グラブル用語

Last-modified: 2023-03-03 (金) 10:23:37

ファータグランデ空域

ザンクティンゼル、ポート・ブリーズ群島などが位置する穏やかな風の空域。 周囲を瘴流域で囲まれているが豊かな島を数多く有するため、瘴流域を越えようと試みる者は珍しい。 近年でエルステ帝国がこの空域を勢力圏とするため各島で住人達と衝突しており、 争いが頻発している。

マガザン

ファータグランデ空域の西方にて、覇空戦争直後に興った大きな市があった。その市では周囲の島から集まった食糧等のみならず、 星の民空の世界に残した品や、 どこからともなく流れて来た盗品なども商品として扱われていたという。当時はこういった「闇市」が多くの場所で生まれ、島によっては国が是正を行ったり、有力な商人によって商品の規定が定められたりと次第に不正は撲滅されていった。 しかし、 とある闇市は周囲の闇市から締め出された非合法な商品とその売買ルートを取り込み巨大化 闇市の運営と自警を担っていた者達の暴力的な手段も日に日に悪化の一途を辿り、 今日の悪名高きマフィア・マガザンが生まれたのだった。

サザクの街

様々な芸術が発展する文化都市。 通商上の要所に位置する交易都市でもあり、もともと異文化に寛容な風土だったことが、現在の発展に繋がっている。 年に一度、「サザクフェスティバル」というイベントが開催され、演劇・美術・音楽など、 様々な分野の文化が集合する。 特に演劇は注目度が高く、 「サザク劇場」という巨大な劇場で一日中公演が行われるのが名物。

アウギュステ列島

広大な水資源の上を漂う経済特区。 正しくはアウギュステ列島特別経済協力自治区であり、 どの周辺国の領土にも属さない特別自治区。
アウギュステは海と呼ばれる他に類を見ない巨大な水たまりから観光地として人気が高く、多くの商店が軒を連ねている。
商店からの税収によって潤沢な財源を持っており、 国軍に匹敵するほどの傭兵を自衛軍として雇っている。

ベネーラビーチ

多くの客が集まるアウギュステの海岸の中でも、特に人気の高いリゾート地。 白い砂浜と青い海のコントラストが美しく、また比較的波が穏やかなので海に慣れていない者でも遊びやすい。観光客向けの施設も多数軒を連ねており、訪れれば楽しい時間を過ごせること間違いなしである。

守禍割り

ジンの故郷で行われる、暑気払いの儀式。
かつて夏の暑さで体調を崩すことは悪霊の仕業とされていた。これを避けるため、ヒトの血肉のように赤い果肉と果汁を持つスイカをヒトの体に見立てて悪霊を取り憑かせ、そのスイカを割ることで悪霊を払うという儀式が生まれた。
島から島へこの儀式が伝わるうちに本来の悪霊を払うという目的は忘れられ、 アウギュステではビーチでの遊びのひとつとして認識されている。

ユディスティラ島

アウギュステ列島を構成する島の一つであり、白い砂浜が人気の観光地。 癒しを求めて立ち寄る観光客達を常夏の日差しと極彩色の花々が出迎え、否応無しに気分を高揚させる。 リゾート地としての価値以外にも豊富な観光資源を擁しており、ユディスティラ島からの税収はアウギュステの主要な財源の一つでもある。 この島での漁は代々ドゥルガ漁団が仕切っており、島の自警団も兼ねている。

ドゥルガ漁団

代々ユディスティラ島の漁を取り仕切る漁師の一団。
現在の頭領であるシグは七代目であり、島を守る漁師の矜持は脈々と受け継がれている。
その腕っ節の強さから島の自警団も兼ねており、観光客同士のトラブルから魔物の討伐まで幅広く対応する。
ユディスティラ島を荒らす星晶獣アルバコアは因縁の相手であり、代々、その巨体を仕留めることが頭領の使命であり悲願とされている。

トオノシ島

アウギュステ列島の島のひとつ。平時はのどかな小島だが、夏に催される 「カワロウ祭り」は古い歴史を持つ名物行事で、 祭りの風情を味わうべく観光客が大勢訪れる。 また、 生魚を用いた「スシ」と呼ばれる伝統料理が近年注目を集めており、それを目当てに島を訪れる者も増えている。

みや

トオノシ島で最も伝統あるスシ屋。 元々は密かに人気を集める地元の名店だったが、 数年前から島外でも 「スシ」 が知られ始めると、 客が押し寄せて長蛇の列を成す人気店となった。
「みや里」という店名の由来には諸説あるが、 里の中で最も格式高い神社のそばに位置するからという説が有力。

