クマ

Last-modified: 2021-11-17 (水) 04:16:37

クマ【くま】

  • 熊。ネコ目クマ科の哺乳類。魔族魔符によって凶暴化している。
    たかが動物と侮るなかれ。現実のクマ同様、並の人間やミレシアンを叩き伏せて余りある戦闘力を誇る。
    • 普通のクマやヒグマは、ウルラ大陸のフィールド各地で見かけることができる。同じ体色ならばヒグマの方が全般的に強い。
      • ダンジョンにも体色の違う凶暴なクマが生息している。またフィールドボスとしてミニクマや巨大クマも登場する。
        ミニクマに関しては、取り巻きである羊オオカミの項に詳しい。
        巨大クマは文字通り山のような巨体でこちらを圧倒してくる。
    • イリア大陸にも砂漠クマや雪原クマなど様々な種類が生息している、
  • マビノギの初心者にとっての鬼教官的存在。高速先行性・高い攻撃力・俊足を誇り、フェイントを織り交ぜつつスマッシュディフェンスカウンターを多用する高度なAIと歯ごたえのある戦闘を楽しめる。
    このクマを安定して倒せるようになれば脱チュートリアルといってもよい。
    • チュートリアルが充実した今でこそ最序盤でも頑張れば倒せるが、オープンβの頃はトゥガルドアイルのクマは化け物のような存在で、武器を買えないミレシアンが10人程度集まって立ち向かい、逆に返り討ちにされたなどという話は日常茶飯事であった。
    • 現在においては過去の栄光にかげりは見えるものの、依然としてエリンを訪れた初心者ミレシアンの前に立ちふさがる。
      しかし、あのダンジョン強固な防御力を持つあいつを倒せるまで初心者道は続くのである。
    • 彼らを倒すために、あるものは一撃を極め、あるものは鉄壁の防御を、あるものは魔法を、あるいはそれ以外の手段を選ぶことになる。それはある意味では序盤の育成方針を決定付けるものであるとされ、キツネから始まるマビノギの戦闘のノウハウは、オオカミを経てクマに収束するという。意外と重要な役どころなのである。
  • ウルラのクマは倒すと「空の宝箱」を落とすことがある。
    フレッタ」と名前の書いてあるこれをフレッタのところに持って行くと…
    • メディテーションのランクアップに必須のクエストであるため、魔法使いは嫌でもクマと対峙することになる。
  • タイトルとの関連も深く、「一発でクマを倒した」「素手でクマを倒した」「10歳でクマを倒した」「10歳でクマを倒し損ねた」などが得られる。
  • G19から登場する「変異」系モンスターにももちろん該当する。詳細はメインストリームに譲るが、この変異は異界の神のちからを与えられ、肉体が変容・強化されたもの。そのためエリンの武器が有効ではない(ただ、設定上そのようにはなっているが、実際はタフなだけのただのクマ)。
  • さらに時は下り、2021年7月20日の「STARDUST」アップデートで満を持して「ベアハンター」のエンチャント(接頭)が実装。気になる性能だが
    武器にエンチャント可能
    スマッシュランク9以上の場合、最小ダメージ6~9増加
    ウィンドミルランク9以上の場合、最大ダメージ6~9増加
    最大生命力100増加

    となっている。アニマルハンターシリーズとしては最強の「ライオンハンター(最大+8~10)と比べると一歩譲るものの、こちらは最小ダメージがアップし、さらにライフ+100とかなり大きめのボーナスが得られる。デメリットがないのも嬉しいところで、初心者から中級者卒業ごろまで十分すぎるほどに「使える」性能といっていい。タフネスに不安の残る二刀流をメインに用いるのならそれ以降も視野に入る。
    初心者の頃に立ちふさがったクマを狩る側となった者にふさわしい、ただ強いだけではない風格すら漂う(気がする)。クマを倒して初心者を脱し、熊狩人(ベアハンター)を卒業して中級者を脱する…かくもミレシアンとクマとは深い関係なのだ?
    • ただ悲しい事に入手場所の関係で、これを入手できる頃にはライオンハンターかそれ以上のエンチャントを使っている事が多いだろう。フォックス、ウルフ、ライオンなどハンターシリーズの中で実装が遅すぎたばかりに*1
  • クマ系モンスターは序盤の強敵ではあるものの、かなり早い段階で姿を消してしまう。
    • これは新規のクマ系モンスターがほとんど追加されて来なかった為だ。
      中堅レベル以上のダンジョン/ミッションには全くと入っていいほど登場しない。
      エリンで一番強いクマがフィアード上級ボスのアーマーベアという程度である。
    • インフレが進んで「累積レベル5000は初心者」が冗談ではない今となってはすっかり影が薄れている。
      クマに強いイメージを持つプレイヤーは古代人に片足を突っ込んでいるかもしれない。

