プレシーズン【ぷれしーずん】
マビノギにおける、大規模な育成支援型イベントのこと。
8月やその前後と、年末年始前後に2,3か月ほど行われるのが通例。
- 略称は「プレシ」。単にプレシーズンと呼ばれる事も多い。
- 「プレシーズン」の語が初めて出たのは18/07/11の「プレシーズン」イベントより。
しかしプレシーズンイベントの骨格は17/12/13の「ウィンターシーズンイベント」の時に
定まっていたものと見られる。ちょうど18年夏のプレシーズンの1つ前の時期にあたり
内容もその後のプレシーズンの基本的な要素が詰まっている。
概要
プレシーズンイベントは大型の育成支援イベントであり、
当時類を見ないほどの長い期間開催されたものであった。影響力も非常に大きい。
大きなイベントゆえか毎回性質が変化したり、要素が追加されたりとやる度にその形を少しづつ変質させていく。
特に22年11月で全体的に見直しが行われたようで、色々な差異が出ている。
プレシーズン全体の特徴を1つ1つ取り上げてみよう。
開催期間
通常のイベントの開催期間は2~3週間。長くても4週間であるものが殆どだったが
このプレシーズンイベントは、初出のウィンターシーズンの頃から格が違った。
- 開催期間 7週間
つまり2か月弱。夏と年末年始というプレイヤーの集まりやすい期間に集中させたい意図はあるだろうが
それにしても他のイベントでは見られない期間の長さは運営の本気度を窺わせる。
しかしそれだけでは終わらなかった。
この期間の長さは時を重ね、さらに延びた。まず18年7月のプレシーズンで8週間に。
19/07/17のプレシーズンでは10週間に伸び*1、そして21/12/08のプレシーズンでは12週間も開催。
なんと12月上旬に初めて3月頭までやってる始末であった。流石に12週間の開催はその1度だけであったが。
それ以外は8~10週間の範囲で特に9と10が多い。何にせよむちゃくちゃ長いので慌てずに育てられる。
近年は開催週が9週間に定められつつあるようだ。
ちなみに1度のプレシーズンの開催が9週間前後の期間になることを踏まえると
1年は”365or366日=52週間ちょっと”であることから
52週間のうち18週間、つまり1年の3分の1ほどはプレシーズン期間であることになる。
各種ブースト
当たり前の様に経験値が2倍もらえ、当たり前のようにトレーニングが倍速で進んだ。
そして、さも当然のようにAPが2倍もらえたりした。
それまでもこれらのブーストのかかるイベントはあったがやはりこの期間の長さは異様。
…とはいえ、基本的にこれらの効果は週替わりで発動する効果である。
「この週とこの週とこの週はトレーニング2倍で、この週とこの週とこの週はAP2倍です」
といった感じの内容となっており、ゆったりした育成は出来るものの計画はちゃんと立てる必要があった。
しかしずっと同じブーストだと中だるみの要因となりかねないので
この週替わりの仕様はある程度引き締めて育成を行わせる意味もあるのだろう。
また、プレシーズン最後の週ではより豪華なブーストが発動することが多い。
22年11月以降のプレシーズンでは、この各種週替わりブーストの内容を週ごとに自分で選択できるようになった。
そちらは後述。
週末効果
公式では「週末フィーバータイムイベント」、22年11月以降は「ホットウィークエンド」と称される効果。
土日のみ、上記のブーストに加えて更に別のブーストが入った。
(特別改造の成功率増加なり、エンチャント成功率増加なり。経験値増加のこともあったり。)
生かす為には週末と平日の育成でメリハリをつける必要が出たものの、おいしい効果が多く好意的に受け止められた。
なお、22年11月以降は月曜日も含まれるようになった。これで土日が忙しい人も安心?
