マルテシムア

Last-modified: 2019-06-11 (火) 18:08:27

マーテシムア、またはマッツェシムアという
三日月形の湾岸に寄り添う穏やかな水路都市
街中に水路が巡りハイカラ~モダン調のどこか懐かしい建物が特徴。

湾内外には特殊な島や浮き島、古代の人工島などが浮かぶ多島海で
数百ある島には様々な神秘が眠っている。

  

建物、主な施設

マリンピア
マーテシムア水族館。世界から集められた珍しい魚や海獣達が暮らしている。それぞれの海域にあわせて水槽ごとに趣が違うのでまるで世界中の海底を歩いてるような気分になれる。


オルゴオル館
海外にあるベルゲーノという国から贈られた様々なオルゴールの音色を楽しむことができる。1階はカフェになっていて美しい音色を聞きながら美味しい珈琲とケーキを楽しむ事ができる。


ヴィトロミュゼオ
高名な美術建築家が建てたガラス美術館。ガラスで造られた半透明な建築物で日照時間によって光の屈折率が変化し、展示される花瓶やオブジェなどの作品群の表情が変わる。また、彼の作品は海岸区の幾つかの場所でショーケースに飾られており夜になるとランプが灯され人々の目を楽しませている。


遊覧船乗り場
湾内外に浮かぶ島々へ乗せて行ってくれる船や観光目的の遊覧船などが沢山ある。マーテシムアは水路が多いため、ここ以外にも渡し舟は沢山あるが特に大きい船はこの辺りに集中している。また、シオーモへの定期船もここから運航している。


さかな市場
1階にはマーテシムアで水揚げされた魚介が新鮮な状態で売られている。ここの3階で食べられる紅玉マグロ丼とフカヒレラーメンは人気メニュー。2階では主に珊瑚や真珠、その他の珍しい引き揚げ物を販売している。


gaja ridi(ガジャ・リディ)
モスコという男が経営する呑み屋で店の由来は"バカ騒ぎ"。その名の通り陽気な酔っ払いが多く、ちっぽけな悩みなんか馬鹿らしく思えてしまう。仕事の依頼や、メンバー募集などの紙が貼り付けられたガジャボードがあり、旅人、行商人、運び屋たちの交流の場になっている。


海猫亭
パスタという男が営んでいるトラットリア。海上に面しており店内からの外の景色は最高である。が、年中騒がしいお店なのでゆっくりしたい時はオススメできない。土地柄、海の幸が充実しているがそれ以外にも各地から取り寄せた様々な食材を味わう事ができる。


古鈴(ふるり)骨董堂
少し怪しげな骨董品店。高価な骨董品や海外製の魔法道具などがあったりするが中にはガラクタなんかも混ざっている。利益を追い求める姿勢はなく店主曰く「ひとつひとつの品が買うべき主を待ってるのにゃー」とのこと。


ホウライハイム

街の顔役の一人、ナミが所有管理している少し年季の入った小さいアパルトメント。変わり者ばかりが住んでいて空室も目立つが住人たちには妙な連帯感があり助け合いながら生活している。


パークホテル

モガモボ時代に建築されたマリンピアと駅前公園の近所にあるホテル。海の近くなので部屋からの眺めは申し分ない。


フレイミンク商店

郊外にあるリィロの父親ビターロ・フレイミンクが営む商店。小さな店だが日用雑貨から業務用品まで幅広く取り扱っており近所の人たちがよく利用している。


護代堂

いにしえの英雄がこの地を守るようにと建てた小さな殿堂。湾岸から十数m離れた小島に建てられており、透かし橋と呼ばれる線路の様に木材を組んだだけの橋で繋がっている。渡る時はちゃんと足元を見て歩かないと踏み外してしまう。


ズィガン寺

武僧たちが日夜修行に励む沿岸付近の青龍山の麓に建立された1000年近い歴史を持つお寺。並木参道の先にある境内には本堂の他に歴史ある各書院、宝物殿や透明な水晶製の六角五輪塔などが建つ。


