武器カテゴリの一つ。基本的には後半に登場するものが多い。
普通の「剣」より装備できるジョブ・キャラが少ない代わりに、高性能だったり変わった効果を持っていたりするものも多数存在する。
総じて、「通常の剣よりも大型だった重かったり使い難かったりする特殊な剣で、その為に一部の者しか扱えない」というキャラクタ付けをされている事が多い。
他のファンタジー作品で言うところの、大剣や両手剣、バスタードソード、クレイモア等に相当するものと考えれば分かりやすい。
作品によってはFFの剣の優遇っぷりをまざまざと見せ付けてくる。
FF5
ゲーム内ではアイコンで表示されるため「騎士剣」という名称自体は出てこないが、NTT出版の完全攻略編121PやGBA版公式コンプリートガイドなど公式の書籍で騎士剣という名称が紹介されている。
剣と違って属性付きのものが多く、ブラッドソードやブレイブブレイドのような特殊な武器も存在する。
一癖ある武器が多いカテゴリだが、ディフェンダーのように気軽に使えるものもある。
装備できるのはナイトとすっぴんのみ。
ただし「剣装備」をセットすればどのジョブでも装備可能。
本作では、この種類が手に入り始めた時はゲーム終盤に差しかかってきた感が強い。
非常に残念ながら時期的にガラフが装備できるのは、ブラッドソードとフレイムタンの2種だけである。
是非、長老の木での【ガラフ対エクスデス】に使わせてやろう。
第二世界後半から登場し始める武器群。
騎士剣登場後に手に入る『剣』はエクスカリパー・ルーンブレイド・エンハンスソード(+リメイク版のアルテマウェポン)のみで、それ以外は全て騎士剣である。
それだけに攻撃力は軒並み高く(攻撃力数値は全武器中で最高)、またアビリティによってどんなジョブでも装備できること・そのアビリティを覚えるナイトが最序盤から使えるため大抵誰かは修得していることが重なって使用頻度は高い。
『騎士剣』一覧はこちら
FF5(GBA版)
追加ジョブの剣闘士は剣だけでなく騎士剣も装備できる。
さすがは勇壮なる万能戦士。
普通の剣とアイコンが区別された。でも似ててわかりづらい。
- ところがゲーム内のアイコンは剣と騎士剣が逆のものになっている。
説明書のアイコン一覧と同じページにアイテム欄の画面写真があるが、よく見ると、剣であるはずのブロードソードとロングソードのアイコンが騎士剣のものになっているのがわかる。
「騎士剣」のアイコンは、「剣」のものに比べて鍔の部分が若干大きくなっている。
アポカリプスが新たに追加された。
FF5(iOS/Android版)
柄の部分がより立派になり、騎士剣のアイコンが判別しやすいよう修正されている。
ピクセルリマスター版も同様。
FF6
(一部の例外を除き)ティナ、エドガー、セリスが装備可能。
序盤から登場するが、FF6の騎士剣は地味。オーガニクスやクリスタルソードなど微妙なものが多い。
エクスカリバーやライトブリンガー、アルテマウェポンなどの高性能な剣の大半は、
騎士剣ではなく『剣』に分類される。
- 剣と異なり属性付の物は存在しない。
「剣が装備できて騎士剣が装備できない」キャラはロックのみ。
NTT出版攻略本基礎知識編44Pによると、
「正式に剣術の訓練を受け、剣の扱いに熟練した者でなければ十分に使いこなせない剣、それが騎士剣だ。そのため剣が未熟なロックは装備不可」
ということになっている。
- FF6における騎士剣は、実質「ロックが装備できない剣」程度の意味合いしかない分類。前作5は「剣」「騎士剣」の特徴分けがしっかりあったのに。
騎士剣の中では斬鉄剣が強力だが、これはカイエンも装備可能だったりする。
上記の通り、「武器」としては半端な性能なものが多いものの、
装備補正等を含めると非常に優秀なエンハンスソードがある。
特にSFC・PS版のFF6で騎士剣装備可能な3人は、このエンハンスソードが最終装備品となり得る。
