バトルで傷つき、戦死すること。
ただし、バトルによる戦死は仮死状態のようなもので、道具や魔法で息を吹き返すことができるため、一般的な「死去」とは区分される。
そのため、死んでも埋葬されることはなく、生き返るまで仲間の手によって永遠と連れまわされる。
FC版のFF1~3、光の4戦士などでの「戦闘不能」。
以後のFFは、戦闘不能とすることでシナリオ上の死と明確に切り分けた。
漢字の「死亡」にしないのはマイルドにするためだろうか?
- 少なくともFC版に関しては単に漢字を使えないからだろう。
説明書や攻略本では普通に「死亡」と表記している。
- 作品を通じて宿屋では治せないことに注意。
戦闘不能に置き換えられたのは、やはり死亡状態の回復手段が存在する事により命が軽く感じられる、「なぜパーティメンバー以外の死亡者を生き返らせないんだ」というストーリー上の疑問(主人公が選ばれた存在でもなんでもないただの町人である2では特に)などの問題があったからであろうか。
- 実は、FFが「死亡」を「戦闘不能」に変更したのは音楽担当の植松伸夫氏のアドバイスだったという。
「僕は物語に直接関わったことはないんだけど、それだけは坂口さんに言ったんです。
『死にました』みたいなあの表記は、やめたほうがいいよって。戦闘不能っていう言葉をつけたのは僕じゃないですけどね。」とのこと。- ドラクエⅠなんて、「あなたは しにました」ですけどね。
FF1 
なぜか戦闘画面で「HP」の文字が消える。
メニュー画面ではキャラクターのグラフィックが表示されなくなる。
FC版のみ、戦闘中にレイズ・アレイズが使えないので要注意。
FF1(WSC版以降) 
メニュー画面でもキャラクター絵が戦闘中同様に倒れている。
FF1(GBA版以降) 
教会かレイズ・アレイズに加えフェニックスの尾で蘇生可能になった。
FF2 
レイズ・フェニックスの尾で蘇生可能。
また、各町にある聖堂で祈りを捧げることによっても復活できる。
エスナLv6でも治るが、その際はHP1で復活する。
- 聖堂は無料で、レイズはLv1でも効果があるので、
正直言って状態異常の中ではあまり怖くない部類である。
パーティーを一度離脱した後再加入するキャラクター(ゴードン・レイラ)が、離脱時に死亡した状態で再加入すると、HP0で復活している。また、逆に仲間が離脱する際に他のメンバーが全員死亡していると、フリオニールがやはりHP0で復活する。どちらの場合も回復しないまま戦闘で1ターン経過すると本当に死亡する。
メニュー画面ではキャラクターのアイコンが十字架に切り替わる。
- FC版では、ミシディアの塔でのミンウの死亡時にも十字架らしきものが見える。
今作から「戦闘開始時に画面外からパーティーキャラがフレームインする」という処理が加えられた。
それに関連して、「死体がスライディングしているように見える」のを防ぐため死亡キャラはメンバー全員が定位置につくまでは表示されないようになっている。FF3も同様。
なお、FC版のみ戦闘不能になり、その戦闘が終わった後も戦闘不能状態が維持されている場合はそのキャラは後列におかれてしまう。なので、復活させた後はちゃんと隊列も確認すること。
また、全バージョン共通だが、前列のキャラが全員戦闘不能になると、後列のキャラが前列に出てくる。
また、FC版のみフェニックスの尾を戦闘中に使っても対象は自分になる(=戦闘中にフェニックスの尾は使えない)ので、その点も要注意。
FF2(WSC版以降) 
メニュー画面では顔グラの色が反転する。
- 表情も少し変わる。
戦闘中のアイテム使用時に対象が選べるようになったので、戦闘中でもフェニックスの尾が使えるようになった。
また、戦闘不能状態でバトルを終えても、後列に下がることがなくなった。
そのため、戦闘不能キャラを前列に、生存キャラを後列に置くことで、1ターンだけ物理攻撃に対して無敵になれるという裏技が使える。
加えて、WSC版以降は仕様変更によりレイズが熟練度1で全体がけしても全員を100%蘇生できるように超強化され大幅に蘇生しやすくなっている。
FF3 
この状態そのものに特筆する事はないが、FF3はレイズ・アレイズとも成功率が100%ではなく、フェニックスの尾は確実ではあるが非売品という事で、なかなか厳しい状態である。
- アレイズなら熟練次第で100%に届かせることは可能。
クリスタルの加護を受けた者だけが復活の泉で生き返ることができる設定。
しかも受ける前に死んでいても生き返れることができちょっぴりお得である。
FF1・FF2は戦闘中に死亡した際の倒れた姿がうつ伏せで統一されていたが、
FF3およびそれ以降の作品ではジョブ(キャラクター)の雰囲気に合わせて様々なポーズで描き分けられるようになった。
例:
たまねぎ剣士・導師など | 仰向けに倒れる |
魔人・魔剣士 | 体が消えて帽子や鎧だけが残る |
メニュー画面ではキャラクターのアイコンが十字架と『DEAD』の文字に切り替わる。
死亡状態だと魔法の受け渡しやアイテム化ができない。
レイズやテレポが一つしかない内は白魔法担当が死ぬとレイズがあるのに復活できなかったり、テレポがあるのに脱出できないなんてことも起こり得る。
アイテムで代用できるがフェニックスの尾は非売品なので不安ならレイズをアイテムに戻しておくのもあり。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