生活

マーテシムア湾岸に沿う海洋都市。
漁業と各諸島への舟渡し業として成り立っている。
海産物(魚介に限らず海の宝石など)の引き上げも多く、
財宝目当てにやってくるトレジャーハンターも少なくない。

主食

蕎麦、魚料理

特産品

蛍牡蠣、貝細工

周辺地域

マーテシムア
サリク海静かな海とも呼ばれるリクゼーノ沿岸の海。比較的暖かいらしく、魚や海の生物が多く集まる。
マーテシムア湾三日月形の海岸に囲まれた穏やかな海岸。大小260余りの島にはそれぞれ個性がある。
フクラ島マーテシムア港から架かる朱塗りの大橋を渡って入ることが出来る島。島の中は森になっているが何かを祀っているらしい天台遺跡がある。
タームモントマーテシムア四大景観の一つ「偉観」。ややシオーモより。火の精霊を祀る祠があり春のはじまりを告げる地と言われている。
オーギ谷マーテシムア四大景観のひとつ「幽観」。水の精霊を祀る祠があり冬のはじまりを告げる地と言われている。
エンデの森オーギ谷の近くにある森。奥深くへ入っていくと桃色の果実が実っている。
トーンモントマーテシムア四大景観のひとつ「麗観」。土の精霊を祀る祠があり秋のはじまりを告げる地と言われている。
カシナラの森市街地の外れにある森。秋になると銀を含むドングリが見つかる。
星待ち岬海岸線にあるちょっとした岬。子供たちから幽霊屋敷と呼ばれている廃屋が1件ある。
オクマーテシムア
ミャート島マーテシムアよりも北(奥)にあるので奥マーテシムアと呼ばれる地域にある大島。湾内外を見渡せる四大観のタカモリやいくつかの海水浴場などが存在する。また北側の絶壁には"サガ"と呼ばれる自然壁画があり、大大陸の全景と物語のようなものが描かれている。
タカモリマーテシムア四大景観のひとつ「壮観」。奥マーテシムアにある大山で頂上以外は木々が多い茂る大森林となっており野生動物やモリビトたちが住んでいる。風の精霊を祀る祠があり夏のはじまりを告げる地といわれている。
ノビル海岸マーテシムアの三日月形海岸の北部外側に延びる海岸。
月浜、大空浜、音室浜奥マーテシムアにある砂浜。多数の舟が行き交う湾内と違って夏には海水浴などで賑わう。
ハマグリ浜奥マーテシムアにある砂浜のひとつ。貝楼村のすぐ近くにある。
トーナ干潟奥マーテシムアにある干潟地帯で大きな貝やアサリ、水泡カニなどの生物が生息している。波が残した砂の曲線紋様が美しい名勝地でもある。
貝楼村タカモリ山の裾野一帯にある村。この辺りでは太古の民が作り出したとされる巨大な貝を加工した建物が立ち並び、独自の文化を形成している。現在は漁師たちが多く住んでいる。
残雪のすせき池冬になり、雪が降った時にだけ現れる池。名前の由来は古代文字らしく未だに解明されず、その名前と存在だけが語り継がれてきた。文献によるとスタッグ半島とオクマーテシムアに現れた記録が残されている。
無間の洞窟奥マーテシムアにある深い洞窟。半日ほど奥へ進んでいくと中は鍾乳洞になっている。微妙に異なる鉱物成分を含む鍾乳石は虹色にほのかに光り長い年月をかけてつららを形成している。
幻松林奥マーテシムアに拡がる別名余景の松原。青い海と白い砂浜に沿うように続く松林のどこかに別の世界へ続く道が隠されていると言われているが確かめた者はいない。
                            

