「僕はダメな機関車じゃなくて、『役に立つ』機関車だからね。僕はバカげた魔法のランプ探しで時間を無駄になんか出来ない。」
日本版タイトル | まほうのランプ | ||
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英語版タイトル | The Magic Lamp | ||
脚本 | シャロン・ミラー | ||
放送日 | ・2005年10月14日(英国) ・2005年10月15日(米国) ・2006年2月24日(ドイツ) ・2007年3月8日(オーストラリア) ・2008年7月2日(日本) | ||
話数 | 222 | ||
この話の主役 | ピーター・サム | ||
登場キャラクターA | スカーロイ、ピーター・サム、ラスティー、ダンカン、ハロルド | ||
登場キャラクターB | トーマス、プロテウス | ||
登場キャラクターC | レニアス、マイティマック | ||
登場キャラクターD | 無し | ||
登場キャラクターE | デューク(日本版のみ。公式サイトの記載ミス) | ||
登場人物A | なし | ||
登場人物B | 子供達、作業員 | ||
登場人物C | なし | ||
登場スポット | ・スカーロイ石炭置き場 ・乗換駅 ・スカーロイ橋 ・キャンプ場 ・スカーロイ鉄道の停車場(未公開シーン) | ||
あらすじ | スカーロイがみんなに「プロテウスの魔法のランプ」のお話をしてくれます。そのランプを見つけた機関車は夢をかなえられるのだそうです。それを聞いていたピーター・サムは、「そんなの信じないぞ。」と言って走り出します。 | ||
メモ | ・ピーター・サム、第7シーズン『ピーター・サムとティールーム』以来の主役回。 ・今回のトーマスは名前を呼ばれるだけで台詞無し。 ・ピーター・サム、初めてハロルドと会話する。 ・今回のピーター・サムはゴードンやダンカンと同様、可也気性が荒く、仲間に対する口調も厳しい。 ・日本の公式サイトでは何故かデュークが登場している事になっている。 ・第9シーズンでは珍しく、未公開シーンが多数存在する*1。 | ||
台詞 | ・ナレーター「高山鉄道の機関車達は、誰もが仕事に一生懸命だ。彼らは一日中、忙しそうに山を登ったり下ったりしている。ある日、急斜面の線路を走る石炭車を引く為の歯車が壊れてしまった。その為、機関車たちは重い石炭車を運ぶために急な坂道を行ったり来たりして、いつも以上に頑張って働いた。そして一日が終わると、傷んだ車軸をゆっくりと休めるのだった。その日の夕方、トーマスが彼らの所へやって来た。高山鉄道の機関車全員が集まっていた。トーマスは修理に必要なウィンチやワイヤーを運んで来たのだ。」 ・ラスティー「ねえトーマス、ちょっと聞いて!スカーロイが昔話をしてくれるよ。」 ・スカーロイ「昔々、ある所にプロテウスと言う名の機関車がいたんだ。彼のランプはとても明るくて、遥か遠く迄見渡せた。プロテウスはそれを『魔法のランプ』と呼んだ。そして、そのランプを見つけた機関車には夢を叶えてあげると言う約束をしたんだ。」 ・ダンカン「どうしたら、プロテウスのランプと判るんだい?」 ・スカーロイ「そのランプが近くに有ると、強い風が吹き付けてくるんだよ、ダンカン。」 ・ナレーター「スカーロイが静かに言った。」 ・スカーロイ「次に、キイキイと言う軋む様な音が聞こえて来る。そして最後に、そのランプ自体がチカチカと点いたり消えたりするんだ。」 ・ピーター・サム「僕は魔法のランプなんて信じないぞ!!」 ・ナレーター「ピーター・サムが大きな声で言った。既に、ウィンチやワイヤーがピーター・サムの貨車へと積み替えられた。」 ・ピーター・サム「もう仕事に戻るよ。僕は駄目な機関車じゃなくて、役に立つ機関車だからね。急斜面の歯車は朝までに修理しなきゃいけないんだ。僕は馬鹿げた魔法のランプ探しで時間を無駄になんか出来ない。」 ・ナレーター「ピーター・サムはツンとして言うと直ぐに走りだした。月明かりの下[ピーター・サム]]は一所懸命走り続けた。」 ・ピーター・サム「魔法のランプなんて単なる作り話さ。馬鹿げた昔話だよ。」 ・ナレーター「ガタンゴトンと音を立ててピーター・サムは分岐点へと向かった。すると突然強い風が吹き付けた。彼の車軸がガラガラと連結部分はキイキイと音を立てた。」 ・ピーター・サム「一体如何したんだ!?」 ・ナレーター「ピーター・サムは驚いた。慌てた彼はウッカリ分岐点を見逃した。そして急斜面とは違う方向の線路に進んでしまった。彼は驚いたものの、スカーロイが話した魔法のランプの事は信じていなかった。処がその時何処からかキーキーという音を聞こえた。ピーター・サムの車輪がフラフラとよろめいた。線路の先では明かりがちかちかと点いたり消えたりをずっと繰り返している。然しピーター・サムは其れがただの線路係のランタンであることに気付いた。小屋の外で揺れるたびにキーキーと音を立てているだけだったのだ。ピーター・サムは安心してその道を走り抜けた。そして更に目的な場所が遠ざかった。」 ・ピーター・サム「魔法のランプ何て単なる作り話さ。絶対に馬鹿げた昔話だよ。」 ・ナレーター「彼はそう自分に言い聞かせた。すると突然、また強い風が吹き付けた。そしてまたキーキーと言う軋む音、先の方では灯りでちかちかと点いたり消えたり繰り返している。」 ・ピーター・サム「強い風に、キーキーという音、其れに点滅する明かりまで!まさかプロテウスのランプ?」 ・ナレーター「ピーター・サムはそう思った。でもやはり違っていた。其れはプロテウスのランプではなく子供達のキャンプ場の明かりだったのだ。そして音を立てていたのは風に揺れる木々だった。」 ・ピーター・サム「最初から分かってたさぁ。」 ・ナレーター「彼はホッとして更に速度を落として走った。ピーター・サムは急な坂道を麓に辿り着いたが、完全に迷子になってしまった。彼は途方に暮れた。」 ・ピーター・サム「急斜面に線路を見つけたいよ…。機関庫で他の機関車達と一緒に居たかったな…、それから…え~っと…プロテウスのランプが見つけられたらいいな…。そうすれば僕の願いが叶うかもしれない…。」 ・ナレーター「すると突然、ピーター・サムの車輪の辺りに強い風が吹き付けた。そして奇妙なゴロゴロ、ギシギシと言う音が聞こえて来た。前方にはチカチカと、点いたり消えたりしている灯りが見える。丘の頂上で光ってる様だ。ピーター・サムは息を飲んだ。」 ・ピーター・サム「きっと、プロテウスの魔法のランプだ!!」 ・ナレーター「彼は丘を登り、其れを見つけようと思った。風が辺りをグルグルと回り、ピュンピュンと言う音を立て始めた光は一層輝いている。ピーター・サムが丘の頂上へと到着した。其処へ居たのは何とヘリコプターのハロルドだった。吹き付けていた風はハロルドの羽のせいだったのだ。その羽は周りたびにピュンピュンと音がした。そしてハロルドの眩しいライトは、チカチカと点いたり消えたりしていた。ピーター・サムはとても驚いた。」 ・ピーター・サム「ハロルドじゃないか!?」 ・ハロルド「やあピーター・サム!、丘の農家?に小包を届けに来たんだ。君は此処で何をしているんだい?」 ・ピーター・サム「実は迷子になったんだ・・・。このままじゃ急斜面の線路へウインチやワイヤを届けるのに遅れてしまうよ。」 ・ハロルド「心配しなくていいよ。僕が道を照らしてあげよう。」 ・ナレーター「そう言うと言う、ハロルドは飛び立った。そして力強いライトで辺りを照らし、ピーター・サムは正しい線路へと導いた。その後、機関庫へ戻る迄ずっと、ピーター・サムはその晩の出来事について考えていた。」 ・ピーター・サム「もしかしたら、願いを叶う為に魔法のランプを本当に見る必要は無いのかも、信じるだけで十分かも知れないな。」 | ||
英国CV | ・ナレーター/他:マイケル・アンジェリス | ||
米国CV | ・ナレーター/他:マイケル・ブランドン | ||
日本CV | ・ナレーター:ジョン・カビラ ・スカーロイ:梅津秀行 ・ピーター・サム:加藤木賢志 ・ラスティー:川島得愛 ・ダンカン:逢坂力 ・ハロルド:羽多野渉 | ||
シリーズ前回(英語) | いっしょうけんめいなトーマス | シリーズ前回(日本) | トーマスのあたらしいかしゃ |
シリーズ次回(英語) | トーマスとどうぞう | シリーズ次回(日本) | エドワードをすくえ |
参照画像 |