- 特に目玉とされたのが、20年7月以降に追加された「ベルテンミッションエリートのレベル制限解除」。
これはつまり、ベルテンミッションのエリートでこれまでは制約上150までしか上げられなかったレベルが
200まで上げられるようになるということ。
それも、適切な経験値ブーストさえあれば60にする作業と背水の陣だけで200。
あらゆる経験値ブーストを上手く活用すれば5分でレベル200に到達することも珍しくなく*2
笑いが出るようなスピードで累積レベルを上げていくプレイヤーが続出した。
この効果は22年7月からは上記の週間のブーストに移行し、以後は平日でも爆速レベリングが可能に。- 流石にベルテンミッション入場条件のレベル60は誤魔化せないため、そちらは別途工夫すること。
…だが、22年11月以降のプレシーズンではこの効果を受けられるときは
転生するだけでレベル60にしてくれるように。
何と言うか…もはや、おんぶにだっこである。喜んでだっこされにいくんですけどね
- 流石にベルテンミッション入場条件のレベル60は誤魔化せないため、そちらは別途工夫すること。
- 週末効果はログインの比率を高める要素となった一方で、育成系・装備強化・生産効率増加といった効果であるために
折角ログインが沢山増えたのに育成で忙しくてパーティープレイが出来ないという難点も抱えていた。- このためか、22年11月にはこの週末効果にエコーストーン昇級確率増加が加えられ
少なくともシードフィナハに関しての動機付けがされパーティープレイ促進の一助となった。
- このためか、22年11月にはこの週末効果にエコーストーン昇級確率増加が加えられ
週末オンタイムイベント
土日にログインすると、その日に紐づけられたアイテムがもらえる。
土日でなくてももらえる事もあり、特に三が日は何かがもらえる事が多い。
イベント登録せずとも受け取る事が出来、
全く育成を行っていない新規のキャラクターでも受け取れる為、サブアカウントを総動員する人も多い。
ゴールドの貨幣価値を大幅に下落させた小切手事件もここから始まった。
このほか、週末でなくても週間のログイン数でアイテムがもらえたりなどもした。
週間クエスト
開催時期ごとに仕様が微妙に異なったりするが、大枠は毎週受けられるクエストを遂行して報酬を貰うというもの。
大枠は18年7月のプレシーズンから。週間ミッションとも。日間のクエストでない為
イベントではありがちな「その日の行動がイベントのための行動で終わってしまう」という心配がほぼ無い。
内容もその気になれば十分達成可能だったり、選択可能だったりする。
やたらと仕様の微調整が多い。
年月 | 内容 |
---|---|
18/7 | プレシでは初出。この頃は隔週で内容が変わるものだったが実態は毎日クエストが来る1日クエスト方式。 10回遂行すると報酬が貰えた。 |
18/11 | 固定の内容。ログイン3回、ランクアップ3回*3、レベルアップ200回という簡素なもの。 |
19/7~ | 毎週違う内容のクエストが届く。以降暫くこの方式で定着。ただクエストの内容は開催毎に変化していった。 |
21/7 | 特殊な仕様。”難しいミッションに挑んだ時の報酬が増える”形に近い。 |
21/12~ | 毎週内容が変わる12種類のクエストの中からその週に9個まで遂行可能。 バイキングのような形。最も自由度があり、プレイスタイルに合わせて選べた。 |
22/11~ | 毎週4人のNPCのうち好きなNPCを選べる。選ぶとそのNPCのボーナス内容に則したクエストがもらえる。 内容は固定。 |
ちなみに17年12月の「ウィンターシーズン」の際はチェーンスラッシュ実装記念の「破滅の輪」イベントで日間クエストが、
21年7月のプレシーズンの際はスターダスト実装記念の「夢は天文学者!」イベントで日間クエストが配布されており
その関係でこの2つの時期はプレシーズン自体には特段これという週間クエストは配られなかった様子。
週間効果(NPC選択制)
22/11より採用された、新たな週間効果及び週間クエストの方式。
特に週間効果はこれまで週ごとに決められた効果の中から選ぶ事になっており、そのボーナスに合わせて動く形だったが
このNPC選択制が採用された事で、週毎に欲しいボーナスに応じNPCを自分で選べる計画的な育成が可能となった。
NPCは4人。開催毎にキャラは変わるが、大まかなボーナス効果は決まっている。
