ベラ

Last-modified: 2023-12-09 (土) 09:42:18

ベラ【べら】(NPC)

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G15ネタバレ
  • 最初のミレシアンであるシェイクスピアが降り立った森にいた女性。
    ローブをかぶっており、フルートを手にしている。
  • シェイクスピアが降り立ったのはエイヴォンであり、そこには鹿も住んでいた。
    その鹿を幻惑してみせることで幻惑の演奏を教える。
    この頃からシェイクスピアは彼女にほのかな恋心を抱いていたらしく、わざと下手な演奏をしてベラを笑わせたりしていた。
  • しかし、平和な日も長続きはしなかった。ある時、二人をキホールとその配下たちが襲う。
    シェイクスピアはその際にオーガに敗れて最初の転生を果たし、片やベラはキホールに連れ去られていった。
  • シェイクスピアに何か隠していることがあるらしい。
  • 神(モリアン?)側の人物らしく、G15エンディングではモリアンの命に従い、剣でミレシアンを滅亡させている。
    ミレシアンは基本的には不死の存在だが、それを「殺す」事ができるということは、強制的にエリンから排除するような能力を所有しているのかもしれない。
    • ミレシアンが不死なのはソウルストリームを通じて死しても転生して何度も蘇ることが出来るため。
      ソウルストリームが封印されたあの状況ではミレシアンは転生できないので死ねばそれまで、ということ。
  • なお、どういうわけか一時期口の形がニヤリと笑った形のまま固定されていたことがあり、
    シェイクスピアと出会ってからというものずっと不気味な笑みを浮かべたままの不審者と化していた。
    現在は修正されている。
    • ちなみにこれはG15ラストシーンにおいて、ミレシアン処刑の際にニヤリと笑みを浮かべるという演出を意図したものであったという説がある。どちらにしても不気味なのは変わりないが。
  • 似たような関係としては、G11におけるジェナネヴァンがあった。理由は定かではないが、神族は直接エリンへ干渉する力を持たない、あるいは非常に限定的なのかもしれない。
    • モリアンはエリンでの肉体を失っているため、時々現れて「女神の名において、以下略」程度しかできないが、ネヴァンはG11のイベントバトルで、レイモアとミレシアンを強大な力で圧倒している。このときの彼女はおそらく保護100。傷ひとつ負わせることはできず、レイモアやミレシアンは一薙ぎで吹き飛ばされている。
    • 同様に、魔神キホールはケオ島のアルの前でブリューナクを奪おうと「ダルカセリム・・・」とやっている。もちろん中断させられた。
    • このことから、強大な力をエリンで発現すること自体は可能であると思われる。が、モリアンはそもそもその肉体がないため、ベラにそのような力を与えているのかもしれない。
    • だが神の王であるヌアザはミレシアンに破れており、モリアンがそれを凌ぐとも考えにくい。
G16ネタバレ
  • G16では一枚絵が付属し、キャラとしての重要度が上がった。
    G16冒頭において、女神モリアンを殺害するようにシェイクスピアをそそのかす。
    が、シェイクスピアがモリアンだと思って城壁から突き落としたのは実はエイリフ王国国王エフル・マククル2世であった。
    逃げるシェイクスピアの前に彼女は立ちはだかり一撃を加える。次の瞬間、ひるんだシェイクスピアを後ろから貫く一振りの剣。
    剣の主は1度もソロでの勝利シーンがなかった光の騎士ルーラバダであった。
    • 勝利回数が増えるよ! やったねルーラバダ。
    • ルーラバダ=モルガントが何故ダークロードから光の騎士に戻ったのかは「守護の義務を果たすため」としか語られていない。
  • 自分の周囲の人間の認識をゆがめる能力をもっており、上記のようにシェイクスピアにエフル・マククル2世をモリアンと誤認させ、ルーには自身をトリアナだと思いこませている。
    • 実際にはトリアナは既に死亡しているとキホールはシェイクスピアに語っており、事実あの世ティルコネイルにトリアナの墓がある。
