教主

Last-modified: 2025-11-04 (火) 21:56:01

教主

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「予言によれば、混乱に満ちたエ―リアスを救うために、“人間”が降臨すると言われていました。
そして、まるで運命のいたずらのように、その予言にある人間が現れたのです。
そう、それが教主様なのです! 私たちを救う救済者であり、導いてくださる預言者、
そして迷える世界樹教団を正しき道へと導くこと――それこそが、教主様の宿命なのです!」
メインストーリー シーズン1 第1章

ひょんなことから、すべての使徒を見守る立場に就き、苦労することになった人物。教主となった理由も、「エーリアスが混乱に陥ったとき、人間が現れてエーリアスを救う」という予言があったためである。タイムライン上、エーリアスに落ちて教主として認められるまでの過程を描いたメインストーリー初期では、その扱いもかなり雑で、住民たちは教主を初めて見た際、決まって正体不明の、背が高く手足の長い“化け物”のように接していた。

教主を初めて目にしたネルですら、「何者かは知らないけど、でかいから盾代わりにはなるかも?」と笑いながらはっきり口にしていたほどである。

身体的特徴

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アニメ調モバイルゲームのプレイアブルキャラクターらしく、詳細な外見描写はほとんど存在しない。作中で明確に描写されている点としては、使徒たちと比べて全体的に身長や手足が長く大きいこと、手足の指が5本であること、そして頬がふくらんでいないなど、一般的な地球人の体格であることは確かである。

正確な身長や体の比率は明らかになっていないが、おおむねエーリアス人に比べて約2倍程度の大きさであると見られている。『トリッカル』の住民たちは意地悪な一面もあり、美的感覚も異なる世界であるため、教主は忘れた頃に容姿についてからかわれることがある。

人物像

アニメ調モバイルゲームの主人公らしく、すべてのキャラクターと円満な関係を築いており、世界観に登場するあらゆる種族の間を仲介する立場でもあるため、各種族の長たちとは特に深い縁を持っている。ただし、他作品の主人公のように、いかなる困難にも揺るがず信念を貫く理想的な人物像として描かれるのとは異なり、トリッカルの教主は、登場人物から尊敬に値するような行動をとる一方で、自らの好悪を率直に示したり、欲望のために逸脱した行動をとるような小人物的な一面も少なからず描かれている。主人公であることから、プレイヤーの意思がある程度反映される構成となっている。

『ブルーアーカイブ』における“先生”のように、『トリッカル』の教主もまた「プレイヤー本人」がその役割を担っている。 教の教主という肩書ではあるものの、教団自体が世俗化しており、ミサや布教といった宗教的な活動は一切行われていない。むしろ、不完全で未熟な世界であるエリアスを統合し、安定させるという点においては、宗教指導者というより国家のリーダーに近い立場にある。

とはいえ、エリアスの住民たちはずんぐりとした体型で、どこか幼く未完成で、抜けた一面も多く見られることから、実際には“幼稚園の園長先生”に近い存在だとも言える。

能力

一般的なアニメ調モバイルゲームの主人公が、「優れた指揮能力」や「巧みな話術」など、特定の分野において突出した能力を一つ以上有しているのに対し、教主はいくつかの小規模な特殊能力を持ってはいるものの、作中でそれらが劇的に強調される場面は少ない。

「世界樹の枝に触れた者は、真実を見通す者となるだろう。」
これはメインストーリー シーズン1の「教主修養録」に記載されていた紙片の一節である。

この文言を読んだ後、教主は「なんだか何かできそうな気がする」と述べ、読心術の能力を開放する。このように、作中では「近所の優しいお兄さん」程度の扱いを受けることも多いが、地球出身の一般人でありながら読心術を使用できるという点は特筆に値する。より正確に言えば、エーリアスに来た直後、元の使用者であるブルミから共有された能力である。ゲームシステム上でも、教主が登場するシーンではキャラクターたちの本音をON/OFFで確認できる機能が実装されており、トリッカルならではの特色となっている。

登場キャラクターの多くは表裏の差が少ないため、一般的な“心理戦”としてこの能力が使われる場面は少ない。しかし、使徒たちがうまく説明できない部分や、何らかの理由で隠している情報などを把握するのに役立つため、多方面で有効に機能する。正確には、対象の記憶を読むには身体的な接触が必要であり、そのうえで対象が特定の記憶を思い浮かべると、まるで教主自身がその記憶の場にいたかのように鮮明に追体験することができる。

ただし、本人の主観や時間経過による記憶の風化などにより、記憶が歪められていた場合、教主が読み取る記憶もそのまま歪んでしまう。そして最大の欠点にして注意点として、教主のこの読心術の存在が他の使徒たちに知られてしまった場合、その能力の意義そのものが大きく損なわれるため、読心術の存在をできる限り秘匿する必要がある。

好意?

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教主に対して好意を抱く使徒は多数存在するが、教主本人は使徒たちに特別な魅力を感じている様子はあまり見られない。可愛いとか頼もしいといった評価をすることはあるが、それ以上の描写はほとんどない。作中の設定としては、教主が人間であること、そして使徒たちの「頬が丸い」体型やエーリアスの世界観自体が、あくまで“可愛らしさ”として認識されている可能性が高い。

また、作品外の事情としては、このジャンルのゲームにおいて主人公が特定のキャラクターに個人的な好意を示す描写を避けるのが通例であり、教主の性別を明示しない設定を維持するため、さらには12歳以上対象のレーティングに伴う表現上の制約も関係していると考えられる。とはいえ、二次創作においては、教主が使徒に好意を抱く描写が見られることもある。もっとも、それらはあくまで公式が黙認する範囲内に限られている。