カッパ

トオノシ島の水神の遣いとされ、 「カワロウ」とも呼ばれていた生物。 長い歴史の中で淘汰されていった結果、 現在ではスシ屋 「みや里」の地下洞窟にしか生息していない。
好物は魚、キュウリ、果物。昔は泳ぎが得意だったが、今は地下生活の長さから泳げなくなっている。

ベンディク島

アウギュステ列島の島のひとつ。
ベンディクの海には魚が少なく、 代わりに貝やタコ、ンニといった底生生物が多く生息する。
ン二漁師ばかりが住む場所であったが、 シェロカルテの再開発によって新たな観光地として期待されている。

パラパゴ島

アウギュステ列島の海域に位置する離島。 人間が容易に踏み込めない立地であることから独自の生態系を築いており、 昆虫の楽園とも言われている。
未だ未確認の生物が多数存在すると推測されていて、その神秘性は冒険者の様々な想像を掻き立て嘘か真かわからぬ数々の伝説を有している。

ナル・グランデ空域

ファータグランデ空域に隣接する空域の一つであり、ファータグランデ空域との境界の瘴流域をダイダロイトベルトが横断している。 緋色の騎士バラゴナの出身空域であるものの、現在は著しく治安が低下している。島々と並ぶ面積を有する浮遊する壁のような巨大遺跡を有しており、その特異性から他空域の文献などにも記述が散見される。

カイン

イデルバ王国の将軍のひとり。
自由で型破りな性格をしているものの、 戦場においては常に機を計り、戦わずして勝利することを至上の目的としている。
軍人でありながら戦いを嫌い、仲間や敵に血を流させないためならば、 どんな危険にも自ら飛び込んでいく。
現在、カインの軍は国王からの密命を受け任務を遂行する、独立部隊のように扱われている。

暁の雄

怜悧なる牙を陽気な笑顔に隠したイデルバ王国の将軍。
血を流さぬことを常に最善とし、敵味方を問わず最小の犠牲で勝利することを信条としている。
その信念の影には、かつての戦乱で失われた亡き兄に纏わる後悔が滲む。

暁旦の臥龍

ナル・グランデを、イデルバを想うひとりの志士。
空を巡る動乱の中で大きな別れを乗り越え、その瞳は明日を見つめる。
空が享受すべき当たり前の幸せを求めて皆を鼓舞し、自らもまた、その頭脳を駆使して立ち上がる。

聖夜の臥龍

フォリアが用意した聖夜のための特別な衣装。
その赤色は白の中で鮮やかに咲き、聖夜の奇跡と幸福を届ける。
人々の幸福を願い、笑顔を与えた者には褒美として一夜の奇跡を贈られたという。

ラインハルザ

メルクマール島を治めていた盗賊達の首領であり、かつてはトリッド王国の軍人として転戦を続けていた。義に厚い性格であり、決して仲間を見捨てることはない。
また、盗賊であるものの無駄な血を避ける面もあり、 要求するものを大人しく差し出せば、 相手を傷つけることはしない。
どの国にも受け入れられなかった仲間達と共に、メルクマール島を拠点に国として独立することを企てていた。

暁の鬼神

己が信念のために拳を振るうイデルバ王国の客将。義に厚く、部下だった者達からは属していた軍が壊滅した以後も慕われ続けるほど。
かつてトリッド王国崩壊による戦乱の中で既存の国に絶望し、以来、王と国のあるべき姿を模索し続けている。

暁旦の烈鬼

遥か昔より亡国に伝わる力を継いだ戦士。
命を賭して己を戒めることで燃え上がる力に、男は微塵も恐れを抱かない。
自らの存在意義を見出すべく、その拳を固く握るのだった。

レオナ

イデルバ王国の将軍であるカインの副官であり、同時に義理の姉でもある。
カインとは対照的に温和な常識人であり、予想外の事態に弱い。
前線で戦う武人としては非常に優秀であり、いかなる戦場においても一騎当千の活躍を見せる。
子供好きで世話好きだが、自由奔放なカインには度々頭を悩ませている。

