なんか変だな

Last-modified: 2025-06-10 (火) 03:01:55

北海道新聞に掲載された元札幌ドーム社長・長沼修氏のコラムのタイトル。
掲載当初は「何か変だな」と漢字表記だったが、後に出した同氏のエッセイ集のタイトルは「なんか変だな」と平仮名表記になっている為、どちらでも正解と言える。
現在では「札幌ドーム≒なんか変だな」と皮肉る意味でのインターネットミームと化している。


経緯

札幌ドームは札幌市が建設・所有する、野球サッカー兼用のドームであり、第三セクターの株式会社札幌ドームが管理を行っている。

本拠地にしていた日本ハムは2016年より、札幌ドームの賃借料について争い*1、札幌市と協議を重ねるも、紆余曲折の事情*2から交渉決裂。すると今度は札幌市と隣接する北広島市との間で新球場建設の誘致合戦が繰り広げられるに至った。

なんか変だな

その最中、2017年6月23日付の北海道新聞朝刊に掲載されているエッセイ「朝の食卓」に、以下の記事が掲載された。

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見ての通り、当事者中の当事者である元札幌ドーム社長の言い分のみを掲載という、極めて一方的な内容となっている。
しかも、

  • 全ての準備を日本ハムが行っている事実を(単に知らなかった可能性もあるが)当然の如く記載していない
  • コンクリートに薄い人工芝を敷いただけのグラウンド*3やファウルゾーンの広さ*4、防球ネットの不備*5等構造上の問題点が再三指摘されていたにもかかわらず「野球を楽しめないほどの欠陥があるようには思えない」と断言。
  • 「傾斜が急な階段*6も、北広島や真駒内公園*7へ行くよりはマシ」という、利用客感情を度外視した斜め上すぎる擁護*8
  • 最後の最後に、実態のない市民の声に転嫁する姑息さ
    • 何故か新ドームを必要としているのは札幌市民ということになっているが、必要としているのはあくまで日本ハム側である。
  • そもそものきっかけとなった使用料問題への言及は一切なし。

以上の点から(北海道新聞が行政寄りの情報機関であることを考慮しても)論ずるに値しない内容と言え、なんJでも拡散されるやいなや憤りや疑問の声が噴出。なんJ内の日本ハムアンチですら記事の内容に同調する向きは全くと言ってよいほど見られなかった。


エスコンフィールドへの移転

札幌市との交渉を重ねるも関係は改善されず、結局球団は2018年に札幌ドームからの撤退を決定。札幌市も引き止め交渉に乗り出すが案の定失敗し、隣の北広島市と契約を結んだ日ハムは約600億円を投じて北広島市のきたひろしま総合運動公園内に「北海道ボールパーク Fビレッジ」と、その中核となる新球場「エスコンフィールド北海道」の移転建設を行う運びとなった。
この新球場はファイターズと日本ハムの合弁会社「株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」が所有・運営を行うことで重い使用料負担から解放される他、「内外野天然芝*9」「グラウンドに近い客席」「親会社経営の飲食店」など先述した構造上の問題点を見事にクリアしている。
一方、ホーム裏のファウルゾーンを日本の公認野球規則に定められた18.288m(60フィート)より狭い15m(約49フィート)で設計していたことが完成直前になって一時問題視されていた。これは日ハム側が球場の設計を依頼したアメリカの企業がアメリカのファウルゾーンの規則(60ft以上が推奨(recommended)*10)と日本のそれ(60ft以上が必要)が異なっていたことに気づかず、アメリカの規則に則って設計を行ったために発生した問題であるが、協議を経て開業前までに解決された*11
このように移転までにはさまざまな紆余曲折があったものの、2023年3月14日のオープン戦(対西武)、および3月30日の開幕戦(対楽天)で無事にこけら落としが行われた。

その後の札幌ドーム

これにより札幌市は、札幌ドームの一番の収入源となっていた日本ハムの観客動員を失うこととなり*12、以降なんJ・なんGでは札幌ドーム側に不都合な出来事や記事が出るたびにこの「なんか変だな」発言が蒸し返されている。

