リクゼーノ史

Last-modified: 2019-06-08 (土) 03:03:00

歴史

年代時代概要
????混沌の泥渦全てがそこに存在し、そして何も存在しないともいえる世界。時間も空間も物質もあらゆる概念全てが一つに混ざり融け合っていた宇宙が始まる前の状態。
????宇宙創造創造神が混沌の中から目を覚ます。創造神は自らの左右の掌から対となる造化神を誕生させ宇宙の創造がはじまる*、造化神たちはそれまで混沌の中で不定形に揺蕩っていたあらゆる概念を分離させ形造っていった(この頃はまだ粘土の様に柔らかく曖昧であったとも云われる)。
????顕星代拡がり続ける宇宙空間に造化神たちが無数の生命の源を撒いていく。そうして誕生した星神達は進化と繁栄、時に消滅を繰り返しながら多様化していく。これ以降、創造神や造化神たちは姿を消し、星神たちが主役の神々の時代が始まる。
????神生代宇宙に産み落とされ増えていった星神達は時を重ねるにつれそれぞれの自我や個性を強めていき、やがて神同士の争い、領域作り(後の銀河群)が行われた。この時に負けた神々は影の国・冥界へ追いやられるか、邪神や魔神として石に封じられたと伝えられている。この頃の出来事を記録神アカシャが記したものが後の星座物語の元型と云われる。
????神隠代気の遠くなるような神々の争いの果てにやがて宇宙の法則ともいうべき様々な決まり事が定まっていき、それぞれが自らの領域に落ち着いてしばらくすると強い自我は薄れていき多種多様な姿をしていた星神たちはやがて丸くなり現在の星の姿へと変化した。代わりに幾つかの星から様々な原始生命が誕生していく。
????パンジア紀惑星のひとつ…"地球"にパンジアと呼ばれる亜熱帯超大陸が形成されそこに生まれた生物達が進化と絶滅を何度も繰り返すうちに、より強靭な肉体を持った龍や巨人が頂点に君臨するようになる。高い知能を持つ龍(ドラゴン)は恐竜の最上位種とされ独自の言語・文化・魔法大系を形成しかつての神々に届く力を持った(サール文明)。一方で星の神の子孫を称する巨人族たちも不滅の肉体や超技術を持ち牙獣たちを従えて巨人文明を築いた。この2つの文明拠点は超大陸の北端と南端だったが互いの支配圏が大きくなるにつれ衝突が生まれやがて激しい戦争へと発展した。
約7000万年前大崩壊長く続いた龍族と巨人族の戦争は突如起きた天変地異によって終わる。パンジア大陸は衝撃で砕かれ、引き起こされた大地震と地殻変動でバラバラに離れていき、マグマの噴出や大津波など地球全体を襲い掛かった災禍によって龍族や巨人族は表舞台から姿を消したという。
約4700万年前カロッカ氷期数年かけて地球内部から噴出し尽くしたマグマも冷えて落ち着き、やがて世界は氷河期に突入する。空は分厚い雲で太陽を遮り海も大陸も氷に覆われた環境に適応した二種族が文明を残したと言われている(氷鱗文明とティマ文明)。
約4500万年前ピラメラ黄金期カロッカ氷期が終り、世界は少しずつ再び温暖化していく。再び動植物が多様化していく中で超古代文明が誕生する。解っているのは二つの異なる源流を持つ文化技術が混ざり合ったらしい事、遠く離れた大陸にも同様の遺跡があるなど地球全体規模で発展した超文明だったらしい事など。関連する遺跡にはピラミッド建築がある事からピラメラ文明と呼ばれている。
約4100万年前海洋期気温の上昇により凍っていた北極や南極の氷山が溶け、気象異状によって数百年に及ぶ大雨が降り続け大陸の殆どが海に沈む。高度な文明を持っていた古代人たちは大洪水が起こる前に海の底や雲の上に生活圏を移したとされる。かつての氷鱗族の系譜が海底人へ、ティマ族の系譜が翼を持った天空人へ進化したと推測されるが彼らも後の時代には姿を消しており何らかの理由で滅んだとされる。
約2500万年前新生代海水が引いていきほぼ現代に近い気候に安定、陸上の生物が再び多様化し人類の祖先が誕生したとされる。未熟な人類にとって手に負えない現象を神の怒りと畏れ信仰が生まれた事で神が姿を顕す様になる。またかつてのパンジア大陸崩壊時に地下大空洞へ逃れ生き延びた龍の眷属、爬人たちが再び地上へと戻った事で種族衝突が起こる。
約10万年前~2万年前#ストノ文明火や道具を使う事を覚えた新人類が環境に柔軟に適応する事で人口を増やし、世界各地へと散らばりそれぞれの文明を築き上げる。オーア大陸から東の最果てにあるアスィハールでは大陸や海洋を移動しながら培ってきた石工技術を用いた石器時代が始まり、この時代の後期にはストノ(機石)文明が隆盛する。
約1万6000年前~新生代   #第四紀原因は不明だがストノ文明が衰退し、石器の代わりに土器を用いた縄焔文明や貝を利用した貝楼文明が発展した。石器時代の崖砦や洞窟内での暮らしから平野、森での土や材木、植物、貝殻を巧みに用いた住居に暮らすようになる。まだ人々の信仰が不安定で度々荒神の暴走が起こり鎮魂法・呪法などが研究されていく。