- 次に騎士剣の中で優秀な斬鉄剣は装備特典こそないが純粋に威力が高く、
オーガニクスと違ってマトモで使いやすい。が、諸々の事情でカイエンの装備にもなりやすい。
魔法で戦う場合はエンハンス、物理攻撃で攻めたいなら斬鉄剣といったところか。
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FF9
スタイナー・ベアトリクスが装備可能。
武器のアイコンが先端の少し曲がっているものは剣、まっすぐなのが騎士剣。
ゲーム内ではオンラインヘルプで少し触れられている程度で、普通の剣と明確に区別されているわけではない。
ダメージに力だけでなく気力が影響する。ジタンの盗賊刀と同じ。
いずれも終盤でのみ入手可能で、その分普通の剣を大きく上回る攻撃力や優秀なアビリティを持っている。
唯一の例外はセイブザクイーンで、騎士剣に分類されるものの特性は大きく異なる。
ベアトリクスはセイブザクイーン以外装備できない。そしてセイブザクイーンはベアトリクスのみ装備可能。
つまりセイブザクイーンはベアトリクスの専用武器。
また、マーカス・ブランクは、剣なら装備することができるが、騎士剣は装備することができない。
- 2人とも本業は劇団員or盗賊だしね。
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FF11
戦士・ナイト・暗黒騎士・魔導剣士が装備可能な片手剣の総称。
公式本等でこの表記が使用されているが、作中システム上で明確に分類されているわけではない。
D値が片手剣としては高いが同時に間隔も長めでやや大型かつ大振りな傾向があるのが特徴(一部見た目と傾向が一致しない武器あり)
バスタードソード、フロッティ、エスパドン、ハンティングソードなどが属する。
詳細はこちら→騎士剣
FF12
両手剣という分類。
火力はあるがデフォルトで両手持ちなので、盾を装備できない。
覇王の剣や契約の剣といったイベント関連のものもここに含まれる。
特殊な性能を持つものが多く、実際の強さはそれが大きく影響している。
特にエクスカリバーは攻撃面で優遇されているだけでなく回復面にまで応用できる。
逆に何の特徴もないセーブザクィーンやアルテマブレイドなどはガリフ前やフォーン海岸到着時など
比較的早期に入手可能という特徴がある。
『両手剣』一覧はこちら
FF12RW
分類は両手剣。バッシュが装備するカテゴリとして登場。
『両手剣』一覧はこちら
FFT
極めて高性能な武器が勢揃いするカテゴリ。最弱のディフェンダーでさえ攻撃力が16もある。
(ちなみに、最強の剣であるルーンブレイドは攻撃力14である)
装備者のBraveが低いと威力が落ちるが、騎士剣が手に入る頃には「はげます」があるので問題ない。
さらにディフェンダー以外の騎士剣は、装備すると永続魔法効果が得られる。
特にエクスカリバーの永久ヘイストは反則的な強さ。
それに加えて追加効果などを持つものもあり、隙が無い。
あまりに強力なためか、「剣装備可能」をセットしても装備できない。
汎用キャラの場合、装備できるのはナイトのみ。
一方、剣技系の固有ジョブはいずれも装備可能。固有ジョブコマンド共々、固定キャラの強さを支える存在。
- 一応ディフェンダーにも回避率が高いという特性がある。装備武器ガード付けないと無意味だけど。
- オリジナル(PS版)だとナイト以外で装備可能なのはラムザ版見習い戦士、ホーリーナイト、ディバインナイト、
テンプルナイト、それに剣聖となっている。見事に固定ジョブ揃いだが、ラムザ以外は確かに「騎士」である。
ラムザにしてもチャプター3までは装備できず、チャプター4になってから装備できるようになる。
ジョブは見習い戦士であっても騎士の心に目覚めたと言う事なんだろうか?
