討伐戦/暴れ豚

母数が少ないとはいえ初回突破率0%(0/5)の曰くつきステージ。

1・2・3列目と順序よく並んだ編成。
敵は色々スキルを持っているが、おおまかに後列殴りヒーラー、中列サポートアタッカー、前列壁アタッカーといったところ。
敵ステータスは低いが、味方の人数が少ないため手数が足りなくなりがち。
トリプルヒールで支えられたノーコゥの処理に手間取り、スキルを使い果たしてしまいやすい。
【通常攻撃後】で攻撃できるキャラなら後半も火力を発揮しやすいので一考。

ハカタのエナジーブラストは大ダメージを与えてくる危険行動。
トリプルヒールの優先度が高く設定されているので誰かを重傷に追い込めば動きを縛り続けることができる。

ノーコゥ、トンコツは重傷化すると発狂し5連鎖撃を連発する。
2体同時にチェインアーツを使われると耐えるのが難しくなるので、貫攻撃でまんべんなく削るよりは1体ずつ撃破していくのが望ましいだろうか。

カエダ
「ぶーぶー」
榊
「………そんな言葉も発するのですねぇ。」
カエダ
「とんかつ、たべてみたい。」
榊
「いいですねぇ！元気の良い豚をあとで狩りましょうッ！！」

榊
「しかしそれにしても口数が増えましたねぇカエダさん、どうかしたのですか？」
カエダ
「…………。別に。」

榊
「――というわけで今回は豚狩りですッ！！」
榊
「……あぁいえ別に食べる目的ではなくですねぇ。
　そもそも害虫は消えてしまうものですし。」
カエダ
「知ってる。三匹の子豚。」
榊
「素晴らしいご名答です！天才ですねぇ！！才能がすごいッ！！
　赤ずきん同様、童話の害虫のようです。」

カエダ
「………。それではよろしくおねがいしますねー。」
榊
「…………」

葉に向けて意識を集中する。

―― 気がつくと周囲の風景が変わっている。

石のタイルが敷き詰められた四角形の舞台。

周りは壁で囲まれている。

ハカタ
「ブフフッ…… よく来たな。」
ノーコゥ
「我々への挑戦者は全て逃げ去った！」
トンコツ
「ブヒヒッ！次はお前らか、勝負だ！！」

　※挑まれた※

トンコツ
「ブギギッ…… 強い……ッ！！」
ノーコゥ
「我々を打ち破るとは……」
ハカタ
「………退くぞ。」

懐から円盤を取り出すと、シュンっと消えた！

あれは……赤ずきんが使っていたものと同じ装置だろうか。

風景が徐々に真っ白になり ――

―― 気がつくと大樹の下。

カエダ
「おかえりなさい。どうだった？」
榊
「…………」

記録の中での出来事を伝える。

カエダ
「――なるほどぉー。」
カエダ
「ほどぉー。…………。」
カエダ
「………」
榊
「――なるほど、赤ずきんと同じ装置でしょうねぇそれは。」
榊
「装置の出処が同じかどうか、気になりますが……
　同じような気配の葉がありませんね、豚さんを追うのは後回しでしょうか。」
カエダ
「とんかつ。」
榊
「あぁそうでしたそうでした、それでは豚を狩りに行きましょうか！
　皆さんもご一緒にいかがです？結構難しいんですよ、ククッ！！」

豚狩りの準備をするべく去ってゆくふたり。

カエダ
「…………」
榊
「おや、少々力量を見誤りましたかな？
　しかしながら挑戦するその姿勢、貴方を選んだことは正解だったようですねぇ。」