- 名前
- シィアォシィンデチェンザンチョ
- 学名
- Sus scrofa moupinensis: Xiaoxing Bde-chen Zangzhu*1
- 英語表記
- Small-sized Diqing-Tibetan Pig
- 分類
- クジラ偶蹄目 アルティオファブラ冠群 イノシシ亜目 イノシシ上科 イノシシ科 イノシシ亜科 イノシシ族 イノシシ属 イノシシ種 カナンイノシシ亜種 ザンチョ品種群 デチェンザンチョ品種
- 保全状況
- 中華人民共和国国家級畜禽遺伝資源保護名録確定的品種 (中華人民共和国畜牧法第二章第十二条に基づく中華人民共和国農業部公告第662号国家級畜禽遺伝資源保護名録に記載・登録)
- ニックネーム
- 小迪 慶藏(‐ちゃん)
元動物の解説(製作者様のレスより抜粋)
今から5,000~5,300年程前、新石器時代の西蔵周辺の山岳地帯の標高2,500~4,100m程の高地にて、土着の猪より派生して進化して来た品種群が「藏猪」と呼ばれる、高原及び山岳地形に適応した非常に原始的な形質を維持する豚の仲間です。
藏猪の内、華南地区の雲南省は迪慶藏族自治州に在来の品種である、「迪慶藏猪」は、吻端に向かって円錐形に尖る頭部の額に稍浅い皺が刻まれて狭く、虎に酷似した外観を呈する頭部を持ち、そこに小さな耳が僅かに立ちます。
高い位置に臀部を有する短く狭く締まった胴より、厚く立つ蹄の生える鹿の如く細くも強靭な四肢が伸び、黒色や黒褐色の剛毛に全身が覆われる個体が多く、白色や棕櫚色の斑紋が見られる事もあり、背線部には鬣を有し、冬季には絨毛が密に生えます。
-23℃にて通常の成長及び繁殖が可能な耐寒性を有し、35℃にて繁殖可能な耐熱性を有し、“琵琶肉”という保存食にも加工される肉は、柔らかな赤身が多く、迚も美味しく召し上がられています。
迪慶藏猪は大きさから小型、中型及び大型に分けられ、その内、「小型迪慶藏猪」だけが、独特な低酸素環境への抵抗性を持っています。
外来豚品種の侵略を主因として、個体数が激減の一途を辿り続けて絶滅が危ぶまれて来ている為、中華人民共和国国家級畜禽遺伝資源保護名録に藏猪として品種群を丸毎登録され、国家を挙げての保護活動が行われています。
概要
西蔵の高地に棲息し、抗低酸素能力持ちで山岳地形に特化している「小型迪慶藏猪」のフレンズ。
けものフレンズBBS NEOの「【創ってみよう!】オリフレ投稿スレ」にて投稿された。
作者はamamas氏。
“2019(平成31)年・己亥歳・御正月”を記念して、“えとのフレンズ”としても紹介された。
同作者のオリフレ、リャンガンコハナチョの兩廣 小花と仲が良いらしく、本スレのショートショートにてイチャ…仲良くしている。(トートロジー)
作中にて、彼女からは「慶藏ちゃん」と呼ばれており、また、彼女の事を「小花ちゃん」と呼んでいる。
特徴
ショートショート『《おりふれ紹介こーなー:こはなおねえさん(おりふれちほー)》』にて、上述のリャンガンコハナチョのオリフレが、“とある何者か”に慶藏ちゃんを紹介する形式が取られている。
(本ショートショートより一部、要約しながら下に記します…)
慶藏ちゃんは、自身の事を「空気が読めない」と、よく口にする。
それは、動物だった頃に、酸素濃度が低い環境に抗えた為、空気が薄くとも気に成らず、その辺りから、空気を読む必要性を感じなく成ったとの事。
柔軟性のある考え方で、何に対しても遣るからには遣る気を極限まで高めてから事に当たるという性格の持ち主だそうな。
背脂が溜まらず、柔らかく且つ締まった赤身の肉質である事や、暑さにも寒さにも強い特性も関係しているとも。
運動が得意で岩山を軽快に駆け回る。
一言
「寒ければ心を燃やし、暑ければ心を静め、今、有るものを活かすんです。心頭さえ滅却すれば、火も自ずから涼しくなるんですよ!」
セリフ
「空気が薄くても大丈夫ですよ! どうせ…私には、空気なんて、読めないんですから…、…じゃなくって、薄くとも空気はありますから、何も無い事を恐れる必要は無いんですよ! ……、空気を読むって何ですかー!!」