「フォラス」とは悪魔学における悪魔の一人。
実在する魔術書「レメゲトン」の第一書「ゴエティア」によると、地獄の29の軍団を率いる序列31番の偉大なる総裁。
屈強な人間の姿で現れ、薬学や論理学、倫理学について詳しく、財宝や失くし物を発見する力も持つ。
FF15
「シガイ」の一種で、ガーゴイル系モンスター。
第13章のジグナタス要塞で出現する。
最初は倒す事が出来ず、出会ったら逃げるしかない。
実は、登場する内の一体はニフルハイム帝国の皇帝であるイドラの成れの果て(シガイ化した姿)であり、
「ニフルハイムが世界を統べる…」「クリスタルが、恵みが我が国を…」「我こそが世界の王に!」と消滅する間際に、本人だと分かる言葉を発する。
- これといったやりとりはなく、倒した後にやられ役の如きセリフを一方的につぶやいて消えるだけなので、
映画での存在感に反して、実に地味な最期(幕引き)である。 - 地味にノクトたちの態度も酷い。皇帝であったことを知っても一応倒しておくか位のノリであり、倒したあともさて行くかと軽くスルー。あんまりだ…。
- 考えてみれば、劇中では皇帝とノクティスたちは一度も面識がない(=レイヴスやアーデンほど因縁がない)。
メディアとかに露出してれば顔くらいは判断できるだろうが、怪物になっている以上それも難しい。
だからノクティスたちの反応は一言二言程度の演出に抑えたのでは、と思う。- もっとも、演出の方法は他にいくらでもあるのに、ただのボス戦の断末魔の如きセリフだけで、
説明すらなく終わらせている時点で、描くのがめんどくさくなった(表現不足だ)と、
取られても仕方がないといえば、仕方がない。その辺は、これに限った話ではないというのもあるし。
- もっとも、演出の方法は他にいくらでもあるのに、ただのボス戦の断末魔の如きセリフだけで、
- そもそもあの時点で皇帝に自我があったかどうかすら怪しい。
- 最後のセリフの時点では自我が少しはあったようだが。
- 考えてみれば、劇中では皇帝とノクティスたちは一度も面識がない(=レイヴスやアーデンほど因縁がない)。
- セリフ中も移動出来る上、移動しすぎると
鬱陶しい声アーデンの声に上書きされる為、
気をつけて聞いていないと聞き逃す。おそらく気づかないままの人もいるのではなかろうか……
せめてもう少し戦闘前や戦闘中に軽く演出を入れて欲しかったものである。 - エレベータ前での初遭遇時に時間かかったけどデスでバチュンと倒せたよ?
その後の通路のはワープ時に全快してダメだったけど。- デス以外にも、レベル99とかの高レベルなら普通に殴って押し切れる。が、結局出て来るので意味がない。
- イドラが変異したフォラス戦後の雑魚ラッシュにもフォラスが複数出現するので「フォラス」=「イドラ」と言う事ではない。
- 正確には、多数いるフォラス種のシガイの内の1体になったという感じか。
- グラウカ将軍と思しきシガイの「サイコプレディクター」も複数体存在しているしな。
- 正確には、多数いるフォラス種のシガイの内の1体になったという感じか。
ver1.06~07で追加された第13章のグラディオラス編にも登場。
こちらはイドラが変貌した個体で、しっかり登場。
クリスタルのありかを探していたグラディオラスたちを盗人と呼び、「聖石は渡さぬ」と襲いかかる(襲ってくる際にイドラの顔が一瞬フォラスの顔あたりにうつる)。
会話もあるが、この時点では字幕は「?????」の状態である(グラディオラスたちもフォラスの正体には気づかなかった)。
また、バトルが終了しても演出上では倒したことにはならず、逃げられてしまう(8割がた減らすと途中で逃げ出す模様)。
- まぁ、ここで倒れてたら本編とのすり合わせができなくなるので妥当ではある。
- 今更感はあるが、一応説明不足の補完はなされた。
- 全くの余談だが、このフォラスのレベルはノクティスルートおよび合流後に出るのは35に、グラディオラスルートに出るのは38に設定されている。
同じ個体のはずだがなぜか微妙に違う。 - 難易度調整的な問題だろう。
攻撃法は、ガーゴイルよりもジグラト寄りで、腕の刃による斬りつけの間に、
口から音波を発する「ストップ音波」、周囲に衝撃波を放つ「吹き飛ばし」
右腕の刃を地面に突き刺し爆弾を生み出し設置、その後爆発を起こす「爆弾設置斬り」を繰り出す。
そして、一度敵の視界から消えた後、再登場と同時に行う「急降下攻撃」が追加されている。
例外なく背中が弱点であるが、今までと違い二回まで部位破壊を起こす。
エネミー図鑑の説明は2種類あり、一つ目はフォラスとしての特徴が、二つ目はグラディオラスルートでクリスタルのセキュリティを解除した時に襲ってきた個体(つまりイドラ皇帝のもの)についての説明が記されてる。
後者には虚ろながら人語を話すことができクリスタルについて異常なまでの執着がある、という内容が記されており、ここでもこいつの正体はぼかされてる。
ここでエネミー図鑑の全容を一つ。帝国の旗艦「ジグナタス」内で発見されたシガイ。
まるで表皮を剥いだ人間のような醜悪な姿をしており、鎌のような腕を使って攻撃する。
自在に闇に紛れる戦法や隠れた獲物を執拗に追い続ける事などから高い知性がうかがい知れる。
●イドラ・フォラス
帝国の旗艦「ジグナタス」内で発見されたシガイ。クリスタルを保管するための封印を解いた瞬間に姿を現した。
人語を解する個体であり、言葉は虚ろでありながらクリスタルに対する異様な執着が垣間見える。
- 言わずと知れたイドラ皇帝の成れの果て。ノクト一行をクリスタルに近づけない為に、執拗に付け狙った。クリスタルに対しての異常な執着はシガイになっても尽きる事はなく、むしろその異様な執着が、異常なほどの生命力と自己再生能力を生み出すという通常の個体とは違う性質を持つようになった。
- FFシリーズでは、主人公に敵対した国のトップというのは、高い確率で不遇な末路を迎えるというのがパターンになっているが、彼も例外に漏れることなく、こういう結末を迎えた。とはいえ、個人的な希望としては、せめてケルベロスのような専用グラのボスキャラとして戦いたかった。
- シガイ化せず人間のままの方が実力者だったのではないだろうか?劇場版であるKGFF15では、剣を自分に向けるレギス王に対して愛用の銃を向けていたから、ルシスの歴代王と同じように「戦える王」だったのだろう。