ヤーモット平野 周辺地域

鳴吉川(なりよしがわ)奥マーテシムアとヤーモットを挟んで流れる綺麗な清流。正確には鳴上川と吉品川の2本の川が寄り添うように流れている。
ヤーモット平野蛇の目沼よりやや鳴吉川付近にある地域。ティーフォルカたちの巣がある。
蛇の目沼ヤーモットとイシノムキヤの間にまたがる大沼。蛇が多く住む。沼の中央に丸い小島がある他は細長く頼りない木の桟橋が架かっており。渡るのに少しだけ勇気がいる。
紅丸(ベニマル)屋ヤーモット平野に建つショッピングセンター。マーテシムア-イシノムキヤ間での旅に必要な食料や道具が揃っている。
                            

マーテシムア湾 周辺地域

     マーテシムア外湾諸島   
ミャート島三日月湾の北部、オクマーテシムアと呼ばれる地域にある大きな陸島。四大観と呼ばれるひとつタカモリがそびえ、麓には猟師たちの住む貝楼村があり、夏には多くの海水浴客が訪れる。また北側の絶壁には"サガ"と呼ばれる自然壁画があり、大大陸と何かの物語のようなものが描かれている。
美之倭島サガの近くにある小島。
ミサンゴ島巨大な珊瑚が密集して海面に出て一つの島の様になっている。ここの珊瑚は成長が早いので環境バランスを考えつつ毎年一定数のみ収穫し加工されている。
島亀普段は海に浮かんだまま流れに身を任せている大亀。甲羅には植物が根を延ばし森になっていて一見するとただの島に見える。数十年に1度、陸にやってきて養分が含まれた土を食べるらしい。
アルヴ島またはアネラ島と呼ばれる、エルフめいたサント族が多く住む調薬の島。様々な薬草が自生しており、ちょっとした諸症状であればすぐに良くなる万能薬「えるふ印の薬草」シリーズが常備薬として人気となっている。
波島透明度の高い岩盤で出来ている島で、遠くから見るとまるで波が固まっている様にみえる島。波によって岩肌が少しずつ削れているので数十年後には今とはまた違った形になっているだろう。
水宮島深い海底にある人魚たちが住んでいる島。ここでは気仙郷と逆で水宮島で2日過ごすと外の世界では4日経っている。
妖樂島(オキナ島)妖怪の楽園と言われている島で多くの妖怪たちが暮らしている。島に降り立った瞬間、まるで生き物の背に立ったような印象を受けるがそれもその筈で実はオキナと呼ばれる巨大な妖怪の上に妖怪の町が形成されている。
カララト島温泉が湧き温かい河が流れる温泉火山島。様々な鉱物が溶け込んだ源泉は色とりどりな湯船を形成しており、湯治の為に多くの人々がやってくる。
                  