  • その正体はキホールの言葉を借りれば「ブリューナクと対極をなす破壊の欠片」であるという。
    キホールが彼女を連れ去ったのは、実際にはモリアンの影響下から彼女を隔離するためであった。
    • ブリューナクと対を成すものといえば過去にクルクレの心臓が登場しているが、彼女がクルクレの心臓と関連性を持っているかは不明。
  • 魔女スカアハに言わせるとモリアン・キホール・シェイクスピア・ルーラバダいずれも彼女のことを正確に知っているわけではないらしい。
    むしろ彼女自身が非常に苦しんでいると語るが…。
  • 最後は彼女がトリアナではないことに気が付いたルーによって刺殺されてしまう。
    しかしこの際に、自身の命と破壊の力を全て使い果たすことでティルナノイ(エリン)の崩壊を防ぎ、
    同時にソウルストリームがティルナノイに副作用を及ぼさない状態とすることに成功する。
    • 「エリンを守るために誰かは必ずしなければならないことだった」という今際の際の言葉から考えて、
      自身の死も彼女の計画の内であり、ルーに刺されたのも
      ルーに対する精神支配を自ら解いたためと推定される。
      • あるいは、メインストリームの演出(シェイクスピアが執務室前に到着した瞬間、ルーの精神支配が解けてベラが刺される)から、シェイクスピアがキホールに作ってもらった真実の兜の効果で精神支配が打ち消された可能性もある。
    • ベラの死の際のムービーでは多数の戦死者から魂魄のようなものが立ち上るのが確認できる。
      彼女の計画(ティルナノイの崩壊阻止)を実現するには自身の命だけではなく、
      多数の死者が必要だったのかもしれない。
      ルーを操って戦争が起きるような状況を引き起こしたのもそのためか?
  • 死の間際にシェイクスピアに、モリアンとキホールの過去や、ソウルストリームが何故作られたかなどについての手紙を託す。
    それを読んだシェイクスピアは全てを知り、神々に深い憎悪を抱くことになる。
  • モリアンにとってもベラを失ったのは痛手には違いなかったようで、「姉のような存在だった」と彼女の死を惜しんだ。
    • 姉、破壊の欠片、というキーワードからはバイブカハの一柱にして、破壊の女神であるマハの名が連想されるが……。また、人ならぬ身で人間の男を愛してしまった、というのも一応符号する(その顛末は大分異なってくるが)。
      • いずれにしろG16ではその正体が明確に語られる事はなかったため、これらの一致が何を意味するのかは(そもそも意味があるのかないのかさえ)謎のままである。ちなみに原典のケルト神話においては、モリアンはバイブカハの長女とされる。これを当てはめると、責任感や他者(拡大解釈をするなら世界そのもの)のために自分を犠牲に出来るといった姿が、自分自身を顧みた際に(長女という立場を考えれば)彼女のような「姉」が正しいのではないか、と考えているともとれる。
  • G16終了後に彼女の手記が手に入るが、それには彼女もシェイクスピアに想いを寄せていたこと、破壊の欠片としての自分がエリンを救うために(シェイクスピア含む)ミレシアンを滅亡させなければならないことへの苦悶が綴られている。
  • どう言った存在なのかは2023年になっても分からないままだがG25でエリンには「守護者」「破壊者」などの役割を持った者が常に存在している事が明らかになったので「破壊の欠片」であるベラも破壊者に準ずる存在なのかもしれない。G16でのルーの行動にはハイミラクが関係し破壊者の役割を持つベインがハイミラクによって存在を制御されている。後付けと言ってしまえばそれまでだがG25を見るとG16で起こった事は「エリンを崩壊させない」「人に試練を与える」「フラガラッハの存在を世界から消失させる」と言うハイミラクの目的に叶っているものであり、守護者であるトルヴィッシュがその時点で計画していた未来にも支障が無い為にルーの死とベラの死は、これらエリンの最上位の存在の予定通りのようである。
  • 原作「マクベス」において国王の暗殺をそそのかすマクベスの妻に相当する。