FF10
全ての元凶であったエボン=ジュを倒したティーダ達。
その後、ジェクトのいた夢の終わりに戻り、
ユウナはエボン=ジュ、ジェクトに対して異界送りをするが、
その影響は死人であったアーロンにも及ぶ。
それを躊躇うユウナにアーロンは「お前達の時代だ」と言い放ち、かつて意思を託したキマリの胸を押し、
10年間見守ってきた友の息子ティーダを見据え、友の待つ、自らが帰るべき世界へ旅立つ…。
- 死人はこの世に留まる強い想いがあれば異界送りにも耐えられるため、ここで幻光虫が漏れたということは想いを晴らしてアーロン自らが異界に逝く意志を示したということである。
アーロン消滅際の台詞
これでいいさ。
10年…待たせたからな。
もう おまえたちの時代だ!
「お前達の時代だ」とはシンの根底を打ち倒し、死の螺旋に捕らわれたスピラを解放したことで、
死が支配する時代は終わったのだと感じることの出来るセリフ。
自らの役目が終わり、若い世代に後を託して消えていくアーロンは本当にカッコイイ。
- 傍目には新時代の担い手の一番手に見える者が、アーロンとほぼ時を同じくして消えゆく運命を
持っているというのが悲しい。あの場で言及するわけにもいかないからしょうがないが。
まぁ一応は後の作品で復活はするんだが。
消滅時に構える武器は最後に装備していたモノなので、最終戦時に好きな装備に持ち替えを推奨。
ワッカ達には普通に視線を送っていくが、ティーダと目を合わせる直前だけ、アーロンの視線がティーダの顔ではなく足元に向いているところが隠れた名シーン。
儚い夢の世界とはいえ、ティーダを故郷であるザナルカンドから半ば強引に連れてきてしまったこと。幼少の頃から面倒を見たティーダと別れること。そして、消えゆくティーダの境遇を考えると、優しさ故にすぐには目を合わせられなかったのだろう。
年を重ねて落ち着いた大人の男になったように見えるが、やはり若き日の激情家で温情家の彼は最後まで息づいていたのだ。
DDFF
ストーリーモード012終章、異界へと続くひずみにて、
これを元にしたと思われるセリフをユウナが言う。
「次からはキミたちの……時代。」