その後は

  • 甘すぎる黒字予想。その後、唯一赤字見込みとしていた2023年度の実績が見込みの2倍以上となる約6億5000万円の赤字となることが判明*13
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  • 稼働日の減少*14
  • ドーム内広告の減少と飲食店の相次ぐ撤退。
  • 2030年・2034年・2038年における札幌での冬季五輪開催招致の頓挫。
  • 元から少ないコンサート需要*15の起爆剤として総事業費約10億円を掛けた2万人規模用の新モードが不発*16。更にエスコンフィールドの内野天然芝が2025年より人工芝に変更される事が発表された。「イベントの利用拡大」も変更の理由に含まれており、これによりイベントを誘致している札幌ドームの競合相手が増えることになる。
  • 最寄り駅である地下鉄東豊線福住駅に直結するイトーヨーカドーの閉店*17
  • 上記を踏まえてネーミングライツ(命名権)が年2億5000万という強気価格*18しかし期日までの応募は0件。2024年7月になるまで結局契約に至ったものはなく(後述)、それも条件の緩和によってようやく実現したものだった。
  • 悪天候の影響で例年通りの天然芝管理ができずにサッカー側からも不満が出る*19
  • 鞭打ちを伴う児童虐待や輸血拒否に定評のある何か変な宗教団体『エホバの証人』のイベントのために三日間*20貸し出された。
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  • 2024年6月23日の北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス戦にて、ドーム内にハエ大量発生して両軍サポーターからSNSで悲鳴が上がる。
  • 日本ハム移転に伴いホームタウン連携協定を締結し興業の要であったコンサドーレ札幌が2024年シーズン19位で9年ぶりにJ2へ降格*21
  • 2025年3月9日の北海道コンサドーレ札幌vsジェフユナイテッド千葉戦にて、後半ロスタイムにダメ押しゴールを決めた千葉の呉屋大翔選手がゴール裏のサポーター席に行こうと看板を飛び越えた際、約3メートル下のコンクリートの地面に落下*23してしまい、「サッカーでも殺ド」と皮肉られる。
    • なお、ドームのゴール裏にダイブしたのは呉屋選手で3人目*24ということもあり「なぜ安全対策を今までしていなかったのか」という批判も相次いでいる。

等、半分以上は自らネタを量産している。

また、STV札幌テレビ放送の動画に寄せられた視聴者の意見もあまりの温度差からセットでネタにされることも多い。

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2024年6月21日付けのHBC北海道放送のニュースでは「あなたが社長なら札幌ドームで何をする?」の質問に対し「自転車競技*25」「映画鑑賞」「大人の全力鬼ごっこ」「冬のビアガーデン」「2時間かけても出られないお化け屋敷」といった建設的な意見も多く見受けられた。


札幌市と市長と市議も変だな

  • 四者協議で秋元克広札幌市長は、札幌ドームの野球専用化を提案してコンサドーレ札幌を見捨てるような発言をする。
  • 新球場建設が決まると札幌市は、日本ハムが求める面積(20ha)に全く足りない北海道大学の敷地(約10ha)や八紘学園の敷地(約13ha)を勝手に候補地に上げて断られる。
  • ならばと真駒内公園案を上げるも近隣住民から苦情の嵐にあう。
  • 挙句、札幌ドーム主催のモニター座談会(「ファイターズ新球場建設について」参照)で、「(シャウエッセンの販売もできてないと言う声に対して)シャウエッセンのほか業務用食材としても仕入れさせていただいています*26」、「球場と球団の運営が別なのは東京ドーム神宮球場も同じ*27」、「人工芝はナゴヤドームと同じ仕様を採用しており、札幌だけが特別に劣悪な環境ではない*28」と的外れで見苦しい言い訳をし出す。
  • 後任の札幌ドーム社長が就任早々「セ・リーグ興行を検討」と言い出す。
  • そして北広島移転が決定すると、「セ・リーグの主催試合などができるだけ多くできないか交渉したい」と言い出し、北海道文化放送の音頭でヤクルトが槍玉に上がる*29*30
  • 移転後、札幌市議が最近の事実誤認による不当な札幌ドーム叩きが許せない。日ハムには良心的な値段で貸していたと喧伝し出すも、その根拠が「札幌ドームと東京ドームを比較して、札幌ドームが不当に高い使用料を日ハムに課していたとまでは言えないのではないだろうか」などと詭弁を言い出し、なんGで物笑いの種にされる*31
  • 赤字が6.5億円に膨らんだ経緯について札幌ドーム社長は「平日にプロ野球をやれたらいいが、やらせてくれないのでね」、「見通しが甘かったのではなく挑んだ結果」等と発言する。

など、所謂「もう遅い系なろう小説」のお手本のような醜態の数々を全国に晒すことになってしまった。
また、秋元は2023年4月の札幌市長選挙で再選を果たしているので、少なくとも2027年5月1日まで現在の体制が続くとみられる。

