システム/【通信プレイ】

Last-modified: 2021-02-07 (日) 08:21:04

光の4戦士

DSのワイヤレス通信を利用して、同じソフトを持っているプレイヤーと一緒に遊ぶことができるシステム。
各地の通信所に行くと利用できる。


通信するプレイヤーは、通信相手を「募集」する「ホスト」と、それに「参加」する「ゲスト」とに分かれる。
ホストのパーティキャラの中から、(先頭のキャラを除く)1人を選んでゲストが操作できるようになり、
そのキャラの名前・ステータス・装備品がゲスト側のデータと入れ替わる。
つまりゲストは自分の育てたキャラをホストのストーリー内に送りこめるのである。

  • 仕様上、パーティキャラが1人だけの場合は「募集」できず、ホストになることはできない。
  • パーティーキャラは最大4人なので、通信プレイも最大4人まで可能である。
    (と言っても、4人も集まるというのはそうそうないことだろうが…)

ゲストは操作キャラの戦闘中のコマンド入力も担当することになり、さらに移動画面ではホストのそばから離れて自由に動くことができる。
ただし、ゲストは階段やドアを使用できなくなっており(流砂のトラップに近づいても落下せず弾かれる)、
ゲストは別のフロアへ移動することはできない。あくまでそのフロア内を自由に動けるだけである。
ホストが別のフロアに移動すると、自動的にゲストもそのフロアに瞬間移動させられる。
また、ゲストの移動ではエンカウントも一切発生しない。

  • ゲスト側はイベントも進めることもできないようになっており、
    スイッチなどの仕掛けも動かせないし、イベントのトリガーとなるキャラに話しかけても会話が進まない。
    • ちなみに、サンドデビルにゲストが話しかけると「グオオ…」という通常時には無いセリフが聞けたりする。

ただし、ゲストも宝箱を開けることは可能となっている。
宝箱はホスト側とゲスト側でそれぞれ独立しており、一方の宝箱を開けるともう一方はカラになる…なんてことはないので安心。
ゲストが自分のデータではすでに回収済みである宝箱も、通信プレイ中ならまた回収することも可能。
ただし、ミミック入りの宝箱は不思議な力がかかっている、と説明されてゲストは開けられない。


ゲスト側がイベントを進めたり他のフロアに移動はできないのは上記の通りだが、
ショップで買い物をしたり、ウルペスの街の強化屋で装備強化を頼んだりすることはできる。
戦闘でも宝石やアイテムは獲得できる。


ちなみに、通常は死亡状態のキャラクターを移動中に先頭にすることはできないのだが、
通信中だとホスト側・ゲスト側ともに死亡状態のキャラで移動できるようになる。
死亡状態でも町に入ったりすれば普通に会話できるが、こっちの外見が幽霊なのにまったく動じず普段通りの反応しかされないのがシュール。
(先頭が幽霊の場合の会話パターンなんて用意しなかったんだろうけど)

  • だが、死亡状態だと移動速度がかなり遅くなるので、さっさと復活させたほうがよいだろう。

また、通信終了時に、バトルポイントに「通信プレイした秒数×通信している人数÷10」という計算式でボーナスが加算されるようになっている。
通信プレイを終了させたいときは、開始時と同じようにホストが通信所に行かなければならない。

  • また、ストーリーの展開で、
    キャラクターの離脱が発生したり操作が別のキャラに切り替わったりする場面に差し掛かると通信は自動的に終了する。
  • なお、DSの電源を落としたりするとその時点で通信は終了し、セーブされた後タイトル画面に戻されるので注意が必要。

通信の開始前と終了時に毎回セーブが行われるが、通信している最中は冒険家に話しかけてもセーブできない。
ゲストと入れ替わったキャラを元に戻す処理をせずにセーブできてしまったらまずいからだろう。
ちなみに、通信プレイを行う前に通信所のキャラから「セーブしますか?」と聞かれるが、
じゃあ拒否すればセーブせずに通信できるのか、というとそうではなく、ここで「いいえ」を選ぶと通信できない。
「しますか?」と言っているが実質セーブは強制である。


通信プレイの利用は、メリットが様々ある。
通信のプレイ時間と参加人数に応じてバトルポイントのボーナスが得られるため、
普通に進めていては必要ポイントが高すぎて交換できなかった通信所の景品も楽に入手できてしまう。
ゲーム後半のセーブデータがあるプレイヤーと通信プレイをすれば、ゲスト側から強力なキャラを連れてきて戦闘を助けてもらったり、
逆に、親機側のデータへ入って本来まだ行けないはずの町で買い物したり、
経験値が高い敵と戦って大きくレベルアップさせたり…と一気に戦力を強化することも可能になる。


なお、開発スタッフとしては、この通信プレイを活用できる場所としてランダムダンジョンを作ったらしい。
やたらと広大なフロアが続くランダムダンジョンだが、ゲストが移動するならエンカウントは一切発生しないため、
「ゲストにフロア内の階段を探しにいってもらい、見つかったらホストがそこへ向かう」という探索法が便利なのである。


ちなみに、「キリンジュなど一次加入キャラにアイテムを持ち逃げされた」という声がよく聞かれたが、
実は通信プレイを利用すれば、持ち逃げされていたアイテムを回収することも可能である。
例えばゲスト側のセーブデータではキリンジュがもう離脱していたとしても、
ホスト側のデータにまだキリンジュが加入しているならば、ゲストは通信プレイ内でキリンジュを再び使用できるため、
持ち逃げされていたアイテムを預かり所に持っていけば回収できるのである。