『花盛り本丸』登場人物

Last-modified: 2022-10-01 (土) 10:04:50

ゼル伝のリンクが審神者をやっているシリーズになります。
いや、他にもいろいろ出てくるので、なんかこう、審神者と刀剣男士がわちゃわちゃしてる話だなってことで!

ほぼ異世界転移、女神の加護マシマシの現人神状態の勝利ルートのリンクさんと、異世界転生したガノンドロフとの最終戦で負けてその後監禁調教ルートに入ったリンクさんがそれぞれ別人として存在しています。

薄雪/リンク

時のオカリナより、勝利ルートの勇者

肉体的には現代日本人の肉体なのだが、いろんなあれそれの結果、ほぼハイラルの勇者として存在している。
通称「ぼくがかんがえたさいきょうのゆうしゃ」。
または「デ〇オ様がトラ転してシャー〇ンキングになって帰ってきた」ようなもの。

経歴

ガノンドロフを倒し、七年後に帰還。ムジュラの仮面の事件を経験後はハイラルを旅立った。
その後、傭兵団に所属し各地を転戦した記憶がある。
その頃の経験故か、大抵の武器を扱うことが可能。おそらくはこの才は遠い末裔にも受け継がれている。

気が付けば亡者(金狼)となって影の世界に封じたガノンドロフを監視し、自身の血を引く時代の勇者の誕生を待ち、その道行を導いた。

そして彼自身も自らの未練に決着をつけたのだ。
その生前、そして死後の功績により女神ハイリア自らが迎えに来るのだが、彼女の手を取るほんの一瞬前に歴史遡行軍によってとらわれ、転生してしまう。
転生の際、女神ハイリア、時の女神、そして三女神の加護を受け、彼が生前集めた数々のアイテムもまた、彼を追って世界を渡った。

一人称について

成長してから一人称は「私」だったが、子供らしくないという理由で「僕」を採用している。
今でも刀剣男士に稽古をつける時は無意識ながら「私」に変化することがあり、刀剣男士にとっては「そこからが本番」とのこと。

何も知らなかったコキリの森にいた頃は「ぼく」、時の勇者だったときは「オレ」、成長したり骸骨騎士だった頃は「私」と、意識によって一人称が変化する。

利き手について

基本は左利き。
だがハイラルを出て世話になった傭兵団の面々に「筋力が偏っている」と指摘され、是正のために右でも武器を振るうことになったた。そのため通常時は右で、本気になると左を使う。
※これは幼いころから我流で剣を使っていたためでもある。

刀は基本右利き採用のため、普段は右で持っている。

あの子

光の勇者として黄昏の世界とハイラルを救った勇者。そして時の勇者の妄執を祓ったもの。
リンクにとっての息子のような存在にしてすべての奥義を授けた弟子。
血のつながりはあるような、無いような。

転生から現在

そのまま現代に生まれ育っていたが、死に瀕したことで勇者リンクとしての記憶と能力が覚醒。
現在はほぼ勇者リンクと同一の存在であり、同時におびただしい女神の加護を受けた現人神でもある。
そのためアンタッチャブルな存在として、「大人しくしていてほしい」という政府の願いを聞き入れる形で本丸で審神者をしている。

女神が現役のバリバリ神代の人間かつ、去っていくリンクに嘆いた五柱の女神が加護を授けているため、一般付喪神が土下座して逃げるレベルの魔力(霊力)と神気を有している。

初期刀

初期刀は蜂須賀虎徹。
神格テロを気軽にかましてくる主に振り回されながら、弟を唯一の心のよりどころとして頑張っている。

担当さん

心を病んだ前担当に変わってほぼ新人だった彼が押し付けられた。
霊力は高いが審神者の資質がなかったのが災いしたともいえる。
つっけんどんだが人が良く、実直な性格なので、薄雪からは好感が持たれている。
鈴蘭は中学時代からの友人であり、高尾とは高校時代の相棒であった。
現在はいろいろとお互いに情報を交換している。
リンクが持ち出すアイテムの選定をしているが、9割外に持ち出せないものである。

詳細は緑間真太郎を参照。

本丸

リンクの霊力を受けているため膨大な敷地面積を誇る。
またそのほとんどが森に浸食されており、本丸に森があるというよりも森の中に本丸があると言ったところ。
審神者であるリンクの記憶が反映されているせいか、植生は日本の物とは大きく異なる。

現世で居場所を失った妖、妖精なども多く棲みついているため夜になると鬼火(妖精玉)が見られる。
畑などの各種施設も森の中に点在している。移動は森に頼めばすぐにすんでしまうため、位置関係は把握できない。
逆に森にいたずらされると同じところをぐるぐるさせられるまさに「迷いの森」。