     マーテシムア内湾諸島   
フクラ島マーテシムア湾から朱塗りのベンテン大橋が架かる島。様々な植物が入り乱れるように自生するその奥には謎の遺跡が眠っている。
九ノ島(ここのしま)九つの巨大な石柱が立っている島。自然に出来た石柱なのか遺跡なのか解っていない。現在は脊柱の位置関係や高さなど様々な角度から研究されている。
双子島同じ形の島が対になっている島。まるで鏡に映したようにソックリでその昔研究者が片方の島の木を一本切り倒す実験をしたところ、対になっている側の木が自然と同じ様に切り倒されたらしい。
浮遊島海水に反発して空に浮いている島。原理はまだよく分かっていないが反発力が強いほど高く浮遊しておりマーテシムア湾内を周期的に回遊している。
ジョーモン島太古の森がそのまま残っている原生森の島。幾つかの貴重なジョーモン文明の遺跡も見つかっている。ミャート島の内湾側の近くにある。
オ島何千何万体とも言えるほどの仏像が立ち並ぶ島。かつてズィガーノ寺の僧たちの修行の場として用いられたと伝えられている。
カザーナ島空が晴れていても雪の降る不思議な島。上空の気象が特殊で雪雲が形成される前に空気中の水分が結晶化して雪になってしまうらしい。
ウラトー諸島三日月の形をしたマーテシムア湾のいわゆる口の辺りにある諸島群。無数の島から成るが大きく分けてカツラ島、のの島、サブサート島、ホー島の4つからなる。
カツラ島ウラトー諸島西部、シオーモ寄りにある島。海岸部には巨大な断崖があり災害時には津波から内湾を防ぐ堤防の役割を果たしている。あちこちに自生するホオズキランプが灯り、春先にはリンドウシラウオがやってきて海面をピチピチと跳ねる。
モーネ島藻草が覆い茂る藻塩の生産地。島そのものがトンネルのように穴の開いた島になっており舟でくぐり抜けると寿命が延びると言われているが、ごく稀にくぐったまま出てこないで消えてしまったり、また見た事もない舟が出てくることがあるらしい。
のの島諸島の中央部にある島でそれぞれの島への橋渡し的な役割をしている。別名花島と呼ばれ椿のトンネルを抜けるとラベンダーやハーブ畑が広がり爽やかな香りの風が吹く。
サブサート島ウラトー諸島最大の島でミャート島の近くに位置する。かつて世界を一周した最初の冒険家が生まれた島として知られ旅人たちがやってくる。ここもカツラ島と同じ様に外湾からの脅威に備えるために堤防が補強されている。
ドワ島サブサート島の近くにある通称・鍛冶島と呼ばれるドワーフめいたダイダラ族が多く住む鉱山島。鍛冶・冶金が盛んで品質の良い交易品として定評がある。
ホー島マーテシムア内湾側にある群島。4つの島の中では一番小さく、さらに幾つかの小島が集まった総称。一説には鳳凰の住む島、また一説には財宝が眠る宝の島でホウ島から来てると言われている。菜の花の海に島のようにこんもりとしたダブ林が自生する島。
ミトノーン島サブサート島の近くにある細長い島が2つ、西ミトノ島と東ミトノ島がある。
ベルノート島オカリナの様に幾つかの穴が海面の岩肌に穿たれた島。そこに風が吹くと楽器の音色のような音が鳴る。
スクナ島小人達が住んでいるミニチュア島、浜の周辺はそうでもないが島の中心部に進むごとに小さくなっていく。この島に上陸してしばらくすると自分の体も周囲に合わせてどんどん小さくなっていき、島を出ると元の大きさに戻るが原因は解っていない。カシムダードとの関連性が指摘されている。
メガネ島島民がみなメガネをかけている島。眼鏡屋も多いが、実は島民の4割ほどは伊達眼鏡だったりする。プレゼントは勿論メガネが好まれる。
雲越島または影踏み島とも呼ばれる。通常の1/2の重力の島だが雲の影がかかると何故か通常の2倍の重力になる島。
親子島大きな島の中に小さな島がある。渡り鳥たちが産卵期になると子島に巣を作っているのでバードウォッチャーが時折やってくる。ひな鳥たちの鳴き声が何十奏にも聞こえ地形の反響もあって音楽のようにも聞こえる。
ツク島岩山の形が五つの段になっている五重の塔の様な島。笠の部分があるので登って行くのは非常に困難だがそれぞれの階層にはここにしか自生しない美味しい山菜があるという。
                  
     シオーモ近海諸島     
レゴラ島不思議なブロック状の地質で構成されている島。動物たちも妙にカクカクしており、ムニエル砂漠に生息するレゴラマンデルの祖先はこの島の生物だったと考えられている。
キャロ島(バホウ島)兎族や馬が多く住んでいる島。離れてみると土から頭を出している人参のような外観をしている。甘みのある土壌で栄養価の高い人参が良く育つので名産地になっている。
洞窟島別世界に通じていると謂われている深い深い洞窟だけがある島。穴は地中深くへと続いておりその全長はまったく分かっていないが地上付近には居住跡と見られる加工跡が残っている。
竜頭島(レプ島)その名の通り竜の頭のような形をした島。リザードフォーク(爬人類)たちが住み、殆どの者が標準語ではなくレプト語を話すので予め気をつけないと言葉が通じないで困る事がある。
ダイキリ島巨大な貝塚群によって形成されている島で歩くと貝殻が割れてパキパキと音がする。