経験値・AP・転生時のレベルにボーナスが入り、ベルテンエリートのレベル制限が解除されるレベルアップ特化NPCと
スキルトレーニングとランクアップ時の修練値にボーナスが入り、神聖経験値も倍になるスキル修練特化型NPC
戦闘支援アイテムをくれる事とエルグ関連ボーナス以外は殆どオマケな戦闘特化NPC、そして
スターダスト・ブリー・評判・精霊にボーナスが入るその他要素の育成支援NPC(主にスタダ・精霊がメイン)
選択すると各NPCに合った内容の週間クエストも届き、週ごとに選択がリセットされる。
転生Pオンタイム・毎日転生
プレシーズンイベント中は転生に関するサポートが多い。
19年7月の開催から、毎週水曜に転生ポーションが配られるようになった。
これは18年11月の開催の時には週間クエストの報酬に転生ポーションが含まれており、既にその片鱗を見せていた。
19年12月の開催にもなると、その週にログインするだけで受け取れるように。水曜に入れない人もこれで救われたが
転生ポーションは期間限定なので、それをコントロールするために遅くログインして受け取る調整をする人もいた。
20年7月の開催からは週の出席5日の報酬に移行された。
21年12月の開催ではマビライフボックスで使われた期間中の受取タイミングを自由に指定出来るシステムが採用され
転生ポーションは週1の好きなタイミングで受け取れるようになった。以後はこのスタイルで定着。
そして20年12月のプレシーズンの週間ブーストに驚くべき効果が出現した。毎日転生である。
この時は週間ブーストといってもプレシーズン後半の4週間という感じだった。
特に毎日転生とベルテンエリートレベル制限解除の組合わせは凄まじく、手軽に転生して手軽に200に出来てしまった。
しかし22年7月では開催されず、またアルカナが実装したばかりの頃の22年11月では
アルカナのスキルランクアップに1日1転生は相性が良すぎたためか、ここでも開催されなかった。
アルカナの相性から今後の開催は絶望視されている。
英雄才能無料転生
普段は有料である英雄才能に無料で転生できる効果。
18年7月のプレシーズンから。
当初は「週替わりでこの才能に転生できるよ」というものだったが
後にイベント中はどの英雄才能でも転生出来る様に。
英雄才能といえば、メテオストライクを筆頭に
「普通にやるとめんどくさいけど、その英雄才能に転生すればそれだけですぐに獲得出来るスキル」
が多数存在し、これらの英雄才能スキルの獲得の大きな助けとなった。
そしてプレシーズンでの英雄才能転生が定着してからは
「英雄才能スキルが欲しければプレシーズンを待て」と言われるほどに。
- また、英雄才能は複数の才能を内包している為、単純に育成として見ても非常に便利。
- トレジャーハンターになればトレジャーダンジョンに入れるようになるため
スキル育成が終わった人の中には、トレジャーダンジョンへの通行手形を目的に
トレジャーハンターに転生してからプレシーズンを終える人もいた。
修理費無料
読んで字の如し、修理費の全額免除。
流石に通常の修理が出来ない魔道書やブリューナクはこの限りではないが。
プレシーズン期間中ずっと利用できることが多く、100%修理にも適用される為
プレシーズン中に耐久の削れた装備は勿論、プレシーズン開始時は壊れていた装備でも
NPCに渡せば喜んで元通りにしてくれる。
なお、ファーガスなど修理100%がないNPCもいるので一応注意しよう。ここでも地雷か…
ちなみに初期の頃は修理費は無料ではなく、半額だったりもしたとか。
- 育成を殆ど終えてしまったような人でもこの効果の恩恵は十分受けることが出来る。
…のだが、そこまで育っていたら修理費用も稼ぎで十分賄えているのだろうが。 - エリン秘密商店で購入できる星座の風船の1つ「みずがめ座の風船」はこの効果で割を食ってしまっている。
この風船の効果はアイテム修理確率100%であり、先に言ったファーガスだろうがバルターだろうが
どんなに確率の低い修理でも100%に変換し、そして成功率の低いままの代金で修理してもらえるというもの。
つまり、90%用の安い修理費用で100%の修理成功を得られるというものだが
さすがにプレシーズンの100%でも無料効果にはかなわない。
そして肝心なのが、この風船の効果期間が1/20~2/18であること。
つまりプレシーズンの期間と丸被りするか、しなくても半分は被ってしまいしかも全部無料で直した後の状態。
後者なら一部の装備は恩恵を受けられるとはいえ、どうしても恩恵は激しく目減りしてしまうだろう。
