『影と魔術師』登場人物

Last-modified: 2022-10-01 (土) 09:25:31

主要登場人物

赤司征十郎

 二十歳。公爵家である赤司家の嫡男。
 アカデミー卒業試験の一つである精霊召喚にて、「影の精霊」を召喚することに成功するものの、顕現維持コストが支払えず昏倒する。
 半月ほどの昏睡状態から復帰したときは、家に勘当同然となっており、王都から追い出されるようにして出奔した。現在は大分魔力が戻っては来ているが、本来の魔力の半分にも満たない。
 政治家としての才もあるが本人としては研究者になりたい模様。専門は魔石に対する付与魔術。

黒子テツヤ

 精霊を生み出した影の精霊。精霊界にほとんど引きこもり状態で本を読んでいた。赤司によって召喚されたものの、維持コストが足らず、顕現できる最小限の力だけがある状態である。
 赤司との契約の印である赤い魔石をペンダントにして身につけている。

キセキの世代及びその相棒

緑間真太郎

 赤司の同期の魔術師。医師であり薬師でもある。赤司の幼馴染みでもあり、何かと苦労人。

高尾和成

 緑間の精霊。鷹の目という千里眼に近いギフトを持つ。鳥系の精霊で、背中に羽毛を持っている。
 誓約の証はブレスレットとして腕にはめている。

黄瀬涼太

 赤司の同期の魔術師。二人の姉は宮廷魔術師であり、彼自身もオールマイティの魔術を扱うことができる。

笠松幸男

 黄瀬の精霊。代々黄瀬の家の長男と契約を結んでいる。
 火竜であり、怒りが高まると火を吐く。
 黄瀬との誓約の証はアンクレットである。

青峰大輝

 赤司の同期の魔術師。王都に拠点を持つ大商人の家の生まれ。
 穢れや邪気に敏感だというギフトを持つが、その反面それらには非常に弱い。

今吉翔一

 青峰の精霊。蛇と狐の精霊の間に生まれた模様。
 呪術が得意なのだが、青峰のパートナーとなって以来、結界術を学んで研鑽を積んでいる。
 青峰との誓約の証はパンジャとして手につけている。

紫原敦

 赤司の同期の魔術師。結界術が得意。
 王都から北西に故郷がある伯爵家の出身。兄が多いので彼自身が爵位を継ぐことはない。

氷室辰也

 紫原の精霊。雪の精霊で、夏でも彼の周囲はひんやりとしている。
 誓約の証は指輪としている。

学園関係者

灰崎祥吾

 赤司たちのアカデミーで同期だった青年。「強奪」と言うギフトを持ち、高い魔力をもっていたが、他者の精霊を強奪しようとし、ギフトを封じられる。
 その際魔力も一緒に封じられ、アカデミーを追放された。数年後、復讐のために王家の呪いの箱を盗み出した。

誠凛村関係者

相田リコ

 誠凛村に住む、魔術師で、赤司たちの一つ上の先輩。すさまじい料理を生み出すことで、上下の学年および教師陣を恐怖の坩堝にたたき込んだ。
 一応、非常に優秀な才女である。精霊は白猫で、サイズの変化はある程度可能なようだ。

日向順平

 誠凛村の青年団のとりまとめ。

小金井慎二

 誠凛村の青年団の青年。山猫の獣人であり、よく相田の精霊にちょっかいを出しては猫パンチを食らっているらしい。

水戸部凛之助

 誠凛村の青年団の青年。犬科の獣人。料理が得意。

火神大我

 光の精霊。人間を生み出したと言われている。この「人間」に当たるのはエルフや獣人などの亜人も含んでいる。彼が生み出していない種族もいるらしい。
 食べるのが好きで、食い意地が張った結果封印された。
 現在は封印が解け、魔力不足のせいか赤い毛並みの虎の姿をしている。
 本来は黒子同様に人間に近い姿である。

王宮関係者

第一王子

 赤司たちの国の第一王子。この国では王家の人間は名前を持たず、即位後(より正確に言えば退位後)に二つ名が与えられる。
 赤司にとっては遠縁であり、様々な血の巡り合わせの結果、よく似ており、兄弟のように育った。
 なお、他国に留学中は名前がないと不便だという理由から「征十郎」を名乗っていた。この名はかつて赤司が彼に贈った名前でもある。