ファックス

Last-modified: 2020-09-06 (日) 11:45:08

楽天・三木谷浩史オーナーによる采配への干渉のこと。

概要

2015年の楽天は大久保博元が正式に監督となって始動したが、謎采配の連発で中盤以降Bクラスをキープし、批判が集まっていた。
特に6月30日のウィリー・モー・ペーニャの2番起用*1、7月3日の3点ビハインドから勝ちパターンのリリーフを次々投入したことは大きな批判を浴びた。

 

そして7月30日には、田代富雄一軍打撃コーチが成績不振を理由に退任。これを機にスポーツ新聞各紙が三木谷浩史オーナーの現場介入を批判しはじめ、FAXで逐一指示を出しているという報道すら出てきた。
三木谷の介入が判明したことで大久保への風当たりは弱くなったが、「結局オーナーに従ってるだけ」「現場を守れない無能」などの批判もしばらく続いた。結局この年は最下位に終わり、同年限りで監督を退任している。

翌年からチームの監督は梨田昌孝(~2018.6)に交代。ある程度意図の見られる采配が増えたこと、2年目にはAクラス入りを果たしたことなどから采配干渉問題への批判はなりを潜めつつあるが、一部週刊誌などが時おり思い出したかのようにこの問題に触れることもある。


記事の例

田代前コーチが激白した「楽天・三木谷オーナーの介入実態」「いびつな構造」
https://www.tokyo-sports.co.jp/baseball/428772/

 三木谷オーナーはそこまで干渉するのかと私が最初に驚かされたのは、大久保監督が監督代行だった昨年7月16日のオリックス戦である。このシーズン初めての中4日登板だった則本が4点を失うと、4回途中で捕手の嶋とともにバッテリーごと交代を命じた。ベンチ裏で荒れる嶋に大久保監督が「申し訳ない。仕方がなかったんだ」と謝罪。この光景を見ていた関係者の誰もが「絶対に優勝なんてできないだろうと思った」と口を揃える。

楽天・三木谷氏は交代指示も…オーナー“現場介入”の危険度
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/162368

05年に楽天がプロ野球に新規参入して以降、三木谷オーナーはチーム戦略に口を出し続けている。今では試合前に首脳陣から打順などをFAXで送らせ、試合中に選手交代の指示をすることも珍しくない。長打力のあるペーニャを突然2番に据えて相手バッテリーに配球を変えさせる「奇策」に出たり、「超機動力野球」と評して出塁した選手は誰彼構わず盗塁をさせるのも三木谷オーナーの指示と言われる。この「独裁」に耐え切れなくなった田代富雄打撃コーチは先月30日、シーズン中にもかかわらずユニホームを脱いだ。

当時を振り返るデーブ

後にデーブが週刊ベースボールに寄せたコラムによると、2015年開幕から球団の指示によってスタメンを決められていた事が判明。ファックスはとにかくとして、長く噂されていた現場介入が事実であったことが確定した。

記事

デーブ大久保コラム「巨人移籍のウィーラーは馴染んでいます。あの性格ならば、みんなから愛されます」
https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=093-20200810-01&from=top_photo3

そして何より、やはり性格がいいからチームが盛り上がるんです。実は開幕のホームランを打った次の日、球団から「ウィーラーをスタメンから外すように」と。これにはメジャー・リーガーのプライドもありますし、前日にホームランを打っているので、私は大反対しました。そこは球団に押し切られたのですが、本人は不貞腐れることなく、一生懸命仲間を応援している。これには感服しましたし、長く日本でプレーするだろうな、と思いました。


関連項目


*1 当時は2番打者最強説がまだ浸透していなかった。それでも2番打者は機動力に恵まれた選手が入ることが多く、ペーニャ起用に懐疑的な意見が多かった。