獅子公女

愛する者を失い悲嘆に暮れていた寂莫の女獅子は、涙の向こうに新たな仲間を見た。
そしてふたたび立ち上がる。
今度こそ守るという決意を胸に抱き。

追憶の女獅子

夏の一夜に残るのは、祭りのあとの儚さか、散りゆく火花の如き切なさか。
女獅子は追憶に揺れ、 独夜に忍ぶ。然れども、そこに寄り添うことを誓う朋達がいた。

旅立ちの守護獅子

復讐を遂げた女獅子は、自身の重ねた罪を償うため禁断の力を手にした。
代償として幾度となく血を流そうと、二度と大切な人を奪わせないという決意は揺らがない。

ナル・グレートウォール

ナル・グランデ空域の上方に鎮座する巨大な遺物。その歴史は古く、 覇空戦争以前、星の民による統治時代からナル・グランデ空域に存在している。 人工物であるものの、 誰が何のために作ったのかは知られてない。 その正体は、ナル・グランデ空域を統治した星の民によって作られた対空域兵器であり、 瘴流域を超えて移動し、一撃で島そのものを抉り削る光線を放つ。
トリッド王国を襲った「天罰」も、このグレートウォールから放たれた攻撃によるもの。

ベスティエ島

ナル・グランデ空域の辺境に位置する島。 完全な未開の地であり、人の住まう集落等は存在していない。 島と契約を結んでいる星晶獣エキドナの力により、傷ついた星晶獣が多く流れ着いており、島では行き場を失った星晶獣達が跋扈している。 そのため、常人にとっては非常に危険な島であるものの、島の女主人とも言えるエキドナは人々に対しても非常に好意的であり、我が子に接する母のように歓迎してくれる。

クルーガー島

ナル・グランデ空域において、古くから独立を保ち続ける小さな島。 どこの国にも属することはないものの、 国家を標榜することはなく、 その暮らしは一つの教えを核とした共同体に近い。 代々「ゼエン」の名を受け継ぐ者が千里眼の賢者として、そして教えの番人として島を治めている。

クルーガー島の教え

クルーガー島において、脈々と受け継がれる教え。島そのものの存在意義でもあり、それは教訓や戒律というよりも、一つの生き方に近いという。
教えの最奥に至った者が代々 「ゼエン」の名を継ぎ、後世に教えを伝えていく。教えの最奥には星晶獣の存在が関わると言われており、事実、「ゼエン」の名を継いだ者は星晶獣の力を使い、島の独立を守り続けてきた。

アンティキティラ

クルーガー島に座す、 演算を司る星晶獣。周辺状況や過去の情報から、かなりの高精度でこれから起こりうる事象、結末、即ち未来を計算することが出来る。
そのため、歴史の流れや、人の行動を読むことには長けるものの、運の要素が強く絡む未来の予測には向かない。
ただし、本来の力を引き出せば、微細なものも含めた自然界に存在するあらゆる事象を元に計算し、どんな未来も読むことが出来る。

教えの最奥

クルーガー島に伝わる教えの究極であり秘奥。
教えの最奥を含むクルーガー島の教えの全てを修め星晶獣アンティキティラとの契約を成した者が、ゼエンの名を受け継ぐ。
教えの最奥とは、星晶獣が島と結ぶ契約を個人で担い、憑代の代わりとなることで星晶獣本来の力を発揮させ、その力を使役するというもの。
しかし、本質は星晶獣との付き合い方、 心の関係にあり、ただ力だけを求めて星晶獣との契約を成した者は、その強大過ぎる力に耐え切れず命を落とすことになる。 現在では空の民に伝わっているものの、その源流は星の民が編み出したものとされ、島々の力を借りずに星晶獣の真の力を使役するために使われたという。

イデルバ王国

現在のナル・グランデ空域において、もっとも有力とされる区の一つ。
歴史の浅い新興国家であり、現国王のフォリアが建国者でもある。
種と多くグロース島は、トリッド王国時代から商業が盛んな島であり、そのため新興国ながら強大な経済力と軍事力を持つ。
現国王フォリアは実力主義を標榜しており、能力のあるものであれば身分を問わず登用されるため、国全体が活気に満ちている。

メルクマール島

ラインハルザが拠点にしていた島。
星の民の残した巨大な砦に支配される、 ナル・グランデ空域辺境に位置する島。
これといって目立った産業が無く、 また住人も多くないため、イデルバ王国に属するものの、ほとんど手つかずの状態だった。
しかし、近年になって盗賊団が砦を拠点に住み着くようになったことでほぼ独立状態となっており、空の新たな火種になるのではないかと危惧されている。

