セルリアン/セルリアン女王(映画版)

Last-modified: 2018-07-13 (金) 01:27:52
名前
映画版セルリアン女王
分類
ヒト型セルリアン
オリフレWIKI用映画版女王_最終版2.png

概要

ネクソン版メインストーリーの最終決戦にて、敗北を察したセルリアン女王が
セルハーモニーを自分自身に向けて放ち進化したとされる姿。
黒く染まった白衣、虹色に輝く髪と瞳といった色彩を除けば、カコ博士と変わりない姿形をしている。
 
物質的な肉体はセルハーモニーに耐えきれず消滅したが、その自我はサンドスターとセルリウムの狭間の空間に存在し続けている。
彼女(?)はこの奇妙な空間内で「映画」と呼ばれる理想の架空世界を作り続けているようだが、
ネクソン版でサーバルとセーバル達が奇跡を起こすトリガーとなった映画に何かを見出したのだろうか……?
 
デザインコンセプト
  • セルリアンの進化が進むとどのような姿になるのか
  • もしセルハーモニーが実現していたら何が起こり得るのか
  • 名も無きセルリアンがどうして女王と呼ばれるほど成長したのか
     
    『けものフレンズ1x.5話「むこうがわ」』及び『けものフレンズ1x.5話「むこうがわ」エピローグ 郷愁の彼方』に登場。
    (作者はbool氏。同氏によるカコ博士改変版のMMDモデルも存在。)

作中での活躍

かばんが狭間の空間で出会った黒セーバルによって「映画」の存在と共に言及された。
この空間でずっと理想の架空世界「映画」を作り続けているらしい。
ネクソン版当時の目的であった“特別”を用いたセルハーモニーによる進化は単身だが達成しているため、
現在“特別”を所持している黒セーバル自身には興味がないだろうと語られている。
 
現在の情報

しかし、そのは未だ野望に燃えていた。

 

作中終盤、かばんの願望から作られた「映画」に登場した「謎の黒い人影」の正体を確認しに行くかばんと黒セーバルだったが、
そこには周囲の人物とは明らかに異なる黒いシルエットのカコ博士が映っていた。
黒セーバルは時折「映画」に登場するこの黒い影に対して不安な気持ちを覚えている。
その時、停止しているはずの「映画」に映る黒い影は、ゆっくりと黒セーバルの方へ動き始める
黒セーバルの力で「映画」のシーンを切り替えようとも黒い影は容赦なく接近を続ける。
かばんの機転により難を逃れるが、突然の出来事に黒セーバルは激しく動揺する。
黒い影/カコ博士の正体は女王以外にありえないと確信し、過去に味わった女王に対する恐怖に囚われる黒セーバルに対して、
かばんは「映画」の中でカコ博士に教わった「知ることで乗り越えられる恐怖がある」という考え方を投げかける。
黒セーバルは過去ではなく今の女王を知り、恐怖を乗り越える決心を固め、二人でセルリアン女王の元へ向かう。

 

道中、かばんは思案する。
黒セーバルにとって唯一の楽しみである「映画」を作っているのは、黒セーバルが最も恐怖しているセルリアン女王だ。
自分がセルリアンである黒セーバルと短期間で友達になれたのも、
今こうして女王の元へ向かうキッカケも、道を阻んでいた障害も女王の手によるものばかりだ。
もしかしたら、これまで起きたすべては女王の掌の上の出来事だったのではないか。
だとしたら女王は、その昔“特別”を持つセルリアンが独自に進化したという現象を再現しようとしているのではないのか……。

 

物語終盤、黒セーバルは明らかに自分の能力を超えた現象を発現し、かばんの命を救うことになる。
かばんは狭間の世界から現実の世界へ生還し、黒セーバルは過去に実現できなかった「友達を救う」ことを達成し、
最後まで女王に会うことはなかったものの、物語はハッピーエンドを迎える。

 
 

────そしてセルリアン女王は動き出す。
女王は、サンドスターを用いた”再生”の力を手に入れた黒セーバルを「イレギュラー」と呼び、
いずれ「むこうがわの世界」へ到達すると宣言する。
力を使い切り、気を失っていた黒セーバルに接触し…………?

 

物語はエピローグ「郷愁の彼方」へと続く

余談

作者のbool氏によると、このセルリアン女王の性格は「恐らく誰もが最初にイメージしたであろうカコ博士の性格」な模様。
その実、自信に満ちた断定口調という「若き天才研究者」の設定通りな振る舞いをしている。
 
メタ的な視点で見ると、「むこうがわ」シリーズでカコ博士が登場した時点では、カコ博士の性格や口調は公式展開上で断片的に垣間見える程度だった。しかしシリーズが続く最中に発売されたアニメ版公式ガイドブックで、見た目とは裏腹に人見知りな言動だったと判明してしまう。
このことから、むこうがわシリーズ作中の「映画」に登場したカコ博士は実はセルリアン女王であった、と方針転換する事になったのかもしれない。
ガイドブックが発売された後には、作中でカコ博士の性格に違和感を覚える登場人物が出てくる演出もあった。
しかし、もしかしたら、女王自身も少ない情報からカコ博士を演じるために「彼女はこういう言動だろう」と考えた結果の振る舞いなのかもしれない。
 
同作者による、MMDけもフレでおなじみの『極楽浄土』をセルリアン女王が踊る動画も存在する。
キッカケは『極楽浄土』の歌詞が女王の作る「映画」の世界のイメージにマッチしていたから、とのこと。
踊りの舞台で満開に咲く桜は「生物の最も輝く瞬間」
舞い散る桜吹雪は「輝きが消える瞬間」
女王の動きに合わせて変化する桜は、失われた輝きを保存し再現する光景を表している。
桜吹雪の色が変わる瞬間もあるので見逃さないように見てみよう。
水面に映る姿は彼女の演じていた姿、もしくは願望を表しているらしい。
動画の終盤には『郷愁の彼方』のプロローグも存在する。
 
名前に映画版と付いているが『映画版けものフレンズ』とかに登場する訳ではないので注意。
そもそも『けものフレンズ』自体に映画版が存在しないので間違えようもないかもしれないが、もし今後の公式展開で映画版が作られて別の形でセルリアン女王が登場なんてしたら視聴者も作者も混乱のあまりみんみ顔になること必至だろう。
 
ちなみにアプリ『けものフレンズぱびりおん』のOPムービーでは、一瞬だけ原作のセルリアン女王とフレンズ化したセーバルが登場しただけでなく、セーバルの進化が進んだのか肌が緑色から肌色に変わっているという映画版女王と同じような変化があり、主に作者がみんみ顔になった。

リンク

「むこうがわ」シリーズのリンク
http://www.nicovideo.jp/mylist/58777028
【MMDけもフレ】映画版セルリアン女王で極楽浄土 & 郷愁の彼方#0【1080p】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm32522583