余談

  • リアルのクマも(日本)野生界の頂点に立っているので、出会ったら慌てず騒がずゆっくりと後ずさりすること。
    • 「後ずさり」というのがミソであり、間違っても「背中を向けて」逃げてはいけない。クマには背中を向けて逃げる物を追いかける習性があり、実際にヒグマに遭遇して逃げた学生が追いつかれて襲われたという事件もある。
    • また、クマは非常に執着する生き物であり、一度自分の手にしたものは決して諦めようとせず、奪い取った相手を敵として認識すると執拗に襲うことでも知られている。
    • 多くの事件から知られていることは、クマのテリトリーに入った場合は速やかに退散し、計画の強行や滞在してはならないということ*2
      クマが興味を持ったものや荷物を漁られたり、持っていかれた場合は(たとえどれほど重要なもので、チャンスがあったとしても)取り返そうとしないこと。
      さらに多人数でいた場合は必ずまとまって行動することも挙げられる。たいていはパニックになって散り散りに逃げたところを一人ずつ襲われて命を落としてしまっている。状況によるが、クマも多数の敵にいきなり襲いかかったりはしないらしい。クマですら多タゲは危険ということを知っているのだ。
      • とはいえ襲われたら確実に生き残れないであろう捕食者を前に冷静に行動しろという方が無理な話。とにかく大切なことは「遭遇しないこと」であることは疑いないのだが・・・・・・。
  • よく「クマに遭ったら死んだフリをするとよい」といわれるが、むしろ無抵抗な状態でクマに詮索されるため逆効果である。
    逆に木に登るとよいともいわれるが実はクマは木登りも得意とされており、細い木であれば揺さぶられたり折られたりすることもある。
    ちなみに足も早く、軽トラと並走する程度には走れるそうだ。頑丈さに至っては様々な伝説が残されており、「心臓が潰れた状態でも数日生きてた」「頭が半分以上吹き飛んでるのに2時間暴れ続けた」「至近距離からライフル銃の弾丸が直撃したのに頭蓋骨が跳ね返した*3」「8トントラックに正面衝突してトラックが吹き飛ばされた」などなど、生命力に関しては生命体とは思えないレベルにまで到達している。
    • 一般的にクマは好戦的な動物ではなく、人間を襲うものではないとされる。
      たいていは不意に出会った場合に先制として攻撃に移ると言われている(このあたりはマビノギも先攻性として取り入れているようだ)。
      そのため、山道を歩く際にはラジオをかけたり、ホイッスルを鳴らしながら歩く、飯ごうなどの金具がぶつかるようにカバンに吊るすなど、音を立てながら歩くとクマに人間の存在を知らせることになり、向こうも避けてくれるのだという。
    • クマの被害は山の国である日本では毎年のように起き、山菜摘みや渓流釣り、登山やハイキングなどクマの生存圏に踏み入ることはもちろん、人間の生存圏にクマが入り込むことでも起きる。そうした際に最も大切なのは「正しい対処法を知る」ということである。
      • 三毛別ヒグマ事件、福岡大学ワンダーフォーゲル部事件など痛ましい事件は数多くあるが、この過去から正しく学ぶことが被害を抑える第一の策でもある。
    • 一方で人界に降りた(=人里に食料があると知った)クマや人間の肉の味を覚えたクマは頻繁に人里に現れるようになるため、クマ狩りが行われることもある。
      また、クマはとても執着心が強く、一度クマの所有物になったものを取り返そうとしようものなら(たとえ偶然その傍を通りかかっただけであったとしても)問答無用で襲い掛かってくるという。このため、クマの出没の危険がある場所に出向くときには十分な注意が必要である。
  • ごく自然で当たり前なことだが、剣や弓でもって一発でクマを倒そうと思ったり10歳でクマを倒そうと思ってはいけない。
    ましてや素手でクマを倒そうとするなど論外である。
    • …世の中には素手でクマを撃退した老婆の伝説などもあるが、あくまでも幸運と必死の抵抗からの結果であることは承知していてほしい。

その他のクマ

  • シドスネッターにいるタルラークの昼間の姿。タルクマ、タルラックマ、タルラークマーとも。
    マナ補給としてマナハーブを食べるためにクマに変身するという、大変な手間をかけている。
  • 動物キャラクター(ペット)の各種クマの事。ミニクマ・パンダ・ベヤヤなどの種類がある。
    中には豆腐を与えると巨大化するものもいる。どういう仕組みなのか非常に気になる。
  • 愛称として使われたり、イラストにもされる人気者。
    関連語として「クマった(困った)」と用いられる事がある。

*1 ライオンハンターはランダムボックス品の「ハズレ」アイテムに付与されて出現し、現在では相当量が流通しているため。ただし、通常の手段でESを入手する場合はキア上級ハードかアルバン騎士団訓練所の報酬。かなり難度が高いことは付記しておく。
*2 海外の大人気長寿番組「RiverMonster」では、釣り上げた鮭を狙って現れた若いグリズリーを一旦は追い払ったが、クルーは即座に撤収した。それほど危険であるということだ。映像ではグリズリーは撤収する彼らをうかがっている姿が収められており、その学習能力や執着心が伺える。
*3 頭蓋骨の堅さもだが、頭を支えている首の筋肉が凄まじく強いため、射撃の勢いを和らげてしまったという分析もされている。そのため熟練のハンターは眉間などの急所ではなく「目」を狙うのだそうだ。目の部位は比較的柔らかく、一度頭蓋骨に弾丸が入ってしまえば逆に頭蓋骨の頑丈さから弾丸が頭の中で跳弾して脳を完膚なきまで破壊し尽くすのだという。しかし、あの小さな目を撃ちぬくことがどれほど困難であることかは想像に難くない。