バンダイから発売されている、バトル要素をちょこっと付けたカードの総称。
年代によってはガンダムの方が有名である。FF5~8まで存在するらしい。
- 発祥は多分ガンダム。80年代後半くらいから登場した。
そこから色々なアニメやゲームにも波及し、FFにもその波が。
ネットの普及とともにいつの間にか役割を終えた感じ。
- 正しくは、SDガンダムから始まったバンダイのコレクションカードのブランド。
専用の自販機から排出される初のカード商品として大人気を博したが、トレーディングカードのブームにとって淘汰されてしまったかんじで、現在はカードダスブランドの商品は一般販売はされていない(プレバン限定グッズなどにブランド名が残っている程度)。
基本的にはバトル要素は無いか薄いものが多く、バトル要素があっても本格的なゲームとしてルールが整備されていない。おおらかな時代らしい内容。FFのカードダスにはバトル要素はない。
バンダイ以外にも似た形態のグッズはあるが、カードダスはバンダイの商標なので正式にはカードダスではない。
FF6のはイラストと誕生日などプロフィールのみだったはず。
バトル要素は無かったかな…。
- FF6は裏面にプロフィールのみならず、設定・ストーリー・ちょっとした攻略なども書かれていた。
ゲームをプレイしなくなっても、カードの裏面を見るだけでも結構楽しめる内容。 - FF6のカードには、説明書やVジャンプなどの雑誌にも載っていたデフォルメされたキャラクターイラストが使われている。
これらのイラストを描いたのは野村哲也氏であるが、「漫画家の矢野りん子氏が描いた」という誤解が広まっていた。
矢野りん子氏は、VジャンプのFF6関連の記事で、野村氏のイラストに似せた画風でイラストカットを描いており、
雑誌には野村氏のイラストと矢野氏のイラストが一緒に掲載されたりしていたので、混同されたものと思われる。
また、その当時のVジャンプでは、イラスト作者のクレジットは矢野氏のみで、野村氏の名前は表に出ていなかった(はず)。
FF5もバトル要素は無く、表面には各キャラのジョブや装備品・アイテムのイラストが描かれている。
確か裏面には、やはりちょっとした情報がいろいろあったと思う。
調合の組み合わせなんかもあり重宝した覚えがある。
ラッキーカード、というカードがあり、それをスクウェアだったかに送ると
各キャラのホログラムカードを貰えた。
尚、FF5のトレーディングカードは販売にバンダイが関わっていないため、厳密にはカードダスではない。
「ファイナルファンタジーV カードコレクションズ」という名称でNTT出版より販売されていた。専用バインダーも存在する。
カードダスではないためカードダス自動販売機では販売されず、玩具店などの店頭でパック売りされていた。そのため取り扱い店舗が近場にないと購入すらできず、思ったように普及しなかったものと考えられる。今となっては”知る人ぞ知る”と言ってもいいアイテムである。
- FF6~8のカードはカードダス(バンダイが販売)として販売された。
ちなみにコンプするには約250種を揃える必要がある。当時にこれを成し遂げた猛者はそうはいないだろう。
また、同じNTT出版のカードコレクションシリーズにはドラゴンクエストのものも存在する。こちらもあまり普及せず、知名度も低い。
現在はゲームセンターではデータの読み取り機がおいてある。
FF8のカードダスは、「パーフェクトビジュアルコレクション」と、「オフィシャルカードゲーム」の二種類がある。
前者にはゲーム性がなく、キャラクターイラストや名シーンが印刷されている鑑賞用だが、後者は「トリプルトライアド」がそのまま再現されていて遊ぶことができる。
流通数が多くないのか、中古市場だと「オフィシャルカードゲーム」のカードは高値で取引されている。
「チョコボの不思議なダンジョン」シリーズのカードダスもある。
「1」のカードダスは鑑賞用で、キャラクターイラストと名シーンが印刷されているタイプ。
「2」のカードダスは「チョコボの不思議なゲームカード」という名前であり、ゲーム版を対戦式TRPGに置き換えていて、なかなか本格的なボードゲームになっている。当時、「チョコボのふしぎものがたり」の作者かとうひろし氏が描いたカードが、コロコロコミックの付録になったりもした。
関連項目:
グッズ/【FINAL FANTASY TRADING CARD GAME】
グッズ/【FINAL FANTASY ARTMUSEUM】