ちなみにPSP版では暗黒騎士以外にも何故か空賊とモブハンターまで装備可能になっており、
「騎士剣」の定義を揺らがせている…様な気がする。 - 全般的に通常の剣より肉厚で大きめ。これで攻撃力の違いを表しているのだろう。
- 空賊の彼が装備可能なのは、その経歴からだろう。
セイブザクイーン(攻撃力18、永久プロテス)ですら微妙扱いされるということが、
騎士剣の強さを如実に表している。
騎士剣を装備できるジョブは、それ自体が長所とも言える。
「騎士」と名がつくだけで何故かパワーアップする不思議な剣・・・と言う突っ込みはさておき、
上に書いてあるようにダメージ計算式にBraveが入っているため、
臆病者(=Braveが低い)が使う場合は普通の剣の方が良い。
ちなみに基礎ダメージは「武器攻撃力x((Brave/100)x物理AT)」なので、
計算式の点では実は剣に劣っている(普通の剣は単純に「武器攻撃力x物理AT」)。
ただし素の性能が上なのでBraveさえ高ければこれは特に問題にならない。
- 攻撃力の数値がやたら高いのは、このBraveによる減算を想定したものと思われる。
Brave50程度を想定すれば普通の剣と大して変わらない。
しかし、Braveは上げるのも簡単で下げてくる敵もほとんどいないので、
結局は97に保っているプレイヤーが多いだろう。
投げることも可能。
しかし強力であるとはいえ、貴重品揃いである騎士剣(量産できるのはディフェンダーのみ、それも密猟必須)をわざわざ投げたくなるような状況はまず存在しない。
むしろ間違えて投げてしまわないよう、「投げる」カテゴリ内の「騎士剣」は敢えて修得しない方が賢明。
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FFT(PSP版)
PSP版の対戦限定の話になるが、敵は人間なのであらゆる手段を用いてくる。
Braveの維持が難しい局面も多く、白刃取りとともに価値が大きく下がる場合が存在する。
バーサク、勧誘と同様にNPC戦一辺倒でやってきた人間が最初にぶち当たる壁である。
ただし、聖剣技などの剣技アビリティに頼る場合はこの限りでない。
剣技の威力は武器攻撃力と物理ATにのみ依存し、Braveは無関係だからである。
FFTA
パラディン、守護騎士、神殿騎士が装備可能。
エクスカリバー2、ナグラロクという全武器中でも最高クラスの武器2種が存在し、
成長アイテムのセクエンスまで擁する恵まれたカテゴリ。
数値的には最強から遠のくが、効果が強力なエクスカリバーも魅力的。
終盤でパラディンを使う場合、大剣は微妙なものが多い上に両手が塞がって二刀流ができないので、
まず間違いなくこのカテゴリから最終装備候補を選ぶことになるだろう。
守護騎士は広刃剣も装備でき、エストレアエッジが強いので若干迷うところ。
神殿騎士の場合は性能で劣る代わりに2パネル貫通の槍を装備できるので、
こちらは敢えて槍のほうを選ぶ余地もある。
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FFTA2
パラディン、守護騎士、神殿騎士に加えてチョコボ士とエアレスが装備できる。
エクスカリバー2、ナグラロク、セクエンスが相変わらず強力。
エクスカリバーは属性強化が無くなり弱体化した。
装備可能なジョブがエアレス以外パッとしないのが難点。
- そのエアレスの武器としては非常に強力。なんと言っても二刀流対応なのが大きい。
片手はセクエンス、もう片手はエクスカリバー2か百式正宗で。- もっとも、パラディンは他ジョブで十分に鍛えていれば(移動力以外は)エアレスと同様の運用が可能。
攻撃力は二刀流のたたかうで充分確保できるので、重装備&防御系スキルの分だけエアレスと差別化もできる。
- もっとも、パラディンは他ジョブで十分に鍛えていれば(移動力以外は)エアレスと同様の運用が可能。
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FFL
ナイト専用の武器系統。「聖剣」と呼称する人もいる。
詳細は「聖剣」のページに記載。
(公式情報が無いので、正しくは「騎士剣」なのか「聖剣」なのか不明。)
PFF
剣カテゴリに負けず劣らず、装備できるキャラクターがかなり多い。
ミスティックウェポンはラグナロク。
剣に比べて聖または闇属性の武器が多い。
おそらくは従来の「聖剣」「暗黒剣」もひとまとめに騎士剣にされているようだ。
また無属性武器が多く、弱点を突いて戦うというのはしづらい。
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PFFNE
武器カテゴリの1つ。
初期装備はグレートソードで、レベル3でディフェンダー、レベル6で各キャラ専用装備に変化する。
WoL、レオンハルト、セシル(暗黒騎士・パラディン両方)、バッツ、クラウド、ザックス、スコール、サイファー、スタイナー、ジェクト、パイン、闇の王、アーシェ、バッシュ、カイアス、グラディオラス、ザッシュ、アグリアス、ディリータ、オルランドゥ、マーシュ、フリメルダがこのカテゴリに属している。
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