魔女

Last-modified: 2025-12-07 (日) 22:30:01
グローバル版ベータテストに登場した使徒
前列係中列係後列係
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ベルベット
(벨벳/冷静)
アヤ
(아야/冷静)
フリックル
(프리클/冷静)
レヴィ
(레비/憂鬱)
ベリータ
(벨리타/狂気)
ポーシャー
(포셔/憂鬱)

魔女

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公式ホームページ説明

妖精から派生した種族。幼稚で浅はかな一般的な妖精と違い、彼女らは恩讐深く、遠い未来を見据えられる。 元々居た集団を抜け出して地下王国を建て、独立した。 賢くはあるが、賢明とは言えないのが彼女らの欠点。 遠すぎる未来に備えるために、全く意味のない行動をよくとる。 他にも、権力に対する強い渇望があり、魔社社会では水面下の争いが絶えない。


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~魔女について~
魔女たちはエーリアスで最も知能の高い種族と言えるだろう。
魔女個々人はそれぞれの賢さと博識を備え、
魔法を巧みに操り戦闘能力も優れている。
はるか未来に成就する予言を信奉するのは少し奇妙だが、
この世界を思う心は真実のようだ。
―図鑑ストーリー
かつてこの世界のすべてを享受する権利を生まれながらにして得ていたが、
あなたたちは自らその特権を放棄し、困難な道を選んだ。
目に見えぬ脅威に対抗し私たちの世界樹の根を守ると心に決めたのだから、
その意志は揺るがぬものでなければならない。
周囲に認められなくとも、誤解されても、容易に傷つかず黙々
と各々の場所を守るがよい。
魔女宣言文

妖精とともに世界樹と最も密接な関係を保つ種族で、エーリアスに初めて転移した人間の女性の姿を模して作られ、女性のみとして誕生する。

歴史と妖精との関係

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ベリータ女王が誕生するはるか以前から、妖精たちは二つの派に分かれていました。
一方は現在の妖精のように翼を持ち、もう一方は魔女と同じく角を持った姿でした。
両派の対立は次第に深刻化し、ベリータ女王は妖精同士の争いを終結させるとともに、
姿は異なっても同じ魔法使いであることを人々に思い起こさせるため、
私たちを「魔女」と名付けたのです。
フリックルの日記

精霊竜族幽霊がほぼ同一の種族であるように、魔女は実質的に妖精と同じ種族です。 妖精が世界樹の実や花に例えられるのに対し、魔女は根や果実に例えられるいわゆる「植物型」人間。 地下で生まれれば魔女、地上で生まれれば妖精となります。

小説『The Trickcal』の描写はかつて地上では妖精魔女が共に生活し、昼に生まれる「翼を持つ」妖精と夜に生まれる「角を持つ」妖精に分かれていました。しかし性格の違いから争いが激化したため、ベリータは地下へ降り、地下都市ベリティエンを築いて自らを魔女と称したとされています。

本編では設定が一部更新され、ベリータが世界樹の異変に気づき、一部の妖精を伴って地下へ降り王国を築いた点は変わりません。しかし、魔女たちの外見や習性は当初からのものではなく、光の届かない地下生活が生態に影響を与え、現在の容姿や性格、食習慣が形成されたとされています。その後、ベリータ妖精と区別するため自らを「魔女」と呼ぶことにしました。

ただし、魔女の独特な外見や習性は当初からのものではありません。長い地下生活によって、光の届かない環境が彼女たちの生態に大きな影響を与えたのです。その結果として、濃い茶色の肌や額の一本角、縦長の瞳孔といった特徴が現れ、さらにトゲ状の蔓飾りをまとった装束が定着したといわれています。

魔女は生まれつき特別な教育や才能がなくとも魔法を扱え、世界樹と運命を共にする存在であるため、世界樹が生きている限り死を迎えません。しかし、世界樹エーダルがエルフィンランドで「死」の概念そのものを消滅させたにもかかわらず、魔女妖精とは異なり「死」という現象を正しく認識しています。また、魔法を学ぶ際には、平穏な日常を満喫する妖精が消極的であるのに対し、魔女は積極的に魔法を学び、使用します。そのため、物語内で魔法が原因となるトラブルの多くに魔女が深く関わっているのです。

社会および生活

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魔女たちの王国ベリティエンは、一切太陽の光が差し込まない地下都市です。
私たちは広場の中央に発光虫を使ったイルミネーションを灯し、
都市の明かりを賄っています。地下に位置する王国のため、
地上階に近い場所では根菜類などを栽培し、食糧として利用することが多いです。
広場の中央には多くの店が軒を連ね、賑やかな商店街を形成しています。
―ベリティエン案内解説書
世界樹の根元付近を調査していたところ、新たな種族を発見しました。
いわゆる「魔女」たちは、妖精王国(エルフィンランド)の深い地下層に住んでいます。
エルフィンランド全体の地図を描く際は、
妖精王国の下に魔女王国を配置すればよいでしょう。
魔女たちは妖精とは異なり理知的で、細かい点まで追及する性格を持ちます。
敵となれば手強く、味方になれば大きな利益をもたらしてくれるでしょう。
―世界樹根探知報告

