ボディをみがいて

Last-modified: 2019-01-28 (月) 21:35:41

「ボディを磨かないならお客はお断りだい!」
ボディをみがいて

日本版タイトルボディをみがいて
英語版タイトルPassenger And Polish
脚本ウィルバート・オードリー
対応原作・第17巻『ゆうかんな機関車』第3話「ふへいやダンカン」
放送日・1995年11月1日(英国)
・1994年(日本)
・1996年5月8日(オーストラリア)
・1996年11月4日(米国)
・1998年1月30日(ドイツ)
・2009年7月30日(ハンガリー)
話数99
この話の主役ダンカン
登場キャラクターAスカーロイダンカン
登場キャラクターBレニアススカーロイ鉄道の赤い客車?スカーロイ鉄道の青い客車?
登場キャラクターCトーマスパーシー
登場キャラクターDサー・ハンデル(言及のみ)、ピーター・サム(言及のみ)
登場人物Aナンシーダンカンの機関士トップハム・ハット卿
登場人物Bスカーロイ鉄道の乗客作業員ジェレマイア・ジョブリング売店のおばさんトップハム・ハット卿の付き人レニアスの機関士キンドリー夫人
登場人物Cダンカンの機関助手スカーロイの機関士スカーロイの車掌レニアス駅長トロッターさん
登場スポットキャラン駅
クロバンズ・ゲート駅
スカーロイ鉄道の機関庫
レニアス高架橋
レイクサイド分岐点
レイクサイド駅
レイクサイド橋
スカーロイ湖
スカーロイ駅
レニアス駅
レニアス機関庫
森林の線路?
ソドー城
崖淵の線路?
スカーロイ鉄道の青い客車の脱線事故現場?
あらすじ・ある日、ダンカンナンシーに洗車をお願いするが、断られて機嫌を損ね、怒りっ放しのまま脱線事故の処理に向かう。不満が限界に達したダンカンは、遂に高架橋の上で仕事をボイコットしてしまった。
メモナンシー初登場。現在まで、喋ったのはこの話のみ。
スカーロイの夢の中のレニアスと並走するシーンは『わがままなきかんしゃ』の使い回し映像。
・夢の中だけでの登場だからか、レニアスが機関車紹介から省略されている。
ダンカンサー・ハンデル車輪ピーター・サム煙突とアイスを同列に扱う*1
トップハム・ハット卿に説教されても反省するどころか口答えする程、文句を言うのが好きなダンカン
・他人にコキ使われるのを嫌がるダンカンの台詞は、第2シーズンの『ダックしごとをもらう』でのダックを彷彿とさせる。
・初めて客車が脱線する*2
ダンカンはこの話以降、第7シーズンの『クリスマス・プディング』まで客車を牽引しない。
・カラーワイドでは最後にスカーロイダンカンを呼びに来るシーンがある*3
・未公開シーンでは、スカーロイの事故現場?ダンカンスカーロイが並んでいるシーンが存在する。
ダンカンクロバンズ・ゲート駅を通過する間にトーマスパーシーがすれ違うシーンで、ダンカンが聞き慣れない汽笛の音色を鳴らしている。
トップハム・ハット卿ダンカンを説教するシーンで、機関庫の横にレニアススカーロイが後ろ向きで映っている。
・この話は次回『ゆうかんなきかんしゃ』に続く。
原作との相違点・原作では前述のカラーワイドのシーンがカットされずに言及されている。
・原作ではダンカンの機関士ダンカン客車?から降りてきた男性に叱られる挿絵が存在する。
台詞ナレーターナンシーは、車掌の娘だ。ある日彼女は、スカーロイをぼろ切れで磨いていた。お喋りしたいのにスカーロイは、うたた寝している。」
ナンシー「起きなさいよ、怠け者ね。こんなに汚れていて、恥ずかしくないの?」(初台詞)
スカーロイ「ふぁーあ、別に?ぺちゃくちゃ煩い子だなぁ…。」
ナレータースカーロイは、目を閉じた。レニアスの事が、瞼に浮かぶ。が修理に出される前の、楽しい日々の事を思い出していた。また、ナンシーが邪魔をした。」