リメイク版ではレイズ・アレイズの成功率が100%に&フェニックスの尾がラストバードから量産可能(盗む・ドロップの両方で入手可能)になり、蘇生が大分楽になっている。
FF3(ピクセルリマスター版) 
フェニックスの尾が購入可能になり、より一層蘇生が楽になっている。
FFT 
このゲームだと戦闘不能になると3からのカウントダウンが始まり、それが0になるまでに
そのキャラクターを蘇生する事ができなかったら文字通り「死んでしまう」。
プロフィールのあるキャラクターの場合プロフィールの末尾に「志半ばにして戦死した」等の
フレーズが追加され、何をやっても復帰する事はない。
このゲームはとにかく方向性として死ぬ(と言うより殺される)キャラクターが結構多いため
終盤になってプロフィールを読んでみると「殺害された」やら「毒殺された」だの「処刑される」
などのフレーズがプロフィールの末尾を飾っているキャラがとても多い。
- FFTだとそのような事はできないが、タクティクスオウガだとなんと「死んだキャラクターを
アンデッドとして復活させる」事ができたりする。ただし一度死亡しているせいか、復活させても
プロフィール欄では普通に戦死したままになっている。
ちなみにそのアンデッドを人間として「転生」させる事もできたりする。その場合もプロフィールは
死んだままなのだが。今考えるとなんとも凄い魔法があったもんだ。
FFTA 
通常のマップと違い、ヤクトで戦闘終了時に戦闘不能になっていたユニットは死亡してしまい二度と復活できない。
メイン戦力のキャラやお気に入りのキャラ等をうっかり死亡させてしまわぬよう、ヤクトで戦う際には戦闘不能のキャラがいるまま戦闘を終了しないように十分注意したいところ。
ただ、ヤクトのこの仕様を逆に利用して、編成画面からは除名できない固有キャラのモンブランをわざと死亡させて除名するのに利用するプレイヤーも多い。
聖剣伝説 
プレイヤーキャラが一人だけのため、
死亡=即ゲームオーバーとなり、タイトル画面に戻される。
- 攻略本では状態異常の項で「しぼう」として扱っているが、少なくとも通常のゲームプレイでこの表記を確認することはできない。
光の4戦士 
戦闘不能と概要は同じだが、光の4戦士では「しぼう」でキャラが幽霊化する。
三角巾を付けた日本式の幽霊で、雰囲気としては6の幽霊のような。
- ちなみに完全に死んでいないので直ぐなら蘇生できる、とのこと。
ちなみに戦闘不能マークも幽霊なので状態異常臭い。フェニ尾にも「しぼう」を治す、だし。
全滅した際の、上に昇る感じが昇天してるっぽいのだがいいのか…最寄りの街に戻るけど。
無くす宝石はランダムだが一種類だけで、必ず所持数の半分になるらしい。端数切り捨てなのが救い?
道士のアビリティで「しぼう」している仲間を操れる。
リアルに戦闘不能ゾンビなのだが、幽霊となっているのでコミカルさがある。
瀕死以下で通常戦闘BGMが固定されるので焦る。
補正対象がパーティ全体のクラウンをつけていると、本人がコレでも効果はあるようだ。
ちなみに「しぼう」しているキャラに話しかけても「……」なだけで何も語ってくれない。
これで全ての状態異常および強化が解除される。
ただしストーリーで動物になっている時は蘇生した途端に動物にされる。
- 動物の小道だと戦闘終了後に動物化する。
FF零式 
ステータスでは表示されないが「死亡」したとハッキリ明記される。
今作の世界観において重要な「死」というものを明確に表現するために、このように表記されている。
ミッションまたは戦闘で仲間が死亡すると、その場に約15秒の間倒れ続ける。
その後身体が消失し、バトルメンバーの空きへリザーブメンバーを呼び出せる。
蘇生方法については、街や魔導院に戻ってアレシアに蘇生してもらうか、死亡状態で倒れている仲間に対してレイズやフェニックスの尾を使用する。
後者は死体がフィールドに残っている間(15秒間)のみ有効なので、使用するなら急ぐ事。
物語の特徴から、敵味方ともに死亡者が多い。
しかし定期的に検診を受けている0組だけが特殊で、大抵の事では完全には「死なない」。
アレシアの加護で、彼らは死んでも「死」に捕らわれないのだ。
彼らが「死」に捕らわれるのは、ファントマを失った時だという。
- 要するに、「魂の死」こそがこの世界における死の定義ということである。
何らかの方法によって魂が生きており、損傷した肉体を修復する術さえあれば蘇生することは可能であると思われる。
事実、作中で0組候補生が敵兵に頭部を撃ち抜かれる場面があるが、アレシアによって無事に生き返っている。
ミッション中、またはダンジョン内のエリアなどで死亡回数がカウントされているので、気になる人はリセットして粘るのもありだろう。
S.O.失敗でも死亡するのが、ちょっと厳しい。
戦闘で死んだパーティーメンバーは街などで蘇生されるが、それまでの間は存在を忘れられているのだろうか。
- 小説版の記述によると記憶の忘却は起こらない模様。
「肉体は死んでも魂が生きている状態」なのがその理由だと、クイーンがクラサメに説明していた。- 上記されている通り、0組候補生の魂はアレシアが保護しているため簡単に死ぬことはない。
そのため彼らに関する記憶の忘却もまた、滅多なことでは起こり得ない。
- 上記されている通り、0組候補生の魂はアレシアが保護しているため簡単に死ぬことはない。