現状だけを見て軽々しく振る舞い、何事も大したことではないと考える妖精たちとは真逆に、魔女たちは階級を何より重んじ、現在を顧みず未来のみを見据える傾向があります。

そのため、エーリアスの諸種族の中でも高い知能を有する者が多く、竜族のように自己研鑽に励む姿が目立ちます。特に、魔法をなんとなく使うだけで深く掘り下げようとしない妖精たちをしのぎ、魔女の魔法能力はより優れているように見えます。

野心と戦闘的な傾向

私はいつ頃見習い魔女を抜け出せるのだろうか。
魔女たちは皆、力も強く頭も良い。ポーションをがぶ飲みする魔女もいて、
みんな強くなりたくて必死に努力しているように見える。
私はポーションを買うお金もなく、頭も良くないから、
一生懸命ニンジンを揚げたり、店員のアルバイトをしたりしなければならない。
いつか私も正式な魔女になれるだろうか? 
なれないかもしれないと思うと、とても暗い気持ちになる。
レヴィの落書き

もう一つの性向といえば、頂点を狙う野心と戦闘的な傾向。ベリータが言うように、競争心と裏切りこそが魔女の本性だ。フリックルが「私は目的を達成する過程での非難なんて気にしない!」と言っているのを見ると、エルフ幽霊と同じくらい道徳観念が薄いのだろう。

ベリータも毎日のように魔女たちの奇襲を受けているが、「他人から見れば奇妙に見えるだろうが、それでも生来の本性を無理に抑えるわけにはいかないだろう」と、この性向を否定はしていない。

さらに魔女たちは、女王や補佐官といった職位だけでなく、「見習い魔女」と「正規魔女」という内部的な社会的階級にも分かれています。まるで現実の博士課程のように、自身の魔法を研究・開発し、魔法学会に論文を提出して承認を得なければ「正規魔女」にはなれません。

この仕組みのため、現実の博士課程で「指導教官のせいで卒業できない学生」のように、見習い魔女が雑用を一手に引き受けるという副作用も起きています。ただし、正規魔女になったとしても、さらに上位の「高位魔女」にならない限り、見習い時代よりわずかに立場が良くなる程度にとどまるようです。

しかし、魔女たちの種族がただ暗く重々しいだけの存在というわけではありません。トリッカルらしいドジでかわいらしい一面も多く見られます。

たとえば、ベリータは「人前ではクールを装っていても、実は妹のように甘いものに目がない」というギャップを持ち、フリックルは「綿密に計画を立てて行動するものの、必ずひとつだけ抜けを作ってしまい、思わず幼稚な面が顔をのぞかせる」性格です。

ベルベットは「大げさに見える言動の裏で、自分が妖精たちに“バカ”だと思われているのと大差ないことに気づいておらず、どこかズレた行動を取る」ことがあり、アヤは「“賢者”と呼ばれるだけあって実際に聡明ながらも、難解な言葉を使うことで賢く見せようとして周囲に誤解を招いてしまう」ことがあります。

食事文化

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魔女たちの食習慣は妖精とはまったく逆で、主食はジャガイモやサツマイモ、薬草、各種野菜などです。嗜好品にあたる飲料も、青汁や松葉茶といった健康志向のものを好んで飲みます。ここまでは一見普通ですが、一般的な種族が敬遠する虫などの奇食を躊躇なく摂取する点が大きな特徴です。

バランスのとれた食事や栄養管理を重視せず、砂糖に目がない妖精たちとはまさに対極にあります。表向きは甘味を好まないように見えますが、野菜に含まれる糖分は「おやつ」とみなされ、いちご好きの魔女ベルベットの場合、生の果物に含まれる果糖もおやつ扱いされるようです。

問題なのは、これが「健康のために意図的に苦いものだけを選んで食べる」という行動ではないということです。魔女という種族全体の味覚が、苦味や酸味を美食とし、甘味や脂っこい味をむしろ奇食とみなすという生来的特性を持っているため、結果として健康食を志向するに至っているのです。

その他

ほとんどすべての魔女使徒は衣装の露出度がかなり高く、アヤポーシャーレヴィに至ってはほとんど下着に近い格好です。比較的露出が控えめなベルベットフリックルでさえ、肌の露出面積は他種族の使徒と比べて明らかに多く、エルフィンマリーなど、ほぼ全身を覆うような装いの妖精たちとは対照的です。

また、白髪で肌の色が濃いキャラクターが多く、昼よりも夜を好む点や、性質の違いから由来種族と切り離されて別名で呼ばれる点など、キャラクター性はまるで他作品のダークエルフそのものです。同様に、妖精も見た目や性格をよく観察すれば、フェアリーというよりむしろ他作品のエルフに近い存在と言えるでしょう。そもそもこの世界のエルフは、人間に近い種族なのです。