FF15
ニフルハイム帝国軍の旗艦となる巨大な移動要塞。第13章で潜入する。
内部ではアーデンの主導でシガイ研究が行われており、最上部ではルシスから奪ったクリスタルを保管している。
ルシス王家の武器召喚や魔法を妨害する装置を設置している。
本作のトラウマとして評判な第13章のメインダンジョン。
非常に長く複雑なダンジョン、頼りない装備、ホラーな雰囲気、仲間も無し。
ガッツリ精神を削りにくる。
- いろんな意味で精神が削られるダンジョン。主に後述する特殊な戦闘のせいで。
- オリジナル版ではインソムニアが簡素なこともあり、ここが実質的なラストダンジョンである。
- ただ救済措置か、何ヶ所かに傭兵待機室があり、そこでは通常の宿屋と同様に休むことができる。
また、グラディオラスルートが追加された現在では傭兵待機室などでルートを変更することができる。
ただしアンブラを呼んで過去に戻ることについては武器召喚の力の封印を解除しなければ無理。 - さらに道具および武器用の自販機もあり、お金を払ってそれらを買うこともできれば売ることもできる。
買うのはともかく、どういうシステムでノクティス側が道具を売りつけてるのか、いやそもそも無人なのにお金払うのかといろいろツッコミどころがある。- そういえばFF3にも買取をしてくれる自販機があった。
- 帝国兵が使用している銃や斧がたくさん置いてある武器庫のような部屋もある。
- あちこちにラジオがあり、デイヴによる世界に対してのレスタルムへの避難勧告、イザニアのハンター募集インタビュー、シガイ研究所、帝都グラレアおよび帝国鉄道の様子の3種類の内容が報じられている。
内部は闇に包まれており、シガイと暴走状態の魔導兵が蔓延っている。
人の気配は無く、あちこちに死体と残骸が散乱している。
また着ていた人間が消えてしまったかのように、衣服だけが散乱している光景も見られる。
中には皇帝の衣服も…。
各所の資料を調べると、ニフルハイムに起こった事件とシガイ、散乱する衣服の関係性が見えてくる。
王家の力が封印されるので、道中は厳しい戦闘を強いられる。
序盤は手に入った光耀の指輪によるリング魔法のデスやオルタナでシガイを蹴散らしながら進む。
中盤は唐突にステルスゲームが始まる。面倒なら敵を全員ホーリーで蹴散らして進んでも良い。ただしこのホーリー、発動条件が敵の攻撃を回避するというものであり、「餅つき」と揶揄される原因にもなっている。
終盤には父王の剣が手に入るので、封印前に近い戦いができるようになる。
だがシフトブレイクや魔法などは使えないままなので、厳しい戦いを迫られるのは変わらない。
また、強敵フォラスに追い掛け回されるようになる。
攻略中はアーデンが小バカにするようなセリフをかけてくる。
万魔殿と似た演出。
- ただし、鬱陶しさで言えば、圧倒的にこちらの方が鬱陶しい。
- あまりにも鬱陶しく感じる場合は、音を消してプレイした方が精神衛生的にマシかもしれない。
- 2週目以降のプレイでは音を消して好きな音楽でも流しながらプレイするといいかもしれない。しかし初見時のアーデンのセリフは口調や声色も相まってかなり印象深く、シガイや魔導兵やアーデンに対する感じ方も変わってくるので、ぜひ聞いておきたい。
- ミュージックプレイヤーを持っていれば要塞内でも曲をかけることが出来るので、アーデンの台詞に耐えられない人は陽気なBGM等を流してギャグにしてしまうといい。雰囲気ぶち壊しになってしまうが…。
- あまりにも鬱陶しく感じる場合は、音を消してプレイした方が精神衛生的にマシかもしれない。
敵の最重要拠点が、実際に訪れてみたらすでに壊滅状態にあるというのは珍しいのではないだろうか…
- 故に唐突にバイオ(ハザード)が始まったとか言われる。
- まともにやり合う機会もなくいざ戦いだと思ったらいつの間にか自滅、スタッフは何を考えてこんな筋書きにしたのだろう。
内部の小部屋には地味に王都以外では唯一テレビがある(王都以外のルシス領やテネブラエではラジオが主流)。帝国は機械文明の国であるため、テレビが普及していたのだろう。
ただし、薄型テレビの王都とは異なり、ブラウン管である。帝国の科学力をもってしても薄型テレビは作れないのか....。
- 液晶モニターと思しきものは存在してるため、まず軍用として用いていたと思われるが、おそらくコストと量産の問題があったのだろう。
もしニフルハイムが滅びずに10年ほど存続していたら液晶テレビが普及していただろうと思われる。- さらに言えば実は立体映像も実用化済みである。牢屋のあるエリアの会議室にジグナタスの立体映像がある。
プロンプトを救出し四人全員揃った状態で、うっかり方向キーを押して武器切り替えを行った場合、失明状態のイグニスがいるためかグラディオとプロンプトの両者から、いつもより激しく怒られる。ある意味、ここでしか聞けないレア台詞なので、一度聞いてみるのもいいのだろうが、ストレスを倍増させる内容となっているため、聞くのであれば心の準備が必要。
- あくまで個人の感想になりますが、三人に向かってオルタナぶちかましたくなりました。
第13章のグラディオラス編でもここが舞台になる。
ラジオ放送では本編とは別の内容の放送が流れており、治安管理局の避難放送と帝都防衛軍の市民外出禁止放送があるが、印象的なのはシガイ化が目前に近いと思われる帝国兵(魔道兵じゃない人間の兵士。ぶっちゃけ准将以下では初めて描写されたのではないか)が「俺はもうダメだ」と嘆く放送である。
- ちなみにノクティスが攻略する際とは道が異なっている。
傭兵待機室等に入れなかったり宿泊のアイコンが表示されなかったりするので、休憩することは不可能。 - 治安管理局の避難放送も最初が「複数の研究地区で異常が発生しています」、後が「帝都全域で異常が確認されています」になっているのもポイント。
帝国が徐々にやばい状況に陥ってるという描写を暗にしていると思う。
しかも帝国兵の放送では最期に「おい、クレクス、聞いてるか。お前の勝ちだ、チップはもう払え…」と言って息耐えてる。
このクレクスとはなんとあのビッグスのラストネームと同じ。
この帝国兵の言う「クレクス」とビッグスは同一人物ではなかろうか。 - とすると、「俺もついてきゃよかったな…」というのはアラネア達傭兵部隊の事を指すのだろう。
彼女達は少し前に帝国軍を抜けてテネブラエにいるので、寄生虫から逃れられている。
「エピソード・イグニス」のいわゆるifルートでも舞台となる。
だが、行けるのは格納庫からクリスタルのある部屋だけ。
道中はシガイが出てくるが、それほど苦戦はしないだろう。
クリスタルの部屋でイグニスは満身創痍となりながらも、アーデンと戦うことになる。