その時くらいでないとファーガスの修理無料券はかみくず同然だというのに…。*4- 尤も、この風船はもう1つの真価「アイテムドロップ2倍」があり、そちらはまだ生かせる事が多い。
冒険家の印章商店拡張
18年7月のプレシーズンから19年12月のプレシーズンまで開催。
イベント開催中冒険家の印章の交換アイテムが常時拡張され、冒険家の印章を集めてくれば交換出来た。
ただし、プレシーズンそのものには冒険家の印章を獲得する手段が追加されておらず
プレシーズンの恩恵を受けるために、プレシーズンから離れたプレイをする事になったりなど
ややちぐはぐな面が見られた。
また、これにより新たに交換できるようになるアイテムの種類数も少なかったが有用性は十分だった。
この拡張された商店で「刃が立った」などそれなりに良好な性能を有したエンチャントが
19年7月のプレシーズンからイベント期間中限定で購入出来るケースが出始めてきた。
これは下記のイベント通貨型以降もイベント中1枚だけ買えるようになったりエンチャントが変わるなど
少しづつ変質しながら現在でも続けられている。
イベント専用通貨と交換
20年7月のプレシーズンから。
マビノギのイベントではとてもポピュラーな手法だが、プレシーズンにもイベント専用通貨があり
ログインや上記の週間クエストで専用通貨が貰える。
専用通貨は各種便利アイテムや、初出の衣装と交換する事が出来る。
この手の通貨の常として、イベントが終了すると削除されて交換出来なくなってしまうので
忘れずに交換、を心がけること。
プレシーズン保管箱
ソウルストリーム保管箱同様の、無形のアイテムカバン。
21年12月から実装され、プレシーズンが来る度に必ず利用できるように。
NPCに話すだけでこのプレシーズン保管箱のレンタルが出来、一度レンタルを成立させれば
プレシーズン中ずっと使えるカバン。それどころか、以降のプレシーズンイベントでも何も言わずに解放される。
内容物の扱いはFLCインベントリに似通っており、イベント期間中はアイテムの出し入れがいくらでも出来るが
イベントが終わると中に物を入れることが出来ず、取り出すことしかできなくなる。
保管箱のサイズは15x10、圧巻の150マス。
プレシーズン期間外に備えて、「必要だけどあまり取り出さないアイテム」はここに詰め込んでおこう。
ただし、トーテムは期間外にここに入っていると効果を発揮しないことに注意。
プレシーズンスペシャル秘薬
19年7月から、イベント期間中に非常に少ないコストで購入出来る秘薬。
飲むとプレシーズン期間中、ライフ・マナ・スタミナが500も増え、
また防御10・保護5・魔法防御10・魔法保護5と少しづつ増える。
名前が変わってる時や、お知らせに書いてない時もある。もらえない時もある。
この秘薬のステータス上昇によって、普段は行かない難度の高いコンテンツに挑戦することの動機付けにもなっている。
外見変更無料
顔のパーツや色を、プレミアムパーツならいくらでも無料で変更出来る効果。
ドレスルームからいつでも変更可能であったため、クーポンが必要な顔パーツを使っていない人であれば
どこにいてもその場で瞬時に整形が可能だった。
週末のみの効果だったり、特定の週のみの効果にされておりプレシーズン中常時の効果ではない。
初期のプレシーズンから行われており、毎回ではないとはいえ常連の効果だったのだが
ビューティースロットが実装された以後の21年12月からは行われなくなってしまった。
しかし23年11月のプレシーズンで突如復活。しかも、それまでのプレシーズンでは開催しても週末のみや限定週での開催だったが
今回はイベ期間中常時無料開放。地味に今迄より間口が広がっている。
イベント開催予告
プレシーズンイベントの効果そのものではないが
21年12月までは必ずプレシーズンを予告するお知らせが入っていた。
プレシーズン初週ではどんなブーストが得られるかを明記されており、
プレシーズンの準備期間として大きな助けになっていた。
しかし、22年7月のプレシーズン以降はこの予告は行われなくなってしまった。
とはいえこの頃には既にプレシーズンの周期はかなりユーザーの間で浸透しており
予告があった方が助かるとはいえ、無くても大体やる時期は予想がつくようになっている。
変質の歴史、総評
と、ここまで述べてきたようにありとあらゆる効果が発揮されるイベント。
またこれほどまでにハッキリした形でずっと定着し続けているイベントは類を見ない。