あいつまだ札幌ドーム知らねぇな

上沢直之杉谷拳士との対談で「札幌ドームは打球が速い」、ヘッスラで血だらけになったルーキーに対して「あいつまだ札幌ドーム知らねぇな」とペラペラ人工芝をネタにしている。
該当部分は10:50~

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ネーミングライツ契約成立

  • 2024年7月19日に札幌ドームと大和ハウス工業の命名権契約の成立が報道された。条件は以下の通り(括弧内は札幌ドームにおけるネーミングライツ(命名権)協賛企業の募集要項による札幌ドームの希望条件)
    • 名称は「大和ハウス プレミストドーム」(札幌ドーム側の名称に対する希望条件は以下の3点)
      • 愛称に「ドーム」を含めること。
      • 愛称は、公の施設の愛称としてふさわしいものとし、施設の設置目的がイメージできること。
      • 親しみやすさや呼びやすさなど、市民及び施設利用者の理解が得られる愛称とすること。
    • 契約金額は7月19日時点で非公表であるが、北海道放送の取材記事によると札幌ドーム側希望条件と同じ2.5億円/年とされている。
    • 契約期間は8月1日より4年間。(札幌ドーム側希望条件は2~4年間)
  • NPB12球団の本拠地球場では試合前に場内の大型ビジョンで歌に乗せて歴代の各本拠地球場を紹介する映像を流しているが*32命名権名称を採用している他の各球場については最新の名前で紹介されているのに対して本球場は2025年版でも「札幌ドーム」のままとなっている*33