グロース島

現在のナル・グランデ空域において最も強大な国家であるイデルバ王国の主島。湖のほとりに栄える王国の首都ルクスリエースは、ナル・グランデ空域で一、二を争う豊かな都として名高い。急速に開発が進められているものの、イデルバ国王の方針により自然との調和が重視されており、人の住まない未開発の土地も多く残されている。

トリッド王国

長らくナル・グランデ空域を統一支配していた王国。
王族はドラフの血筋であり、腕力、 戦闘技術に長ける者が多い。
歴史は古く、星の民襲来以前まで遡る。
七曜の座の一つである 「緋「色」 を受け継いでおり、 緋色の甲冑は代々国王から次期国王へと授与される。
およそ5年前、グレートウォールからの攻撃により主島シュテルケ島の大部分を失い、事実上の崩壊を迎えた。
このグレートウォールからの攻撃は、真実を知らぬ民達により、「天罰」として語られるようになる。

アベル

かつてナル・グランデ空域を統一支配していたトリッド王国の軍人であり、 カインの実の兄。
レオナとは婚約関係にあったが、トリッド王国崩壊の動乱の中で命を落とす。
職務に忠実で子供好きだが、大らかで大雑把。
トリッド王国王位継承権第19位であるハルヴァーダの護衛を務めていた。

レム王国

現在のナル・グランデ空域において、最も有力とされる国の一つ。 トリッド王国時代のレム公爵領を前身とし、 現在はレム公爵家前当主の次男が国王を務める。 トリッド王国時代から続く長い歴史を持ち、 持って生まれた血筋や家柄を何よりも重視する。 また、 七曜の騎士のひとりである紫の騎士は、レム公爵家の遠い親戚にあたる。

アメイジングシガレット

よからぬ輩が若者に流している、甘い匂いが特徴の煙草。通称、 アメシガ。 含まれている危険な成分によって、多幸感や高揚感を生じさせる反面、 思考力や痛覚を鈍らせる。 また依存性・中毒性もあり、乱用を続けると幻視や幻聴、 異常行動に陥ることも。 その為、現在では禁薬指定され、所持・ 使用その他さまざまな条件で全空捜査局の取り締まり対象となっている。

郷土料理

島によって大きく環境の異なる空の世界を旅する騎空士達にとって、 各地の郷土料理は島を巡る楽しみの一つでもある。
島ごとに異なる味付けや調理法ももちろんだが、その島でしか採れない食材というものが数多く存在するため、 中には気に入った料理のある島にそのまま住み着いてしまう騎空士も居るという。

オデン

魚のすり身などの具材を海藻や魚の干物と煮込んだ、アウギュステの郷土料理。
流通の都合上、アウギュステ列島以外で振る舞われることは珍しいが、 アガスティア市街の商店街に絶品のオデンを提供する屋台があるという噂が、部の騎空士達の間で話題になっている。

スシ

ネタと呼ばれる生の魚介類と、シャリと呼ばれある酢飯を合わせた、 トォノシ島の伝統的な料理。そのルーツは覇空戦争より前に行われていた神事にまで遡るが、歴史の仔細については「みや里」 の大将とカッパ達しか把握していない。 ガリやサビなどの独自の用語に、神饌として扱われていた時代の面影が残っている。

ンナギのカヴァ焼き

シィラス島を代表する特産品であるンナギを開いて切り身にしたものに金串を打ち、甘く濃厚なタレに付けて、 炭火で焼き上げる料理。 焼きながら何度もひっくり返すことで、中はふっくら外はパリッと艶やかに焼きあがる。 ンナギのカヴァ焼きは焼き方ひとつでその味を左右するため、料理人には熟達した技が求められる。

ミラカキキニ

戦騎獣(クフア・タイカ) のミルクを材料に作られるシチュー。 クフアの伝統では香辛料と野菜、小動物の肉などを入れて作るが、 そのほかに隠し味として戦騎獣 (クフア・タイカ) から少し分けてもらった血を混ぜ込む。 フェルルカはこれを嫌い、クフアを訪れた者達がきちんと味わえるように材料や作り方を大きく変更し、普通に美味しい料理へと昇華させた。

珍味屋台

さすらいの料理人エルメラウラが経営する屋台。屋台とは言うが、形としては小さな車輪付きの小屋である。 最近のエルメラウラは騎空団から離れている間、 新鮮な食材を求めて屋台と共に移動し、あらゆるところで美食を届けている。評判はかなり良く、 出会えたらラッキーと美食家の間では噂されている。