約1万年前亜生代   #第五紀長く人類と共生関係を持っていた動物たちが獣人へと進化していく。各地域で犬人国、猫人国、兎人国、亀人国、蛇人国などそれぞれの種族による独立した国家群がつくられ権力闘争や国家間での諍いが起きはじめ、後期になると他種族と敵対するようになり大規模な種族間戦争が度々起こる。
約5000年前混生期未踏の森や島、夜の世界を開拓していく内に妖精や妖怪の存在が確認されるようになる。これまでの種族国家対立に加えて妖精や妖怪をも巻き込んで争いが繰り広げられるが後期に海から邪神(*c)が侵攻してきた事で休戦、協力し合う様になり邪神戦争からおよそ数年後に勝利し平和を取り戻す。それ以降は完全種族主義ではなく多少種族同士が交じり合った地方国家群へと変化していく。
約2000年前 世暦0年~アイノウタ/エミス時代オーア大陸(そのエウロー地方とインデ地方の中間付近)でエイメア教が誕生する。その頃、アスィハールの東北地域一帯はアイノウタ(仲間たちの共同体)の地と呼ばれそこ住む人々はエミス人と呼ばれた。1つの国家ではなくトゥガル族、アスラ族、ニギ族などそれぞれ生活様式の異なるコミュニティ同士が適度に協力しながら独自の文化を発展させていった。後期には遥か遠方の北海から黄金を求めて牛鬼族が襲来するようになる。
1200年前 世暦514年~アイノウタ/エミス~ヤーマ時代アスィハール西部の一地方にあったヤーマ帝国が強大な軍事力を持ちアスィハール全域を統一するべく各地へと侵攻。アイノウタのエミス人たちは結束、帝国に対抗し百年以上に及ぶ激しい戦の時代が続き、やがて帝国側の勝利で終結するが戦禍の爪痕としてムネル大森林が砂漠化する。この頃に一部で仙道思想が生まれ、俗世を離れ仙人になるものが現れる。
世暦1002年~オウジュウ/ヒライズ時代西のヤーマ帝国が支配した事でアイノウタに新しい文化が流れ込み混ざり合ったカホク文明が生まれる。この頃から都から遠く離れた毛人たちの地という意味の蔑称でオウジュウ(奥獣)と呼ばれるようになる。しかし、主都ヒアンでクーデターが起こりヤーマ帝国の支配は終わりを告げ、代わりにオウジュウの北王フィワラが治める国家ヒライズの影響力が強まる。だが後期には北のヒライズと南の新国カムカランとの間に戦争が起こった。この頃に呪法(魔法)の体系が築かれ魔法使いが強い権力を持った。また、仏による教えが広まりマーテシムアにズィガン寺院が建立される。
世暦1211年~オウジュウ/カムカラン時代オウジュウ大合戦の後、各地の豪族、権力者たちが次々に新たな国家を成形し、再び領土の奪い合いが激化する群雄割拠の時代となった。その激しい戦いで地形が変わることもあったというが、後期になるといくつかの強国のみが生き残り少しづつ落ち着きを取り戻し現在の大陸の形が定まっていった。大地震が発生しモノリ地方に巨大な断層亀裂が発生。
世暦1340年~オウジュウ/ラシン時代数百年に及ぶ国盗り合戦の末、オウジュウ地域に残った6つの大国が牽制し合っていた時代。この頃に海の外から様々な文化・人種が訪れるようになる。新たな技術を取り入れたカラクリが発展し機械人形について研究される。後期1567年にイドゥス家から統一王が登場し、瞬く間に現在のリクゼーノに相当する地域を統治する。
世暦1600年~リクゼーノ/エディア時代調停者と呼ばれたタイクーンと神との謁見により万国協定が結ばれると戦乱の世が終わり比較的平穏な時代が続く。リクゼーノを統一したイドゥス王が首都をセンダードに築いた事でセンダード王国と呼ばれ繁栄が続く。エディア時代の終わりの頃に海外から偉大な魔法使いティロネが渡来しアジスに魔法学校を設立する。
世暦1860年~リクゼーノ/メイジ時代魔法学校の影響により魔法学が一気に花開くと共に海外の文化と和文化が折衷し混ざり合った独特な世界観のモガモボ文明が始まる。ハイカラ期(前期)・ロマン期(中期)・モダン期(後期)があり隆盛を極めた。ハイカラ期に強大な力を持った魔王ジンリヴァルがリクゼーノの一部を支配するが謎の一団の活躍により魔王を退ける。
世暦1950年~リクゼーノ/セイワ時代イシノムキヤに無人宇宙船が不時着し、そこから科学技術が飛躍的に発達する。同時にこの頃から特殊な力に目覚める超人たちが現れ始める。イシノムキヤにコミックタウンが誕生し目覚しい発展を遂げる。それから数十年後にセンダード-イシノムキヤ間を走る高速列車道が開通する。
現代リクゼーノ/現代            平和な世の中でありながらも、賑やかで騒がしく時折突拍子もない事件が日々起きている。
世暦2179年~ネオ・リクゼーノ時代 タガノキ遺跡‐B22番地で新たに発見された石碑に記されていた未来のリクゼーノ。各地の文化も目まぐるしく発展し面影を残しながらも大きく変化しているらしい。