負け運って何?

Last-modified: 2024-11-15 (金) 20:20:02

読売ジャイアンツ・菅野智之が、自分の運命に気付いた際に思わず出た発言のこと。


概要

ゲームソフト『実況パワフルプロ野球2016』(KONAMI)のコラボ企画として、12球団の選手が自身の所属球団でプレイをする動画を撮影。巨人からは小林誠司と菅野の二人が選出された。
練習試合*1では小林が大先輩の阿部慎之助にビーンボールを投げる*2など和気藹々としていたのだが、いざ本番が始まると自身のキャラの「特殊能力」表示を見た時、菅野がある事に気づく。

「たださぁ。ちょっとまって、さっき、気付かなかったんだけどさ。負け運*3って何?

その表情にはあまりにも悲壮感が漂っており*4、その状況を察しているプロ野球ファンの同情を誘った。
ちなみにデータ元となっている2015年は防御率1.91*5ながら10勝11敗と負け越している*6


画像

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余談

2019年5月9日にTwitterのスポーツ報知巨人取材班のアカウントにて、菅野の通算の先発登板別失点と勝敗が呟かれた。その内容というのが、

https://twitter.com/hochi_giants/status/1126269869140242433?s=09


無失点 38試合32勝0敗
1失点 45試合29勝8敗
2失点 25試合11勝5敗
3失点 17試合4勝7敗
4失点 16試合4勝9敗
5失点以上 18試合1勝14敗
※他に救援2試合無失点
通算161登板81勝43敗

というもので、3失点以上した場合はたったの9勝しか挙げられておらず(そして3失点した時点で勝率は3割台に落ち込む)、2失点以下でも13敗3失点以下の試合での敗北が通算の約半分、果ては無失点の試合でも6回に1回は勝ち星を逃しているという事が判明し、彼のムエンゴっぷりを裏付けてしまった。


関連項目

Tag: 巨人 ゲーム パワプロ


*1 動画では、操作に慣れさせるため本番前に一度プレイさせている。
*2 念のため注釈すると、小林・菅野のこの時のプレイに限らずある程度のぐう畜要素はパワプロ・プロスピ対戦企画ではなかばお約束となっている。『2024』版のスタッフの「創設2試合目みたいになってきましたね」、「森福さんも木に登っていましたか?」発言など。
*3 実況パワフルプロ野球シリーズの特殊能力で、マイナス能力(いわゆる「赤特」)の1つ。この能力を持つ投手が登板すると味方打者全員のパワーが少しダウンする効果がある。また、正反対の効果であるプラス能力として「勝ち運」、それよりも強力な超特殊能力として「勝利の星」も存在する。『プロ野球スピリッツ』シリーズでも同様だったが、近年の作品では両者を纏めて「援護」となっている。
*4 実際に、菅野は2015・2016年と援護に恵まれず防御率に反して勝利数が少ない投手であった(所謂ムエンゴ)。
*5 なお、最優秀防御率のタイトルには後一歩及ばず、同年防御率1.85をマークしたクリス・ジョンソン(元広島)に譲る形となった。
*6 こちらによると防御率1点台での負け越しは戦後4例目。なお同サイトでは「負け運度」とも呼べる分析をしているが同年の菅野はそれでも歴代54位相当に留まった模様。なお、歴代ワーストは防御率2.64で2勝13敗だった1955年の飯尾為男(大映(現ロッテ傍系))。