関連項目

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*1 使用料は1試合につき770万円(税別)+後述の追加料金であり、その総額は賃借料や運営コストで年間20億円弱(公式資料) 。2004年の札幌ドーム移転当初、日本ハム側は観客を最大2万人程度と予想し、超えた際に追加料金(1席につき385円)を払うという札幌ドーム使用料を定めた市の条例に沿った契約にしていたのだが、観客増により大きな負担となった。東京ドーム時代よりも安価ではあるが日ハムサイドからは使用料値下げの要望をするも、札幌市サイドは消費税増税分の転嫁として料金を値上げした(日ハムだけではなくコンサドーレその他イベントも同様)。加えてスポンサー費やグッズ売り上げの一部を札幌ドーム側に支払う形式のため、なんJでは観客が入れば入る程日本ハム球団が損をする奴隷契約と揶揄されていた。
*2 日本ハム側は指定管理者を希望したが、札幌ドームを同じく本拠地とするJリーグの北海道コンサドーレ札幌がいるために実現しなかった。またボールパーク構想も札幌市側の「札幌ドームは公共施設」という扱いや、札幌ドームそのものが国有地払い下げの市街化調整区域に建造されているために厳しい制約が多いことからこれも実現できなかった。
*3 巻取り式のため。芝の構造はナゴヤドームなど他の球場でも使われていた(改修済み)ものであり、特段札幌ドームだけが異常という訳ではないのだがナゴヤドーム共々選手からの評判は良いとは言えず、度々の張り替えでも構造の変更までは至れず日ハム撤退の遠因となった。特に外野手がこのグラウンドコンディションの影響を受けやすく、中田翔はこれが原因で膝を壊してしまい、外野手から一塁手への転向を余儀なくされている。2021年9月11日のソフトバンク戦では近藤健介が打球を追った際にフェンスにぶつかった勢いで後頭部からグラウンドに身体を強打し負傷退場、脳震盪特例措置で登録抹消に至っているなど、なんJでは猫屋敷からくり同様蔑称として「殺ド」呼びされる事が多かった。
*4 札幌ドームはサッカー・野球兼用のドームであり、それぞれの競技を行う際に球場内の設備を撤去もしくは移動する必要がある。そのためファウルゾーンを狭くするための客席の増設や、いわゆるホームランテラスのような外野フェンス際の客席設置を行うことが厳しい構造になっている。また、その弊害としてホームとバックネットとの距離が18.3m~19mのところを24.5mと最長距離(次点は横浜スタジアムの23.8m)だった為、いざワイルドピッチパスボールを起こすと進塁・失点に繋がりやすかった。
*5 これによりファウルボールが直撃して失明した観客がいた
*6 札幌ドームの外野スタンドはサッカー観戦を前提にFIFAの基準で作られているため。
*7 札幌市南区に位置する公園。後に移転先の候補として球団の希望に沿う形で市から提案されたが、近隣住民からの強い反対にあい頓挫した。
*8 札幌ドームは最寄の福住駅まで札幌駅や大通・すすきのなど中心街から地下鉄1本で行くことが可能で、中心街へのアクセスなら北広島より近いのは事実である。ただ、球場内の移動と球場までのアクセスとは別の問題である。
*9 このうち内野については練習やアマチュアでの使用機会の増加に伴う管理面の問題や様々なイベントへの対応を理由として2025年から人工芝に切り替えられる。この人工芝は天然芝に使用感が近くMLBなどでも採用実績のあるロングパイル人工芝「B1K」(ショウ・スポーツ・ターフ社)となる。
*10 なお、他の球場の寸法に関する規則上で「必要」と訳されている箇所には“required”のような「必要」を意味する表現はない。
*11 問題が表面化した当初より「アメリカの規則の誤訳ではないか」と指摘されており、規則が使用球場の実情にそぐわないアマ球界側から改正が提案された。プロ側は当初2023年・2024年オフに球場を規則に沿う形で改修することを前提として使用を認めることを12球団間で合意していたが、その後日本ハム側がNPB側に野球振興協力金(事実上の罰金)を支払う形で永続的な使用が認められ、結局23年オフに日本のファウルゾーンの規約がアメリカと同じ表現に変更された。
*12 エスコンフィールド開業以降公式試合で札幌ドーム開催試合が設定された事はなく、2023年においては日本ハムのオープン戦ホーム試合で3月4日~5日の対楽天戦、2024年においても3月2日~3日の対阪神戦で使用されたのみ。さらに移転前に札幌市と結んだ使用契約が2024年3月末を持って終了し、少なくとも2025年シーズンはオープン戦を含めて日本ハムが札幌ドームを一切使用しないことが判明している。
*13 後述する新モードの不発やネーミングライツの応募が無かったことによる影響。なお赤字の埋め合わせは札幌ドームの内部留保を用いる為、税金の投入は無い。
*14 一例を挙げると、2023年2月から6月末までの上半期の稼働可能日数173日(休館日7日)のうち、稼働日は僅か22日。
*15 北海道は広大かつ周辺地域の人口が少ない為集客が難しいと言う関係上、3万人規模の集客力が高いハードルであることもあり、5大ドームツアーの箔付け以外の需要は薄く、たいていキャパシティ1万人の真駒内セキスイハイム(札幌市南区)か北海きたえーる(札幌市豊平区)を使うのが通常である。
*16 ドーム内を暗幕で仕切り1万~2万人規模のコンサートやイベントに対応できるようにしたが建設時点での予約はゼロ、2023年度内での利用実績はわずか3件(さらにその3回もラグビーW杯のパブリックビューイング、高校生の吹奏楽パフォーマンス大会、市主催の大型音楽イベントといずれも市・ドーム側主導のイベントである)。2024年現在新モードでの大規模コンサートは行われていない
