ストレートガイジ

Last-modified: 2020-12-03 (木) 20:18:11

主に「決め球となる変化球がなく、ひたすらストレートでゴリ押しする」スタイルの投手を指す別称・蔑称。
略してストガイとも。


概要

場合にもよるが、ストガイ認定されやすい投手は概ね以下のような特徴を持つ。

  • ストレートの球速非常に速い。最速150km/hは当たり前、160km/hを超えることも
  • が、コントロールに難を抱える
  • 変化球も実戦で使えるレベルではない
    • 曲がらない、落ちない、曲がっても早すぎる、ストレートと大きくフォームが変わってしまう…等原因は様々。

これらの条件が重なった結果、ストレートの威力ばかりに頼りがちな姿に「変化球を投げる知能がないのではないか」と揶揄されたことで平たく言えば脳筋、悪く言えばガイジ認定され、こう呼ばれるようになった。元祖は鍵谷陽平(日本ハム→巨人)*1とされている。

 

まれに好意的に使われることもあるが、初出故に蔑称寄りに用いられることが多い。
また、藤川球児のようにほぼストレートだけで圧倒的な成績を残してきた投手がストガイ呼ばわりされることはあまり無い*2

 

ちなみに古田敦也氏曰く、投球がストレートばかりに頼りがちな投手は他の選手から「」と呼ばれているらしい*4


日ハムのストガイ集団

鍵谷が最初に「ストレートガイジ」と呼ばれ始めたのは日本ハム時代の2016年とされる。
同時期の日本ハムには似たような特徴を持つ中継ぎ投手が複数人居たこともあり、センセーショナルな別称(蔑称)として、日本ハムのファン内で急速に広まっていった。

この5人は、

とまさに同じ特徴の中継ぎ投手の集まりであり、ストガイ1号~5号などと炎上時などに煽られることとなった。また鍵谷は元祖であるため日本ハム時代にストガイ軍団の長や総帥と言われた。
しかし、上記のストガイ軍団も

  • 増井:2017年オフにオリックスへFA移籍
  • 白村:2019年に打者転向したが2020年に戦力外→引退
  • 鍵谷:2019年シーズン途中に巨人へトレード移籍
  • 田中:2019年オフに戦力外→トライアウトを経て巨人移籍

となり日ハムストガイ5人衆は石川を残すのみ*7となってしまったため、日ハムに対しての使用は減少傾向にある。
また元祖ストガイ軍団な為慣れたのか2020年に渡邉諒が直球破壊王子となりアンチストガイへと成長したりとネタに事欠かない。

阪神のストガイ集団

一方で、2020年になると日ハムに代わって阪神の投手陣が言われるようになった。こちらは「球が速いがそれ以外のコマンドがない鳴尾浜量産型投手」という意味合いで使われ、以下の投手たちがよく言われる。

ちなみに彼らもストガイ扱いされたりすることがある。

ただ、藤浪(復活後)とスアレスについては、コントロールの乱れは少なくかつ使える変化球も有しているので、ストガイ呼ばわりされるかどうかは議論が分かれる。

また、岩崎はスピードガンでは130km/h後半から140km/h程度だが全くそうは見えない球*10を投げることで有名。


上記以外にストガイ扱いされがちな投手


一例

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関連項目


*1 2019年6月に吉川光夫とのトレードで日本ハムから巨人に移籍。なお移籍後は投球内容が大きく改善され一軍戦力の1人となっている。
*2 一応藤川の場合、ストレートとは言っても手元で浮き上がる(ように見え*3)三振を量産する特殊なものであり、そもそも藤川は変化球も習得・使用しているため、広義的なストガイには該当しない。
*3 というのも、当然ながら「ストレート」とは言えど重力の影響を受けないはずはなく多少なりとも落ちている。藤川のストレートは重力の影響を受けにくく、落ち幅が小さいため相対的に浮くように見えるのである。なお、この差を生んでいるのがなんJでも有名な「マグヌス効果」である。
*4 将棋において、後退できず真っ直ぐ前にしか進めない(ただし他の駒を飛び越えない限り、どこまで進んでもよい)駒である香車が「槍」と呼ばれていることに因むという。
*5 変化球も多彩で先発でも通用する投手なのだが、本人の拘りでとにかくストレートをよく投げる。
*6 2018年は怪我で離脱しつつもクローザーを務め、またカーブでカウントを整えるなどストレート健常者へと改善しつつあったが2019年以降はストガイへの逆行が危惧されている。
*7 その石川も2019年シーズン終了後にトミー・ジョン手術を受け、2020年は公式戦登板なしである。
*8 2軍での最速。1軍最速は157km/h。
*9 ストレートを多投する傾向は先発時代から変わっていない。
*10 リリースポイントからベースまでの距離がかなり短く、球持ちが非常に良いためとされる。現役投手の中で最も短いとも。
*11 プロ初登板時、投球の8割強をストレートにした直球攻勢で勝負。セリーグ首位の広島を相手に5回1失点と試合を作り勝利投手になった。
*12 現オリックス広報。下に挙げた画像は2014年オールスターゲームでの登板時に中継で提示されたデータであり、現役時代の佐藤やストガイを語る際によく引き合いに出される。
*13 日本での最速。MLBでは最速160km/hを計測。なおメジャー時代はリリーフだった為カーブも使っていたが中日移籍後先発となった為封印した結果とも言える。
*14 特に2014年~15年にかけての中継ぎや抑えで登板していた時代は150キロ台中盤の直球で押しまくる典型的なストガイだった。不振竜達化したが故障を経て2019年より本格的に先発転向してからはツーシーム・スライダー・カーブなどを織り交ぜるようになり、ストガイからはほぼ脱却している。
*15 トレードで移籍してから球速が急上昇。投球の9割近くがストレートという日ハム仕込みのストガイぶりを遺憾なく発揮している。また160kmという球速は一軍ではNPBの左腕史上初(二軍試合を含めると古谷優人(ソフトバンク)も記録)、右投手を含めても8位タイの記録。なお最近はストレート率は6割程度になり、スライダー(フォームはバレバレだが速度差で捻じ伏せる)を要所で有効に使うなど単なるストガイからは脱却しつつある。なお2020年7月25日には無死満塁から13球連続でストレートを投じ相手を封じ込めるという離れ業を披露している。
*16 制球難で球速は一流という点はストガイといえるが、2020年シーズンのストレート率は40%程度であり、実際はカットボールを投球の軸としているほか、決め球としてフォークを持っているなど、一般的なストガイとは程遠い存在である。
*17 メジャーでは103マイル(約167km/hを記録したこともある。しかし制球難で、エリック・コーディエの再来を危惧される。しかし、コーディエと異なりそれなりに一軍で結果を残し、「ぴえんラ」呼ばわりされる一因の制球難も改善傾向にある。ちなみに喜び方が大袈裟なこともよくネタにされており、2020年の巨人リーグ優勝(球団史上初の引き分けでのリーグ優勝決定)の際、マウンドに立っていた彼の喜び方のおかげで「優勝した実感が湧いた」と謎に満足した巨人ファンが続出した模様。
*18 前述したように全盛期は火の玉と称されたストレートで強打者をバッタバッタと打ち取るというストガイの究極形とも言える投手だった。