森の物は森へ返さなくてはいけない。
もし誰かが森から黙って何かを持ち出そうとすれば、それは森からの制裁を受けることになるだろう。

「森に入った人はみぃ~んないなくなる。みぃ~んなスタルフォス」
「フフフッ アナタも、なっちゃう?」

リンクの意識として森に長くいると大人はスタルフォスになるというものがあるため、政府の人間もこの本丸に長居はしたくないらしい。

デクノキ様

森にある大樹。リンクはデクノキ様と呼び、刀剣男士はご神木と呼ぶ。
日本人が見たら「トト〇がいそう」とでも感じるだろう。一応しゃべらない。

あと、夜中になるとオカリナの音が聞こえたり、白や青の小さな生き物からドングリを貰った短刀がいるらしいが詳細は不明。
こんのすけいわく「であるとなりが森に住みし巨体妖怪は本丸にいません!」とのことであるが……。

コッコ

ある日突然、本丸の森に現れたハイラル最強生物。
卵を産んでくれるが、食べたら人間卒業である。

リンクの本丸の南海太郎長尊を重傷に追い込んだ。

エポナ

ある日突然、本丸の森に現れたリンクの馬。
詳細は一切不明。
リンク以外に懐かないが、現在大倶利伽羅が頑張って世話をしようとしている。

こんのすけ

メシマズ絶許。アレンジャー死すべし慈悲はない!
故郷とは違う薄雪の食生活を心配してこんのすけ課の術師が気合いを入れて作ってくれたこんのすけ。
薄雪の霊力に耐えられるような特別製。

森のリンゴを食べてうっかりしっぽが三つになりかけた。

浦島

薄雪の本丸のこんのすけを作った術師。
一応人間だがうっすらと妖怪の血を引いているとかいないとか。
一族に定期的にメシマズが生まれる。
本人の得意料理はラーメンとのこと。

時のオカリナ

リンクが持つ神器またはアーティファクト。

かつて時の勇者がハイラル王家から預かったものではない。
本物はリンク死亡に伴い喪失している。
これは時の女神の加護が形を変えた物で、威力は本物とそん色ない。

とりあえず取り出しただけで大抵の刀剣男士やこんのすけは処理落ちして気絶する。

マスターソード

リンクが持つ神器またはアーティファクト。

かつてリンクが使っていた退魔剣本体ではないが、勇気にして生命の神フロルの加護が形を変えたもの。
魔を祓う力は変わらない。

ファイはいないもののリンクが付喪神と言う存在を知ってから、どうにも気配が変わったようで……?

鬼神の仮面

リンクが持つ神器またはアーティファクト。
かつてリンクが使っていたものではないが、効果は変わらず。
本来の仮面は大人になったら(仮面をかぶるようになったら)使えなくなったが、これらはそのまま使える。
リンクの本丸では新しく顕現した刀剣男士は鬼神になった主と対面させられる(ショック療法とも言う)

バクダン花

ハイラルのデスマウンテン付近に生息していた植物。
ゴロン族の主食なんだかデザートなんだか。
引っこ抜いて暫くすると爆発を起こす。

ハイラルでは九歳児が気軽に引っこ抜いてはその辺放り投げていたが、現代社会では専門知識と免許が必要なやべぇ植物である。
23世紀に置いて火薬は主力兵器ではなくなっているものの、ほぼ無限に火薬が生産できる植物が流出したら「ヤバイ」ですまない。天保江戸なんてものでは済まないため、担当によって絶対外に出さないようにと言明された。

ちなみに現世では魔力が足りないためまず育たたない。
特殊空間である本丸だと、本丸の霊力を吸いつくしてようやく芽が出るかどうかと言ったところなのだが、逆のそれがテロに使われる可能性があると立葵に指摘された。
もちろん担当さんが胃を押さえながらも「絶対、絶対流出したらダメなのだよ!」と言い聞かせたため、現在は根こそぎ引っこ抜かれてリンクの謎ポーチの中に放り込まれている。

砂宮院(さきゅういん)リンク/花縮砂/リンク

時のオカリナより、敗北ルートの勇者。

経歴

ガノンドロフとの決戦で敗れた。
ナビィとゼルダとは死別している。
その後魔王の白に捕らわれ、ガノンドロフに凌辱の限りを尽くされた。

ハイラルが闇の世界に閉ざされたのち、なんやかんやあって死亡した。
勇者としての魂は神々によって神トラ勇者に再利用されたが、それ以外の余計な記憶やらなんやらは取り除かれ、別世界へと転生している。
彼はその一つである。故に勇者としての記憶はあれどイコールではない。

