1954年ドイツVSソ連-5

Last-modified: 2022-10-29 (土) 01:02:32

目次

戦闘結果

7月8日の夜明け直前の2時35分に始まった戦闘は、日没直後の20時45分に終了しました。
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大型艦艇の航跡はこちら
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Rear admitalでプレイしており、一部はAIに任せていたのでふにゃふにゃした航跡の艦隊がおります。

艦艇の損害

相手に与えた損害はBB3隻、BC2隻、CV2隻、CA1隻、DD5隻を撃沈。
対してこちらの損害はBC1隻、CV1隻、DD3隻と商船が1隻。
おおむね勝利と言えます。

航空機の損害

航空機をみると、こちらは空母艦載機が689機、対するソ連は921機(基地航空隊に単発機が配備されていなかった場合)。
空母はドイツ9隻に対してソ連は8隻+CVL1隻という比率。
これは、私の設計する空母が搭載機数を抑えて甲板装甲を多めに確保しているためになります。
搭載機は7割をFT、残り3割をTBで運用しております。
対するソ連はFTを約5割、TBを約2割、DBを約3割と一般的な編成です。
基地航空隊も含めた喪失を見るとドイツ284機、ソ連470機と結構善戦したのではないでしょうか。
特にFTの撃墜数と爆弾の命中数は大きく勝っています。
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沈没艦艇

沈没時の状況の確認と雑な感想です。
一部の艦のみ紹介します。

ドイツBC

沈没したBC Von der Tann
格上相手にかなり強気に運用した結果撃沈されるに至りました。
BC1隻の損失で多数のBB、BCを撃沈することができたと考えれば大勝利と言えます。
が、実は私のドイツはBCを4隻しか所有しておらず、そのうち2隻はレイダー&レイダーキラーとして使用している11&12インチ艦なので、以降もプレイを続ける想定ならばかなりきつい状況でした。
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装甲が11.5インチで装甲方式にマガジンボックスを採用しております。
最大速度は34ノット出るのでその俊足を生かして戦う艦でした。
しかし船体が1920年製でマガジンボックスということで十分とは言えない装甲でした。
画像に追加で貼り付けていますが、戦闘序盤で11000ヤードの距離からCLの6インチAPが機関部にダメージを与えています。
これにより最高速が出せなくなり、終盤のBB追撃の際には16インチ砲の連打を受け約1時間の間で戦闘能力を喪失し沈没しました。
一緒に追撃していたMoltkeは被弾数が少ないのもありますが、半分ほどを砲塔で受けていたので沈没まではいかなかったと思われます。
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この時の追撃される側だったソ連BB2隻は命中率10%超えという驚異的な命中率を記録しております。
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早く沈めようと距離を詰めすぎたのが悪手だったと思われます。
弾薬をほぼすべて使い切るほど頑張ってくれた艦です。

ドイツCV

火災により放棄されたCV Europa
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この艦はAIに指揮を任せていた艦隊に所属していました。
港へ向けての帰還を開始していたので、確認を怠ったのが悪手でした。
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16:01に19000ヤードの距離から放たれたBCの16インチ砲弾が上部構造に命中しました。
航空機とその燃料に引火し火災が発生します。
その後も2発の16インチ砲弾が命中。
ダメコンにより火災をわずかに軽減するも火の勢いは衰えません。
火災が勢いを増す中でCAの9インチ砲弾が2発命中し、火災が制御できず放棄されました。


プレイヤーが確認していないところで航空燃料火災が発生したのが最高に不運でした。
見ていれば護衛に敵BCを対処させ、停船させて火災に対処できたかもしれません。
火災を消そうとしてるCVの周りにDDを集合させて、援護放水してる感を出して眺めている時間は嫌いだけど好きです。

ソ連CV1

この海戦での一番の大物、45000トン級CVです。
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1954年ドイツVSソ連-4の14:23で確認された多数の魚雷命中はほぼすべてがこの艦への命中弾でした。
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まずは戦闘機が投下した1400lbの徹甲Bombentorpedoが水線下に命中しました。
同時にもう1発が右舷中央部5インチ両用砲を破壊します。
水線下に命中した爆弾は62の浸水を発生させます。
そこから約20分後に2隻の空母からの攻撃隊が同時に攻撃を開始します。
この時はすでにほとんどのcap機が稼働不能状態にあったと思われるので、艦自身で回避するしかなかったと思われます。
そしてFT2編隊が同時に左舷5インチ両用砲と水線下にBombentorpedoを命中させます。
その直後に突入したTB2編隊が4発と1発魚雷を命中させます。
この魚雷がエンジンにダメージを与え、莫大な浸水を引き起こし、わずか2分後に沈没判定となりました。
その後、1時間30分経ってもわずかに浮いていたこの艦に、基地航空隊のMBが魚雷を3発命中させています。