教団シャマス

ライログールがオダヅモッキーの残党を母体として、設立した宗教団体。
グルザレッザが提言した 「奔放に暴れ回れる自由」 を教義に掲げ、水面下で力を蓄えていた。
圧倒的な数と統率力をもって空の世界の覇王を目指す彼らの暴挙を止める為、秩序の騎空団を中心とし、各国は対応に追われている。

狂徒

教団シャマスを妄信する信徒達を揶揄した呼び名。
彼らは教団を家族とし、その居心地の良さ、奔放に暴れ回れる自由の享受、富の分配によって欲望を満たしている。

様々な果実や穀物を材料とした酒が、 空の群島各地で祝い事には欠かせない存在となっている。
中でも高い醸造技術を持つエルーンの作る酒は上等なものとされ、 空の各地に愛飲者がいる。
ドラフは四種族の中でも大酒飲みとして知られており、ドラフの職人に武器や防具の鋳造を依頼する場合は、 手土産に大量の酒を持参すると概ね話が上手くまとまる。

住人達の服装

一部地方を除いて温暖な気候のファータグランデ空域では、どの種族も基本的にあまり厚着はしない。別の群島へ移動する手段が限られているため、 島々を渡り歩く騎空団が流行の最先端となっている群島も少なくない。 街の外には魔物が出現するため、 ほとんどの住人が常に小型のナイフなどを身に付けており、護身用の武器であると同時にアクセサリーとして持ち歩いている者も多い。

空の世界のハロウィン

仮装した人々や大小様々なカボチャの飾りに加え、どこからともなく現れるカボチャのお化けたちで華やぐお祭り。 昔からこの時期だけ“あの世の扉が開くと言われており、観光客に紛れて多くの霊が集まってくる。 その中には、あの世とこの世の狭間を彷徨う正体不明の霊”迷子のジャック”の姿も。 多くの騎空士は、その"迷子のジャック"と遊ぶことこそが、この祭りの目的であり醍醐味だという。

ジャック・キャンドル

ハロウィンのお祭りに灯されるキャンドル。 迷子のジャックと遊んであげることがハロウィンの意義のひとつであり、キャンドルの炎はジャックをお祭りの参加者のもとへ導く。 ハロウィンの期間中に、よりたくさんジャックと遊んだ者は、村からご褒美を貰うことができる。

書物見本市

様々な書物の展示会であり、 即売会のこと。
主にアマチュアの作家が作品を発表する場として知られる。 出版関係の商会の目に留まれば定期刊行物などに作品を連載できることもあり、 プ□になれるチャンスでもある。
小規模だが定期的に開かれるスフィリア見本市、大規模だが不定期のアウギュステ見本市など、開催地・運営団体によって規定が異なる。

タンデム騎空便商会

島々を往来し、 旅客や貨物の運輸を担う商会のひとつ。モットーは「より速く、より安全に」。近年は各島々にある商会と連携を取り、遠くの島々の名産品や特産品を流通させるべく力を注いでいる。 また事業拡大だけではなく、社会事業にも関心を寄せており、 幽世の軍勢に破壊されてしまった街やマナリア魔法学院の復興支援を積極的に執り行う。 その根幹には、かつて商会が引き起こした騎空艇の落下事故が関わっている。 商会はその事故のことを反省しており、その原因となった動力装置「デーモンリアクター」の技術を記録から抹消した。

マタタタブ

独特の臭気を持った植物。 猫がその匂いを嗅ぐと酒に酔ったような状態になってしまう。

印藤櫂

郊外の中学校に通う三年生。蒼人とは入学時からずっとクラスが同じで、 入学初日に席が隣同士になったことで知り合い、今では互いに親友と呼べる間柄になった。
蒼人のお人好しには若干の呆れを感じつつも、友人として出来る限りサポートしようと決めている。
部活では鬼顧問の指導に愚痴を吐きながらも、休日は顧問を含めたメンバーでよく食べ歩きに出ている。
血の繋がらない社会人の姉がおり、 家族関係はちょっと複雑。

菊田蒼人

郊外の中学校に通う三年生。
母は物心つく前に亡くしており父親は海外を飛び回る仕事に就いていたが、小学校三年に上がる直前に出張先で行方不明となり、以降は親戚の叔母夫婦に育てられている。
成績は中の中、運動はそこそこ得意なくらいで特別目立つ生徒ではないが、生来のお人よしな性格と人当たりの良さもあり友人は比較的多い。