FF:U
【FF:U】の本編における【ラスボス】にして(番組が打ち切りにならなければ)物語の前半における大ボス【タイラント伯爵】の正体である不定形のような容姿の異形の怪物。
正体を現す際は、タイラントが何時も鎮座している玉座と同化するようにしてこの姿へと変貌する。
その姿は【オチュー】と鬼灯を混ぜ合わせたかのような黒い得体の知れない姿をしており、頭部に当たる部分は(映像でははっきりとは分からないが)歪んだ笑みを浮かべる人の顔の様に見える不気味な窪みが存在する(全体的には何処となくアンリミテッド:ザガのラスボスであるカオス・ルーラーのような雰囲気を纏った姿ともいえる)。
伯爵の姿の時は負の感情を料理として具現化しなければ摂取できなかったのに対して、この姿になると直接氣として吸収(ドレインを使用している?)することができ、吸収された者は体力ごと持っていかれるため、気を失ってその場へと昏倒してしまう。
また、体の一部を伸縮自在の触手として襲いかかる事もできるようだ。
最終決戦において自らをミストと化した雲を吸収して取り込むものの、彼の強靭な精神力により逆に動きを封じられてしまい、最後は自らを砲撃獣にした風と激突、消滅するという末路を辿り滅び去った。
大ボスらしい強敵であるのだが、些か出番が短いことが悔やまれる。
なお、雲を吸収後は頭部が一刀獣のそれへと変化しており、奇しくも12年前とは立場を逆にした図が作られている。
(12年前は風が砲撃獣となって先代混沌と融合、それを雲が白雲のシンフォニーで撃破している)