ナンシーレニアスが帰って来るのに、おめかししないの?」
ナレータースカーロイは目が覚めた。」
スカーロイ「えっ!いつ!?」
ナンシー「もうすぐよ、パパが言ってたわ。それじゃあね。」
スカーロイナンシー、行かないで!そんなに汚れてる?頼むからもう一度磨いてよ…。」
ナンシー「もう!コロっと変わるんだから…。」
ナレーターナンシーはまた、磨き始めた。ダンカンは焼き餅焼きだ。」
ダンカン「おいらも磨いてくれるかい?」
ナンシー「ごめん、今日は駄目なの。もう行かないと…。これから売店のおばさんを手伝うのよ。お客のアイスを用意するの。気を悪くしないでね、ダンカン…。」(最後の台詞)
ナレーター「でも、ダンカンは気を悪くした。」
ダンカン「ちぇっ、不公平だよ!ピーター・サムは特製の煙突、サー・ハンデルは特製の車輪、お客はアイス!なのにおいらは磨いても貰えねぇ!」
ナレーター「勿論それはオーバーだが、彼は文句を言うのが趣味だ。いつまでも、不貞腐れている。その日の午後、電話で悪い知らせが入った。」
ダンカンの機関士「大変だ!スカーロイの客車?が脱線した!すぐに作業員を連れて出発しよう!」
・ダンカン「まーた余計な仕事かよ!これじゃ体がいかれちまうぜ…。」
ダンカンの機関士「馬鹿な事言ってんじゃない!行くぞ!」
ナレーター「既にスカーロイは居なかった。真ん中の客車?が脱線したので、前の車両を引っ張って駅に向かったのだ。ダンカンは、作業車を待避線に入れた。作業員達が現場を片付ける。その後で、ダンカンが残った車両の乗客を送り届けた。彼はず~っと、不機嫌だった。」
ダンカン「人をコキ使いやがって!休憩もありゃしねぇ。」
ナレーターダンカンはわざとベースを落とした。機関士は、ダンカンの蒸気が十分に出るのを待つ事にした。だが、ダンカンは一向にやる気を起こさない。」
ダンカンの機関士お客さんを待たせなきゃならんなぁ…。」
ナレーター「それを聞いてダンカンはますます、不機嫌になった。」
ダンカンお客の事ばかり心配して!少しはおいらの事も考えてくれよ!」
ナレーター「やがて蒸気も蓄えられ、ダンカンは再び出発した。だが、彼の機嫌は一向に良くならない。」
ダンカン「働き過ぎだぜぇ!もう我慢ならねェ!!」
ナレーター「ようやく、駅の傍の陸橋に辿り着いた。」
ダンカンの機関士「いいぞ、頑張れ、ダンカン!もう一踏ん張りすれば、駅で休憩して水も飲めるぞ!」
ナレーターダンカンの不機嫌は、頂点に達していた。」
ダンカン「行くんなら行けよ!おいらは此処に居るから。」
ナレーター「そして、居座った。スカーロイがやって来て、ダンカン客車?を駅のホームまで運んだ。乗客はカンカンに怒っている。口々に、『酷い鉄道だ!』と抗議した。その夜、トップハム・ハット卿ダンカンに警告した。」
トップハム・ハット卿お客が嫌なら、ボディを磨かないぞ!」
ダンカン「へん!ボディを磨かないならお客はお断りだい!」
ナレーターダンカンはまだまだ、懲りないみたいだね。」
英国CVナレーターマイケル・アンジェリス
米国CVナレータージョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
スカーロイ麻生智久
ダンカン田中亮一
トップハム・ハット卿宮内幸平
ダンカンの機関士佐藤浩之
ナンシー丹下桜
シリーズ前回スチームローラー
シリーズ次回ゆうかんなきかんしゃ
原作前回スチームローラー
原作次回ゆうかんな機関車
参照画像・参照はボディをみがいて/画像?

*1 ただし、サー・ハンデルの車輪に関しては他の機関車達と一緒にバカにしていた
*2 後にノース・ウェスタン鉄道でも同じが発生する。
*3 人形劇では次回への伏線である為、カットされている。