開催期間の項でも述べているように、1年の3分の1ほどはプレシーズンイベント状態となっており
もはやこれはイベントでありながら、マビノギの常設要素の1つであるようにも感じられる。
ここまで定着した大きなイベントが崩れる可能性も無いとは言えないが低いものと考えて良いだろう。
今のマビノギの育成は、プレシーズン期間外でもプレシーズンの開催を念頭に置いて育てられることが多く
そしてプレシーズンの存在は、初心者だけでなく上級者にも決して小さくない恩恵を齎している。
これまで述べてきた特徴は各開催で特色が異なる。折角なので大まかな違いを表にしてまとめてみよう。
色が濃いほどプレイヤーに有利だったり選択の幅が広い。
イベ商店 | なし | 印章商店拡張 | イベント専用通貨商店 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
週間クエスト | なし | 1日 | 簡素 | 週別の内容 | 簡素 | 週別選択制 | NPC選択 | ||||||
保管箱 | なし | 利用可能 | |||||||||||
修理費 | 通常 | 半額 | 限定 | 半額 | 無料 | ||||||||
開催期間 | 7週 | 8週 | 8週 | 10週 | 9週 | 10週 | 10週 | 8週 | 12週 | 9週 | 9週 | 9週 | 9週 |
時期 | 17冬 | 18夏 | 18冬 | 19夏 | 19冬 | 20夏 | 20冬 | 21夏 | 21冬 | 22夏 | 22冬 | 23夏 | 23冬 |
英雄転生無料 | なし | 週別 | 週全 | 週別 | 常時 | ||||||||
転生Pオンタイム | なし | 水曜 | 週1 | 出席 | なし | 週1、受取時間調整可能 | |||||||
毎日転生 | なし | 期間限定開催 | なし | ||||||||||
外見変更無料 | 限定 | 通常 | 限定 | 通常 | 限定 | 週末のみ無料 | 通常 | 無料 | |||||
開催予告 | 予告あり | 予告なし |
- ※18冬の「週全」は前半期間のみすべての英雄才能に無料転生出来た。
- ※「限定」は特定の週のみの開催。3週間や4週間の間使えた。
背景
プレシーズンの開催時期は、他のオンライン型ゲームにおいても”かき入れ時”の時期だ。
いや、オンライン型にも限らない。オフラインのゲームも、古来から特に年末商戦は狙い時で
古き時代から、スーパーファミコンやプレイステーションなどのゲームハード、
そしてゲームソフト面でもFFなどのビッグタイトルも夏や冬を狙って発売されていた。
現在でもこうした時期を狙われるのは殆ど変わっておらず、オンライン型ゲームでも大きなイベントが来るのは
やはり夏や冬に集中しており、この時期は各社、各タイトルで凌ぎを削りあっている。
勿論マビノギにとっても他人事ではない。プレシーズン以前でも大型のイベントを夏や冬にやったり、
夏には定番の水着イベントを出したりなど工夫はしていた。
そしてマビノギというゲームを運営し続けていくにあたり、「スキル格差」「育成格差」が浮き彫りになってきた。
それを緩和するための経験値2倍イベント、AP2倍イベントだとか、スキルトレーニングポーションを配ったりなどは
従来もある時期からやり始めていたが、脂が乗った頃に「プレシーズン」という形で定着させたものと見られる。
こうした努力はゲーム内だけではない。
このwikiwikiのサーバでもたまに見られるように、WEB公告でもプレシーズンの宣伝はよく行われている。
おそらく今後プレシーズンのイベントの形が変質することはあっても
イベントが大規模であることが変わることは無いだろう。
余談
プレシーズンの由来はおそらくスポーツ関連用語から来ている。
「プレ」は前を意味し、「シーズン」はリーグ戦などの公式大会が行われる時期のことを示す。
そしてそうした大きな大会を前にした本格的なチーム練習や練習試合を行う時期のことをプレシーズンと言う。
マビノギにおいてのプレシーズンは育成の比重がとても大きいイベントであるため、それを由来としているものと思われる。
尤も、マビノギでは「”プレ”シーズン」と言いつつ一番盛り上がるのがプレシーズンであり
その後…”シーズン”にあたる時期は失速している感が否めない。
大規模アップデートもプレシーズンと同時に来ることもあり、ハッキリ言って本質的にはシーズンそのものである。