設定/【シ骸】

Last-modified: 2023-07-24 (月) 20:36:00

FF15やFF零式に登場する同音の存在【シガイ】についても本項で併せて解説する。

  • いずれも、何らかの要因によって人間などが変化したものという設定である。

FF13

北米版ではCie'th


ルシが使命を果たせないと変わり果ててしまう存在。
ファング曰くパルスのルシは、

シ骸になるまでどれくらいか、印の具合で分かるんだ
矢印が増えて、仕舞いに目玉が現れる
目が完全に開いたら、シ骸だ

だそうだ。
絶望したり、悲しいことがあったりするとシ骸化は早くなるらしい。
しかしそれもファルシの意思一つで自在に操れるため、オーファンズ・クレイドルに乗り込んだ騎兵隊はみんな使命を果たす間も与えられずシ骸にされてしまった。
一度シ骸になると救う術はないと言われており、クリスタル化とともに死に等しいと認識されている。ただ、クリスタル化よりも永遠の悲しみを背負う化け物として生きるシ骸化の方が酷いとも思われている。
シ骸と一口に言っても強さや見た目はまちまち。元の人間の能力に由来してるのか、ルシにしてきたファルシによって異なるのかは不明。
シ骸になったものの中には、負の感情が強すぎて強大な力を持った死将と呼ばれる者たちもいる。
 
なお最終決戦の際、一度シ骸と化したライトニング、スノウ、ホープ、サッズは人間の姿に戻ることに
成功している。
この件に関しては、希望を持ったから絶望の権化であるシ骸ではなくなったという説と、オーファンの見せた幻影だという説があるが、真相は不明。
(これをオーファン倒したのにバッドエンディングになったと解釈しないように)

  • ゲーム内では、歩行シ骸、飛行シ骸、特殊シ骸、死将に分類されている。(詳細)歩行シ骸だけなぜか動きが鈍い傾向にある。また(コクーンのルシについては不明だが、)シ骸としてあまりにも長くさまよい続けると冥碑に成り果てるようだ。
  • ちなみに、
    ・黒っぽいシ骸→パルスのルシのシ骸
    ・白っぽいシ骸→コクーンのルシのシ骸
    さらに、上記の「目が開くと~」はパルスのルシのみの設定。
  • ファングの解説についてだが、物語を進めるごとにヴァニラとファング以外の4人のルシ刻印は徐々に変わっていくのが確認できる。始めは黒いオリみたいな模様でしかないが、第11章の頃には刻印の中央に不気味な赤い目玉のような模様が現れている。(サッズの胸元にある刻印で確認しやすい。)

ゲームをプレイしているとシ骸には日数経過によってなる印象を受けるが実際には負の感情の方がメインで日数経過はそれほど関係ないらしい。

  • 実際、13-2で再びルシになったスノウは500年後のLRFF13でもシ骸になっていなかった。

言語の由来は死体などと同じ意味の死骸なのだろうがエ○ァみたく片仮名にした理由は不明。

  • ルシの「シ」じゃないのかな。
  • 「死骸」「しがい」「シガイ」…どの表記でも統一してしまうと一般に使われている死体という意味で解釈されてしまい、この特殊な設定が表現しにくいのではないかと思う。
  • 「志(シ)」の「骸」とか?
  • 決して『死んでいる』わけではないから、だろう。

共通のモチーフとして、「目を手で覆った顔」が体のどこかしらにある。
ヴェーターラなどの特殊シ骸、サクリファイスなどの例外もいるが。

  • 確認したところ特殊シ骸にも同じ顔がある。サクリファイスは手指では覆われていないが、目が覆われて外から見えないのは同じ。

従来のアンデッドに近い名称を持つ者がいることから、アンデッドの新しい形なのかもしれない。

FF13-2

設定については前作と特に変更はない。
今作では新たに人工のファルシであるデミ・ファルシが登場したが、このデミ・ファルシにも
人間をルシにする機能が搭載されていたため、これによってシ骸となった人たちもいる。

  • 自分もルシになって多感な少年時代に悶絶したのというのに、ホープ(及びアカデミーの連中)は何故こんな機能までもを付けたのか。
    • デミ・ファルシ側が希望したのが原因。アカデミー側はその機能を付けるつもりはなかった。
      結局デミ・ファルシが機械を操って支配することでルシにする機能が付いた。

前作でライトニング達がシ骸から戻れたのが女神エトロによるものであったということが明らかになった。


AF700のネオ・ボーダムや死にゆく世界にも生息している。
下界のファルシはいまだにルシを作っているのだろうか。(生息しているシ骸はいずれも下界のシ骸。)
もしくは、シ骸には寿命が無いのだろうか。

LRFF13

雑魚敵では一体も出現しない。
絶滅したのだろうか?