*17 2024年9月閉店。ただし、閉店はイトーヨーカドー側が北海道からの撤退を決めたことによるもので、日本ハムの本拠地移転とは直接的な関係はない。跡地には大手スーパーのロピアが出店した。
*18 NPB球団の本拠地ですらZOZOマリンスタジアムが3.1億、マツダスタジアムが2.2億程度、地方球場ではほっともっとフィールドが3400万、サッカー場でも都内かつ3つのクラブが本拠地とする味の素スタジアムが2.1億とこの条件を上回るものは存在しない。さらに札幌ドームのネーミングライツ売却は過去にも2度行われたが5億×5年契約、名称に○○札幌ドームをつけなければならない等の悪条件だったため応募は0件であった。
*19 2024年3月10日に行われたJ1リーグ 浦和レッズvs北海道コンサドーレ札幌では、サッカー用の天然芝が明らかに荒れた状態になっており、浦和の2選手が負傷交代したほか足を攣った選手も複数現れた。これは2月の気温が10度以上まで上昇(札幌としては観測史上初)した際に雪が解けて芝が露出した後に再度降雪・低温になり、芝の育成と除雪のスケジュールに大きな狂いが生じたことが原因である。
*20 夏季休暇中でもないのに平日(金曜日)が開催日に含まれているのは、「あの団体は学校よりも自分達の宗教を優先させるから」と元信者や宗教二世がSNS上で指摘している。
*21 J1と違いJ2に降格した場合、均等配分金が2.5億円から1億円へ落ち、場合によってはスポンサー撤退などで収入が減ってしまうデメリットがある。
*22 ほぼJリーグ開催にのみ使われる天然芝の高額な維持費を市が負担していることと比べると、その程度では全く足りないという意見も多い。
*23 当の本人は「無事です。」と報告している。
*24 2009年にベガルタ仙台の菅井直樹(現同球団アカデミースカウト)、2019年に当時北海道コンサドーレ札幌所属のアンデルソン・ロペス(現横浜F・マリノス)が同じくゴール裏のサポーター席に行こうとして転落している。
*25 かつての阪急→オリックス・ブレーブス本拠地であった阪急西宮スタジアムは使途を野球場に限らない多目的スタジアムの側面を持ち、「西宮競輪場」として組み立て式自転車競技用トラックを用いた競輪開催を行っていた。ブレーブスが「オリックス・ブルーウェーブ」に改称して神戸に移転した後もスタジアムは主に競輪の為に2002年まで存続しており(競輪場としては同年3月廃止、スタジアム自体も年末に閉場)、寧ろ当時のブレーブスが弱小球団であり集客力で競輪に劣っていたためスタジアムのスケジュールに於いて競輪が優先されるようになったことがオリックスの神戸移転を招いたとする言説もある。また、東京ドームは後楽園球場からのスムーズな移転の為もあり当時プール等があった旧後楽園競輪場跡地に建てられたが、正式には競輪場が廃止されず休止扱いになっている影響もあるのか同球場も西宮スタジアムのものと類似する組み立て式自転車競技用400mトラックをフィールドに設置できる構造になっている。
*26 言うまでもなく本旨は“日本ハムの直売による”シャウエッセンの販売であり、実際にこれが実現するのはエスコンフィールド移転後である。
*27 そもそも東京ドームは前身である後楽園球場を運営していた後楽園スタヂアム時代から物販・運営等にまで介入される事はなかったし、2020年に三井不動産傘下となった際に2割の譲渡を受けて以来読売グループも株を保有している。そして槍玉にあげられた、現在唯一の本拠地間借り球団である明治神宮球場に関しても宗教法人明治神宮に納入しているのは使用権のみであり、物販権で介入されてはいない。
*28 2018年当時は札幌ドームと共にショートパイルターフ式巻き取り人工芝であったが、2022年より6代目となる固定のロングパイル式に改装。なおナゴヤドームのそれはゴムパッドも底に敷いて対策していたので全くの別物である。
*29 平成29年度第20回定例市長記者会見記録「札幌ドームについて(2)」を参照されたし。この当時ヤクルトは神宮球場の老朽化による建て替えが議論されており、この期間中の誘致を進言されていた。
*30 なおNPB各球団には日本プロフェッショナル野球協約第38条に基づく地域保護権が認められており、札幌ドームに限らず道内で日本ハム以外の球団が主催試合を行うためには日本ハムの許諾が必要となっていて、逆に日本ハムの二軍は千葉県鎌ケ谷市にあるが故にロッテの許諾を得て試合を行なっているのであるが、この事は秋元も認識していたようである。ちなみに日本ハムが札幌ドームに本拠地を置いた2004年以降も巨人・ヤクルト・横浜が札幌ドームで主催試合を行っていたが数年でいずれも撤退している。
*31 そもそも東京ドームの地価や不動産価値を考慮すれば札幌ドームと比べようがないのは当然であり、尚且つ上述通り物販売り上げの3割を徴収していた上飲食物売り上げ含めて徴収してる事を棚に上げたシロモノであった。
*32 試合開始直前は各球団独自の映像を流すため本映像は開門直後に流れるケースが多い。
*33 命名権名称の導入後にNPBの試合が開催されていないためと思われる。
*34 先述の通り行政の御用マスコミぶりではあるが球団の北海道移転時にグランドパートナーという形で出資していることから姉妹紙の道新スポーツと並びファイターズの大本営という側面もある。
*35 ここでは詳述しないが、新球場であるエスコンフィールドについてX(旧Twitter)上などで観客サイドによる批判・不満と見られる書き込みも散見されるものの、なんJでは札幌市側の畜生っぷりと無能さが周知されているため、この件については球団サイドに肩入れする傾向があり、また球団側も行政や公共交通機関との連携を含めて改善の姿勢を見せ続けているためこちらに同調するのはほぼ皆無となっている。なお二軍本拠地