闇の世界に封印されたことで、肉体が青い羽をもつ鳥に変化。思考力もそれに準じたものになってしまったため、傍を離れたガノンドロフを探しに出かけ、魔物に殺された。
死ぬ直前に彼が願っていたのは「ガノンドロフと一緒にいたい」であった。

転生から現在

生まれてすぐに教会の前に捨てられていたのを教会の孤児院に保護され、しばらく育つ。
幼いころから人ならざるものを見ていたため、遠巻きにされていたようだ。
一応施設長がつけた名前があったのだが、そのような経緯から誰からも名を呼ばれずにいたせいか、本人もすでにその名前を忘れている。

5歳の時に本丸の稼働試験のために引き取られ、加州清光とともに本丸に封じられる。
担当した政府役人がろくでもない人間だったため、そのまま16歳まで無給で搾取され続けていた。
政府のシステム改修を切っ掛けにして演練に出ることとなり、そこでガノンドロフの転生体である立葵に保護される。

勇者リンクの転生体ではあるが、魂そのものというわけではなく、次代の勇者に引き継いではいけない魔王に対する恋心や思慕などを核にしている。
そのため、もう一人のリンクに比べてやや恋愛脳である。

かつて魔王とともに封印されたことを、「魔王を倒せず、魔王に情を寄せたことに対する女神の罰」であると思っていたが、鈴蘭に「世界平和とキミの願いをかなえる一石二鳥だっただけでは?」と指摘される。
神と人間の意識の差が招いた悲劇である。

現在は立葵の親戚の家に形式上養子となっており、18歳になったら立葵に嫁ぐ予定である。

初期刀

花縮砂の初期刀は加州清光。
立葵の刀たちにあれこれアプローチをかけられているが「俺が愛されたいのは主だけ」と拒絶している。(恋愛的な意味ではない)

砂宮院葵(さきゅういんまもる)/立葵/ガノンドロフ

時にオカリナより、勇者敗北ルートの魔王。
闇の世界に封印され、神トラ勇者に敗れた後、自身の勇者である時オカの勇者の一部を追いかけていった魔王の魂の一部である。

ガノンドロフの記憶はあれど、メンタルとしては23世紀の日本人なので、頭を抱えることもしばしば。
リンクに対する異常なまでの執着と独占欲以外は、いたって常識人である。

経歴

時の勇者を倒した後、トライフォースを完成させたものの、力に溺れた彼が手に入れたものは本来彼が欲しかったかつてのハイラルではなくなっていた。
もっともすでに彼がそれを覚えているかは怪しい。

そのためか、かつてのハイラルを象徴する時の勇者に執着する。
その魂ごとすべて手に入れるために凌辱の限りを尽くすものの、けして折れぬ勇者の矜持に方向を変える。
その頃には魔王の治世がハイラルに浸透し、ガノンドロフの狂気も一時鳴りを潜めていたこともあり、彼は権力の限りの贅を凝らして勇者に与えたのだ。

結果として勇者が贅に耽溺する前に封印されてしまい、勇者は青い鳥に変わった。
逃げぬように風切り羽を切っていたが、少し席を外している間に逃走したのか姿を消していた。次に彼が勇者を発見した時、すでに物言わぬ骸になっていた。
魂は女神のもとに去ったのかすでにそこにはなく、仕方なく魔王はその骸だけを消して誰にも渡さぬようにと腹に収めた。
それと同時に彼の狂気は限界を超え、その姿は醜い魔猪に変わった。

転生から現在

24歳までは普通に現代日本人として過ごし、リンクと再会したことによりガノンドロフの記憶を取り戻した。
そのため、メンタル面では日本人としての色が濃い。
彼もリンク同様魔王本人と言うわけではなく、勇者に対する執着や初恋じみた淡い気持ちが核になっている。
現代人としては、旧家の次男坊にして柔道オリンピックの金メダル経験者であり、同時に国家試験にいくつも受かっているハイスペックな男である。

ラインハルザとは幼馴染。
幼いころから柔道と空手をしていたが、そもそも始めた理由が「自分でもわからない破壊衝動を抑えるため」であったため、直接攻撃のない(?)柔道を本格的に行うこととなった。

一応、家が決めた婚約者がいたのだが、ほとんど交流がない。
交流がないまま花縮砂を娶ることにしたため、婚約は解消している。

初期刀

立葵の初期刀は山姥切国広。花縮砂の山姥切長義と恋仲である。
普通の山姥切国広ではあるのだが、どうにも不遜に見える謎。今の主の影響ですな。

刀剣男士

厚藤四郎

初鍛刀。本丸の要。

山姥切長義

3年目の監査でやってきた監査官。
写しが初期刀で極めてて今の主の影響でやたらと不遜で太々しいわ、他の本丸の自分の同位体と恋仲だわといろいろいっぱいいっぱい。
誠凛同位体会議でひたすら愚痴っている。

