『ドラゴンのカツ丼』用語

Last-modified: 2023-02-04 (土) 19:29:12

冒険者

 世界各地を旅してまわる者たちのことを言う。傭兵や何でも屋なども含む。
 ルーキーから始まりC、B、Aとランクが上がっていく。Aの上はSであり、世界に百人といない。
 さらにSSランクとなると、現役はヴィクトル・ニキフォロフだけである。
 百年以上前は各地のダンジョンを探して町から町を渡り歩き、未開の地を進む冒険者が各地にいたが、現在はだいぶ落ち着いており、たいていは拠点の町や村を中心に魔獣退治、あるいはダンジョン攻略で生計を立てるものが多く、世界を回る冒険者は少ない。
 

魔術師

 魔力を介して物体や生物に干渉することが出来る者を全般的に魔術師と呼ぶのだが、より狭義では他者への攻撃を可能にするものを魔術師と呼ぶ。

治癒師

 魔術師とは対照的に他者を癒やすことが出来る者を呼ぶ。一般的にヘビが巻き付いた杖を持つものが多く、それが治癒師の目印でもある。
 治癒師の使う治癒術には治癒師本人の知識が大きく関係する。外科的知識のある治癒師の方が当然回復に無理はなく、かかる魔力量も少なくて済む。

付与師

 エンチャンターとも呼ばれる。無機物に魔力を込めた陣や文字を刻んで効果を付与する。地雷なども付与師の領分。
 効果は込めた魔力の量に依存する。魔術師や錬金術師が副業的にしているが、専門的なものもいる。

錬金術師

 魔術を、攻撃、回復以外に使う場合は、大体錬金術師に分類される。
 国家資格の一つである。専門としては薬師系と工学系にわかれるが、中には酒をひたすら錬金術で精製しまくって高濃度の酒を造る奴もいる。

薬師

 薬草を調合することで効能を引き出す職業。錬金術師の作るポーションとはまた違った分野である。こちらは知識と器用さが必要で、魔力は不要。

種族

ヒト族

大陸に住まう短命種で、獣の特徴を持たない人間の総称。細かく人種的なものは異なるのだが、ヒトと言われたらだいたいこの種族を示す。
寿命は大体六十歳前後。繁殖力が強く、器用で順応性が高い。

耳長族

オリエンシア大陸に住む耳が長い種族。
精霊の声が聞ける者が多く、見えるものが多かった。
現在は混血が進んでおり、それらは数を減らしているようだ。

エルフ族

 おおよそ二千年ほどの寿命を持つ長命種。美形が多い種族であり、男女の差がはっきりとした体格になる。
 魔力が高い特性があり、インベントリ能力者も多い。その反面、変化を嫌う面がある。決して排他的ではないのだが、他種族との寿命の差はいかんともしがたい。
 

獣人族

 短命種のうち、獣の身体的特徴を持つ人間の総称。手足や内臓などは他の種族と変わりがない。
 より獣に近い顔立ちと、人間に近い顔立ちの2パターンあるが、どちらも個性のうちである。
 そのせいか、顔立ちよりも毛並みの良さが男女関係ではより重要視されるようだ。寿命はヒト族とほぼ同じで、現在は約六十歳前後。

鬼人族

 オリエンシア大陸に多く住むと言われている長命種。こちらもおよそ数千年は生きると言われている。体格のいいものが多く、酒好き。

ホビット

 長命種の一つ。ドワーフ同様に身長が低く、こちらは華奢で身軽なものが多い。
 種族的特徴としていたずら好きが多いが、決して命にかかわるような悪質ないたずらは好まない。寿命は三百年から四百年ほどである。

龍人族

 世界におよそ百人から二百人ほどが住んでいると言われている超少数族。
 寿命の概念がないため、殺されない限りは死なない。一説によると、精霊王が生み出した存在ではないと言われている。

精霊

 精霊界に住まう存在で、時たま気まぐれにこちらの世界にやってきていると言われている。
 意思疎通ができるのは相性のいいモノだけで、主に精霊術師と呼ばれている。
 精霊術は特殊な魔術ではなく、精霊へのお願いが基本。

精霊王

 世界を作り出したという二柱の精霊。
 シンプルにいえば「神」に該当するのだが、宗教色を出したくなかったのでここでは曖昧な形で存在している。信仰されてはいるが、教えがあるわけではない。

幻獣

 精霊がこちらの世界で生み出した存在。精霊同士、または精霊と人間、魔獣などとの間に生まれた場合でも幻獣と呼ばれる。
 精霊とは全く別の存在であるが、数が少ないため詳細は不明。

クワドシリーズ

 オッキデンシア大陸に伝わるオリハルコンで作られた伝説級の武器のこと。
 全部で六つあると言われている。

クワド・アクセル

 現在行方不明となっており、どのような武器かもわかっていない。どこかの蔵に眠っているという噂もある。

クワド・サルコウ

 リリアの家に伝わっている長杖。
 ドラゴン退治の折に、ミラに貸し出された。

クワド・トゥループ

アルティン公爵家の家宝としてと絶えられている槍。現在はオタベックに貸し出されている。

クワド・フリップ

ヴィクトルが帝国のダンジョンから持ち帰ってきた聖剣。片刃のロングソードである。

クワド・ループ

オッキデンシア大陸のイ家が代々継承しているという。大剣らしいという噂。

クワド・ルッツ

 クリストフ・ジャコメッティが持っている一振り。フェンシングの剣のようにつくことに特化している武器。

ダンジョン

 各地に存在する異界。ダンジョンそのものが一つの生物であると言われている。
 ダンジョン・コアと呼ばれるものを破壊すると、ダンジョンは崩壊する。

怨鬼

 怨みによって変化(ヘンゲ)してしまった鬼のこと。特性としては堕竜に近いが、魔力がない人間でも成る事がある。
 オリエンシアの一部や、勇利の故郷で事例が多く発生する。鬼女や山姥、落ち武者などを想像してもらえば問題ない。

サールモン

サルモネラ菌のこと。
マヨネーズ開発の最大のネック。