イーハトーブとは

Last-modified: 2019-06-09 (日) 17:32:14

イーハトーヴは ひとつの地名である。
強いて その地点を求むるならば それは 大小クラウスたちの耕していた野原や
少女アリスが辿った鏡の国と同じ世界の中
テパーンタール砂漠の遥かな北東  イヴン王国の遠い東と考えられる。
実にこれは 著者の心象中に このような状景をもって実在した
ドリームランドとしての 日本岩手県である。
そこでは あらゆることが可能である。
人は 一瞬にして 氷雪の上に飛躍し 大循環の風を従えて 北に旅することもあれば
赤い花杯の下を行く蟻と語ることもできる。
罪や かなしみでさへ そこでは聖くきれいにかがやいている。

________________________宮沢賢治著


 

イーハトーブとは作家・宮沢賢治さんが記した架空の地名です。
岩手県がモデルの幻想的な世界であり、様々な童話作品の舞台です。
イーハトーブの作品は青空文庫でも読むことができます。
イーハトーブについて詳しく知りたい方はイーハトーヴォ…岩手の風土と賢治作品の世界がおススメです。 

 

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