12-07 (木) 07:52:28

FF1

エルフの町のある墓を調べると、
「リンク ここにねむる」と表示される。
「このリンクとは『ゼルダの伝説』の主人公、リンクのことを指しているのではないか?」
と思われるため、ゲーマーの中で「リンクの墓」として定着していくことになった。


FC版はもちろん、PS版にもそのまま残っている。


実はNES版においては

Here lies Erdrick
    837 - 866
      R.I.P.

と、リンクではなくErdrickこと勇者ロトが眠っていることになっている。生没年なんかも刻んである結構ちゃんとした墓標だ。
NES版は任天堂がパブリッシャーだったため、自社のキャラクターが勝手に埋葬されているのを嫌って変更したのだろうか。後記の『リンクの冒険』におけるロトの墓が海外版では削除されており、それを補うための変更であるともとれる。

リメイク版の翻訳ではリンクの墓に戻っており、調べたときの文章も日本語版同様シンプルなもの。

余談

以下、勇者の墓シリーズ。昔はおおらかな時代でした。

  • 『リンクの冒険』:「ユウシャロト ココニネムル」…ドラゴンクエストの勇者ロトがハイラルに埋葬されていた!?
  • 『ケルナグール』:あるお墓を調べると「フリオニール ここにねむる いったいだれのことだろう」というメッセージが。(誰かが遊びで作った古墳らしい)
  • 『スターオーシャン3』:アリアスの村の墓に「ユウシャロト ココニモネムル」と言うリンクの冒険を意識したと思われるメッセージがある。
    • この辞典を見ている人なら、きくまでもなかろうよ!
    • ケルナグールにはさらに「ゆうしゃのはかはめぐりめぐる ロトしかりリンクしかり」というメッセージが存在する。
    • さらにドラクエネタとして、当時データのみだったメダルや破壊の神の像
      ボスなんとかが持っていた杖からなんとかのつるぎを手に入れる物々交換まである。
    • 当時著作権という物はいい加減に管理されていたため、オリジナルゲームにドラえもんが無断で使われていたり、アニパロのエロゲーがゲームセンターに跋扈していたりなど、今ほど所有権が重視されていなかった。当時の大らかさがうかがえるエピソードである。
      • コレについては著作権への認識云々の問題じゃなくて、当時のファミコン文化で共通言語になってた、ドラクエFFゼルダをイースターエッグとして埋め込んだって話じゃないかな。だから分かるのは「当時の著作権管理の甘さ」じゃなくて、「当時のコンピュータープログラミングのお約束」かな。
      • あくまで名前だけだしね。まして「ユウシャロト」ならまだしも「リンク」は特定の誰かを指しているわけでもない。
        名前がダメなら「マリオ」とか「タケシ」とか「ヤス」まで使えなくなってしまう。
  • 『天外魔境II 卍MARU』:神戸村の外人墓地に呂戸(ロト)や林句(リンク)、亜土留(アドル)、悪胡瓜(ワルキューレ)などの名だたるゲームキャラクターの名を持つ者が埋葬されているというネタが登場した。
    しかしその中にフリオニールの名はない。ついでにケルナグールのキャラの名もない。誠に遺憾である。
    ちなみに、後に同作がPS2に移植されるにあたってこのネタは削除された。
    • 代わりにラチェット&クランクとかを埋めておくような気概が欲しかった。

実はフリオニールという名は説明書には書いてあっても、
ゲーム中の名付け画面では、最近のゲームのように最初にデフォルトネームが入力されているということは無かった。
つまり、説明書のストーリーとかあまり読まないタイプのプレーヤーは彼らのデフォルトネームを知らなかったのである。
そういった訳で、フリオニールという名はそこまで知名度はなかった。
ケルナグール自体もそんなに知名度は無かったので、その辺りが勇者の墓バトンが途切れた理由か。
さらに、ケルナグールがパロディの寄せ集めのようなゲームなので、数あるネタの中に埋没してしまったこともあるだろう。