個人的にはBombentorpedoがかなり仕事をしてくれたと思っています。
1400lb2発という重爆装のFTが2編隊両舷から爆撃してきて、それがもう1セット。
回避運動中に両舷から1編隊づつTB突っ込んでくると考えると地獄ですね。
このCVは自身のAAで11機も撃墜しています。浸水への対処も速く練度が高い艦だったのでしょうね。

ソ連CV2

2番目の大物、44900トンのCV
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こちらは先ほどのCVと違い火災で構造が完全に破壊されたことによる放棄です。
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最初の攻撃は2発のBombentorpedoでした。
1発が水線下に命中するも巨体ゆえの耐久性で大した問題になりません。
もう1発が飛行甲板を貫通、3.5インチあるデッキ装甲を貫通し格納庫で炸裂します。
爆風は航空機を破壊し航空燃料に引火し規模の大きな火災が発生しました。
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火災との戦いは4時間にわたり、一時期は規模1まで抑え込みますが、その付近で空襲を受けて連続する回避運動で消火どころではなくなりました。
空襲を魚雷2本の被弾で切り抜け消化を再開したが、もはや手遅れでした。
かなり頑張って抵抗していたが規模9まで拡大した火災は抑えきれず沈没判定となりました。


1954年ドイツVSソ連-3の9:52で紹介した爆弾1発の命中がこの艦へのものでした。
この艦も乗員が優秀だったのか、格納庫の燃料火災に対してかなり善戦しています。
途中の空襲に対しての回避運動がなければ確実に鎮火していたでしょう。

ソ連BB1

こちらは35500トン級のBB
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Bombentorpedoが1発機関室まで貫通しわずかに浸水を発生させます。
このあと2発の魚雷を受け浸水しますが、即沈没するほどの浸水ではありませんでした。
それ以降ダメージは全く受けませんでした。
しかし、荒れた海のせいなのか、処置がまずかったせいなのか亀裂からの浸水が完全に止まらず沈没判定となりました。


機関部に亀裂が発生したのがまずかったのでしょうか。
このタイプの沈没がこちらに発生したらやるせない気持ちになりそうです。

ソ連BB2

37000トンのBB
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画像を見てわかる通り全砲塔が吹き飛び、砲弾でぼこぼこにされた艦です。
1954年ドイツVSソ連-4 13:20で紹介していた、至近距離まで詰められたのがこの艦です。
4000ヤードまで詰めた2隻の18インチ砲搭載艦はこの艦を滅多打ちにします。
12インチのベルト装甲はこの距離の18インチ砲には紙屑同然だったのかpassthrough hitが多発します。
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そして次々とバイタルパートに18インチ砲が突き刺さりA砲とY砲の弾薬庫を粉砕し爆発。
他の砲塔も次々と完全破壊されて沈没判定となりました。
logではすさまじい数の被弾が記録されていますが、18インチ砲を10数発被弾して砲塔が全損した時点で沈没判定となっています。


12インチ装甲に対して18インチをぶち込みまくった結果、一瞬で沈んだ艦となります。
もしAIがこのような運用をしてきたらと思うと恐怖でしかないですね。

感想

この戦闘はゲーム最後の戦闘になる予定でしたので、普段の指揮とはちょっと違ってBB、BCの動かし方が攻撃寄りになっていました。
普段の私は艦隊保全主義者なので、高速BC遠距離でちまちま撃ち合い、損傷したらそのまま撤退、相手が格下or重大な損害を与えることができたら詰めに行くといった感じの戦闘をしていました。
戦闘が夜まで引っ張れそうならDDで雷撃をしに行くといった感じで、BBはほぼ使用しないことが多いです。
航空攻撃の効果が薄くなると言われることが多いこの時代にしては、航空攻撃がかなり成功した印象があります。
個人的には50年代でも割と当たる印象はあるのですがどうなんでしょうね。
反省点としては、魚雷の回避運動がおろそかになっていてDDからの魚雷を受けすぎたところでしょうか。
RTW3が出たら今度はキャンペーン開始から終わりまでのAARを書いてみたいですね。
何か質問等ありましたら掲示板等にコメントお願いします。

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