  • 前作ラストからこの時代までにほぼ全てのファルシが機能停止に陥り、新たにルシが作られることがなくなったためと思われる。
    よって、前作で湧いていたシ骸はファルシによって作られ続けていたものだと推測される。
  • 唯一稼働していたファルシ=パンデモニウムも、スノウが自ら管理していた。
    新たにルシやシ骸を作らせないためかと思われる。
    もし彼がいなかったら、この時代でもシ骸が作られ続けていたのかもしれない。

スノウがシ骸化しかけており、ボスとして戦うことになる。
日付が進むと、腕のシ骸が成長し強化される。

  • スノウは倒された後、ライトニングの語りかけで元に戻るのだが、
    かなりあっさりしている上に、前作までのシ骸になることの恐怖感が失せてしまったような演出(これは今作の世界観も影響しているだろうが)だが、おそらくこれは、ライトニングが死の女神に近づきつつあるという暗示だと思われる。

シ骸ではないが、ブーニベルゼの創造した究極生物、エレキシュガルがシ骸の見た目に酷似している。

  • 真相は定かではないが、シ骸は使命を果たせなかった人間を神が究極生物に変化させようとした実験のようなものだったのかもしれない。

FF15

名称は「シガイ」表記。主に夜間に活動する魔物達の総称。
人間や動物など、目についたものに容赦なく襲いかかる狂暴な性質。陽の光が弱点で、日中は光の当たらないダンジョン内に潜んでいる。
創星記絵画にシガイと思しき怪物達が描かれる等、星の病と密接な関係にあり、光を吸収する黒色粒子をシガイが出すことで徐々に夜が長くなっていく。


その正体は、寄生虫が取り付くことによって変異した生物の成れの果て。序盤に出てきた様子のおかしいデュアルホーンなどが一例。
人間も例外では無く、シガイ化した後は衣服だけが残されていることが多い。
感染症のように広まるのが特徴。


ゴブリンボムトンベリスローニン鉄巨人など、過去のFFシリーズに登場したモンスターの多くがシガイに分類されている。

  • 通常のモンスターはサイやキリン等、現実に存在する動物に似た姿のものが多いが、シガイは如何にも魔族というイメージが強いモンスターが多い気がする。
  • 元生き物っぽいゴブリンやスローニンはともかく、ボムなどは元々何の生物だったのだろうか。
    • 石とかの無機物に寄生虫が取り付いたものとかだったりして…

ニフルハイム帝国が研究対象にしている。
シガイを作り出す研究などを行い、生物兵器として使役している(しかし、完全に行動を制御できている訳ではない)。
また魔導兵の生産にもシガイ研究が利用されている。


北米版では「daemon」と表記されており、FF13や零式のシ骸とはまったくの別物。

  • これはラテン語で「悪霊」を意味する模様。

ゲーム的な特徴としては、通常のモンスターよりも高いHPと攻撃力を持つ。
更にこちらの最大HPを減少させる危険な攻撃を仕掛けてくる。減少した最大HPは一部の回復アイテムを使うか、宿泊するまで元に戻らないので、不利な状況なら逃げることも重要となる。

  • 正確に言えば、最大HPは非戦闘時に徐々に回復する。但しダンジョン内では自然回復しない。
    補足として、本作ではエリクサーの入手難易度が低いため頻繁に使っても問題ない。

戦っている最中に夜が明けてきた場合、日光を浴びて一定間隔で大ダメージが入るので、これを利用するのも有効な手段となる。

  • なお、日光は日光でも、何故か洞窟内に差し込む日光ではダメージが入らない。あの程度の光量では駄目だという事らしい。
    • ドロール洞窟に差し込む日光に溶けるヘクトアイズを目撃した。
  • また、ロックオンサイトを表示させると、その中心に3つの赤紫色の光が浮かび上がる共通点も持っている。
  • アルティマニアによるとフィールドで現れた場合、プレイヤーだけでなく帝国兵や野獣などにも攻撃してくるらしい。
    上記の「目に付いた生物を容赦なく襲う」という設定を忠実に反映している。
    • あまりシガイと他の敵が一緒になることはないため、あまりこの場面は見かけないが、帝国兵の周辺に配置されていることが多いデスクロー系は、実際同士討ちをしているところを見られる。近寄ると同時に近くの魔導アーマーに襲いかかり一撃粉砕するナグルファルはインパクト抜群。
  • 同書によるとシガイを倒したとしても(ゲーム内での)2時間前後で同じものが再出現するのだと言う。
    ドッグタグ探しやカエル採集などのクエストを夜にやって、その最中現れた鉄巨人やウルフラマイターを苦労して退けて捜索を再開しても、またそれらと戦闘…なんて事態も人によってはあるかもしれない。
  • ほとんどのシガイは聖属性を弱点とする。
    とはいえ聖属性の魔法そのものは終盤のホーリーだけなので、どっちかといえば聖属性の武器での攻撃がメインか。