花縮砂の加州清光とはある意味マブダチ。
だからと言ってなんで鈴蘭の山姥切国広に惚れたんだお前。(なお全く通じてない)

先輩

二人のリンクの生活指導を担当しているそこそこ中堅の審神者。(成人男性)
立葵とほぼ同世代
人より少しばかり影が薄いという以外は、いたってどこにでもいる平凡で善良な無辜の民である。

現代日本の一般常識がない薄雪のために政府が用意した先輩。
十人の尊い犠牲ののち、一般人から選出されたのが彼である。のちに花縮砂の面倒も見ることとなる。
彼にはこれと言って特殊な能力は何もない。生まれも育ちも平凡、審神者としての戦績も普通。
だがそんな「普通」こそが、勇者と魔王には必要だった。

詳細は鈴蘭/黒子テツヤを参照。

鈴蘭の山姥切国広

鈴蘭の初期刀。
他の個体よりも若干影が薄く、そしてどこか愉快犯にして朴念仁。
よくわからんが斬ればいいんだろ。要するに。

鈴蘭の担当さん

鈴蘭が薄雪の世話役になったころに担当になった。
いろいろ思うところはあるが、日々楽しく暮らしている。 なお、花縮砂の担当でもある。

詳細は高尾和成を参照。

印藤海音(いんどうかいん)/暁旦/カイン

※グラブルのイベントで和名をつけられたので暁から変更。
名前を「櫂」にするかは悩んだが、とりあえずそのままとする。

立葵の大学時代の同期にして、審神者としてもほぼ同期(成人男性)
ハイラルとは別の異世界、空の世界(グランブルーファンタジー)からやってきた異世界転生者。
生まれたときから前世の記憶があった。

大学では考古学を専攻。
前世で刀剣男士と縁があったためか、本来意識しないはずの彼らをとある神社で注視してしまう。
その後、審神者にスカウトされるものの、大学卒業後はラインハルザを探しに行くつもりだったので一度は断ろうとするものの、審神者の才能があるものは歴史修正主義者に狙われやすいこと。
また、その累は家族にも及ぶことから、結婚を控えた兄夫婦のことを思って審神者になることを決めた。

暫くは「早く戦いを終わらせてラインハルザを探しに行きたい」と言う気持ちから焦っていたが、「大空カフェ」でラインハルザと再会。
その後、政府施設で正式に再開したこともあり、現在は落ち着いている。

現在はそのラインハルザと結婚し、本丸で新婚まっただなかの審神者である。

ちなみに見習い時代は誠凛で研修を受けており、リコの本丸でそのポイズンクッキングにかつての仲間を彷彿とした。

初期刀

陸奥守吉行。
どこか追い詰められた様子を見せる主にどこまで切り込んでいいかと様子をうかがっていたが、奥さん(?)が来てからだいぶ落ち着いてほっとしている。

兄夫妻

兄のアベルと、姉のレオナ。最近甥っ子が生まれた。
二人とも記憶がないが、それでいいとカインもラインハルザも思っている。
今度こそ二人には幸せに暮らしてほしい。それがカインが審神者になることを決意した理由でもある。

一期一振

かつてカインが使っていた刀。
騎空艇に乗っていた刀剣男士たちに同じ名前の仲間がいることを聞いていたため、少しだけ気になっていた。

ラインハルザ

カインと同じ世界からの転生者。かつての相棒であり、恋人でもあった。

ドイツと中東系の血を引いており、フルネームはラインハルザ・火神。
苗字からわかる通り火神大我の親戚だが、お互いに面識はなかった。

実は立葵とは幼馴染。
お互い立葵は柔道、ラインハルザは空手と道を変えたが、幼い頃はどちらもやっており鎬を削るライバルであった。
万屋町で再開した時はお互いびっくりしている。

空手のオリンピック代表であったが、ここ数年右目の視力が急激に下がり始め、引退を決める。
ただしこちらはカインと再会し、本丸で暮らすうちに回復した。

書類上は暁旦の方が世帯主なので刀剣男士には「奥さん」扱いされている。
本人はあまり気にしていない模様だが、2メートル近い長身(それでも前世より縮んだ)屈強な肉体の持ち主ゆえ、大抵の人はぎょっとする。

数少ない「本丸で暮らしている一般人」であるため、政府にとっても貴重なサンプルとして定期的に検診や面談を受けている。
ただラインハルザ本人も審神者の才能があるため純粋に「一般人」かと言うとやや疑問は残る。