登場するシガイの中には変異前の自我が僅かに残っているものもあり、そういったものは言葉を発することができるようだ。
フォッシオ洞窟のナーガ、ジグナタスのフォラスなどがこれに該当する。
しかし、自我があったとしても結局は攻撃してくるため倒すしか手はない。

  • シガイが発するボイスにはサウンドエフェクトがかかっているらしくどうも人間味のない声となっている。
    怪物だってことを演出するためのものだろう。
    レイヴスなんかはもはや元の声とは全く違う感じである。

本編13章の半年後にあたる「オンライン拡張パック:戦友」では、星の病により日光が弱まっているため、昼間でもシガイが活動できる。

  • その代わり、シガイも野獣の角や牙ような固有アイテムを落とすようになり、説明文を見る限り結構実用性が高いようで、建材、武防具や衣服または薬の材料、また一部では食糧にもなっている。

10年後の世界では、星の病が急激に進行し永遠に夜が続く世界になった為、陽の光を恐れる心配がなくなり好き勝手に暴れまわっている。
だが、「真の王」となったノクトが自らの命を光耀の指輪に捧げる儀式を行ったことで全てのシガイは星の病と共に消え去り、世界に再び朝日が昇るのであった。

  • 小説版では、アーデンが光耀の指輪を使い剣神バハムートを倒し自らも消滅したため、ノクトは死を免れた。

KGFF15

ニフルハイム帝国が有する「シガイ」としてダイヤウェポンが登場する。その大きさは高層ビル並。

BHFF15

第1話・第5話に「シガイ」の一種であるマリリスが登場している。

  • 上記のダイヤウェポン共々ゲームには登場しないが、絶滅したのだろうか。
    • ダイヤウェポン同様、人工的に造ったシガイで個体数が限られていたのではないだろうか。

FF14

FF15コラボイベント「英雄への夜想曲」でイゾルデハンズがシガイとして登場(魔導兵もシガイとみなすならそれも)する。
コンテンツ的にはチョイ役で細かい設定背景は省略されておりノクト自身も「なんつーか……危険な魔物みてーなもんだ。」とだけ語っているが、何気にアシエンに匹敵するレベルの危険物質がハイデリンに持ち込まれてしまっていることになる。
ガルーダの力で全て元の世界に転移されているならよいのだが・・・。

FF零式

表記は「シガイ」となっている。

  • PSPで「骸」の字が表記できないとは思えないので何故表記が変わったか不明だが、元々携帯コンテンツとして開発されていた名残だろうか?
    • もしかしたら、零式世界ではルシそのものが非常に少ないが故にシ骸になるルシも殆どおらず、
      本来の表記が廃れて音声で「シガイ」とだけ残ったのではないだろうか?

ルシが使命を果たせずに変容するモンスター、という本質は13と変わらないが、クリスタルの意思に反する行動をした場合にもシガイとなるらしい。
ホシヒメが蒼龍クリスタルの意思に反する行動を取ったためシガイとなっている。


今作ではクリスタル化を「昇華」というのに対して、シ骸化は「堕ちる」という表現がされている。

  • この際の姿は従来の石化に近い色合いへの変化となっており、ある意味でクリスタル化と対をなしている。

シガイとなっても人々の記憶に残るのは、戒めの意味が込められているのだろうか。
「クリスタルの意思に背いた者はこのような末路が待っている」と知れば、たとえ人の意思が残っているルシでも逆らう者は少なくなるだろうし。


フィールドを闊歩しているシンボルモンスターの中には、ひょっとしたらシガイが混ざっているのかもしれない。
クリスタルの欠片を落とすあたり。


ガストや死将などのシガイ系モンスターは一切登場しない。 今作のルシは性質上使命に反するという事がまず有り得ないので当然だろう(使命に相応しい能力が与えられる上にクリスタルに従うよう精神が書き換えられ、何百年生きてもシガイ化は進行しない。文化的にも逆らう理由がない)。

DFFAC

スノウの固有状態。
HP2500以下で第2段階、HP1500以下で第3段階へ進行し、戦闘不能になるまで永続する。
ブレイブ攻撃の威力・激突性能・射程(第3段階時のみ)強化やHP攻撃の性能強化(第3段階時のみ)に加えて、
専用EXスキルの使用解禁(2段階目:ダムネイション/3段階目:アナイアレイション)、
防御力アップ(2段階目:ダメージ補正力5/3段階目:ダメージ補正力10)の効果がある。


Ver1.6202019/05/23※DFFNTは2019/06/06適用)
バフ・デバフの全体調整で、防御力アップのダメージ補正力が下方修正されている。
基本威力496のブレイブ攻撃をヒットさせられた時に受けるダメージが、
第2段階が470から472、第3段階が446から450へと僅かに増加した。